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The Band / Cahoots ('71)

Cahoots

… となると、これも、きちんと記事にしなければ... ザ・バンド 『カフーツ』

『Stage Fright』('70)とともに、何故『Cahoots』を 1970年~1971年通過時点で取り上げなかったのかと問われれば、好きな曲はあるのに『The Band』('69)で感じた "自然さ" が足りなかったから... 人工的なサウンド作りのように感じられてしまったから... その辺りに戸惑いを感じながら、ついつい次へ次へと進んでしまったという訳なのです。

ですが、このアルバムには、ヴァン・モリソンとロビー・ロバートソン共作による、ヴァンとリチャード・マニュエルのデュエット曲「4% Pantomime」が収録されているので、ここでやらなきゃ何時やるんだ … みたいな勢いで、久しぶりで『Cahoots』を聴き込むことにしました。

その「4% Pantomime」では、「Oh, Richard」「Oh, Belfast Cowboy」(ヴァンは、北アイルランドのベルファスト生まれ)と互いを呼び合いながら、どうやら二人はポーカー・ゲームに興じているようです。エンディングでは、片手にウイスキーのボトルを持ち、もう一方の手で互いの肩をがっしり組んで La La La La La La ~♪ と、スキャットしている姿が目に浮かぶようです。

《The Last Walts》を見た感じでは、二人とも同じくらい(少し低め)の身長でしょうか。さぞかし微笑ましいレコーディング風景だったことでしょう。(Richard Manuel died on March 4, 1986 in Winter Park, Florida... R.I.P.)


1曲目「Life Is A Carnival」は、『Rock Of Ages』('72)のライヴ・ヴァージョンの方が体に馴染んでいる分、好きかな。お次は、ボブ・ディランの「傑作をかく時」か … ということで、早速...


【お気に入りの3曲】
★ ここからどこへ:Where Do We Go From Here?
巧みなリズム・チェンジを取り入れたミドル・テンポのナンバー。こういった曲を歌う時のリック・ダンコは本当に素晴らしい。弾力のあるベース・プレイも聴き物(Rick Danko died on December 10, 1999... R.I.P.)

★ The Moon Struck One
リード・ヴォーカルはリチャード。Julie と Little John の物語を切々と歌い上げている。レヴォン・ヘルムが「The Voice Of The Band は、リチャードさ」と言ったという、その気持ちが、今さらながらに良くわかる。ガース・ハドソンが弾くキーボードの音使り・音使いにも感心。

★ 火山:Volcano
威勢の良いホーン・セクションをバックに歌うはリック。胸をかきむしるようなリックのハイトーン・ヴォイスを活かした曲だ。また、リックのベースと、レヴォンのドラミングが抜群のグルーヴを生み出している。

そして、もう1曲...
☆ 傑作をかく時:When I Paint My Masterpiece
オリジナルは、ボブ・ディラン。『Bob Dylan's Greatest Hits Vol.Ⅱ』('71)に、レオン・ラッセル(p)、カール・レイドル(b)、ジム・ケルトナー(ds)(ドブロはおそらく、デビッド・ブロムバーグ)をバックに控えたテイクが収録されているので、興味のある方は必聴のこと。ザ・バンドは、アコーディオンとマンドリンの音色を加えて、牧歌的な雰囲気を醸し出している。リード・ヴォーカルは、レヴォン・ヘルム。実に味わい深い仕上がり。


■ member
Rick Danko (b,vo)
Levon Helm (ds,g,vo)
Garth Hudson (key,sax)
Richard Manuel (ds,key,vo)
Robbie Robertson (g,key,vo)

■ guests
Allen Toussaint (key)
Van Morrison (vo)

■ songs
All songs written by R.Danko, L.Helm, J.R.Robertson, except...
・ When I Paint My Masterpiece (Bob Dylan)
・ 4% Pantomime (J.R.Robertson / Van Morrison)

■ produce
The Band, except...
・ Life Is A Carnival by Allen Toussaint
・ 4% Pantomime by Van Morrison

■ 過去記事
Rock Of Ages ('72)

■ 過去のライヴ情報
【Ringo All-Starr Band 1989年】

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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[Songs To Remember Again]life#2

■Life Is A Carnival / The Band 71年に出た4枚目の「Cahoots」は不当な扱いを受けている1枚だけど、それも仕方ないか。この後には傑作の誉れ高いライヴの「Rock Of Ages」が控え、その前には1枚目、2枚目ほどではないものの佳作級の扱いを受けている「Stagefright」(余談

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燦然と輝く多のアルバムに比べれば、どうしても分が悪いアルバムですが、それほど悪くはないですよね。私も「4% Pantomime」が大好きです(ザ・バンドの中でも5本の指にはいるくらいですね)。「Life Is A Carnival」はライヴ・バージョンの方がいいですね。

異議なし!

「… となると、これも、きちんと記事にしなければ...」というoceanさんの書き出しに、このアルバムに対する思いが垣間見えて、思わずグッと来ました(笑)。いや、僕も正座して聴きたいアルバムですわ。本文中でピック・アップされている数曲も全く異議なしです。
このアルバムの「好き嫌い」は恐らく分かれると思うけれど、アルバムの完成度は文句なしでしょう。

やはり、その、ザ・バンドって

ボクには敷居が高いなあ、って思う理由のひとつみたいなアルバムです。わたしのような者には難解である。

B・デイランと一緒になってボクのR&R史に登場したザ・バンド。BigPinkもブラウン2ndもJ・サイモン色に染め抜かれており、Rock of Agesでも完璧な演奏に恐れおののいた。
で、これでしたか? わたしゃ、もうあかんと結論出したんですねえ。
ホントにMoondog Matineeが出なかったら、気取ったカナダ野郎だなあ…でおしまい。でした。

今だ新しい発見のある地下室とムーンドッグだけを長く
聞き続けてきたものの、良き理解者にはほど遠い。
恥ずかしいお話。ざます。

やっぱし 大好きや

Van Morrison ときたら やっぱしこれですよね。
Big pinkや 2枚目に比べたら 第一印象は1曲目以外は地味な感じだったけど
でも 聴けば聴くほどに耳に染みつく忘れられない音が 増えてくる というか そんなアルバムでした。
それにしても Life is a Carnivalのリズムはすごいよ。
FeatのDexie Chickenと同様 これが私のNew Orleansへの入り口だったかも・・。

どこかよそよそしい感じが

しますよね、《カフーツ》は。以前の記事で「キンキラした」と書かれていますが、ぼくも同感です。
しかし、ぼくが初めて「新譜」として買ったザ・バンドのアルバムなので、実はとても思い入れがあります。
とくに〈Life Is A Carnival〉を最初に聞いたときの衝撃は忘れられません。ぼくもmelonpanさんと同じく、この曲でアラン・トゥーサンという名前を意識するようになりました。

P5さん・kazgaddさん・デフレおじさん・melonpanさん・Kaorakさん

▼ P5 さん
>それほど悪くはない…
あらためて数十回聴き直したら、そう思いました。いずれ『Stage Fright』も、そうしてみようと思います♪

>「Life Is A Carnival」
ホーン・セクションの入り方について、ライヴの方が自然のような気がしています。ホーンの響きは、スタジオとライヴで極端に違ってきますからね。

▼ kazgadd さん
>正座して聴きたい…
家でも、電車の中でも正座して聴いてました … というのは冗談として、久しぶりに真正面から向き合って聴きいてみました。

当時としては … なのかもしれませんが、今となっては good なアルバムのうちの1枚です♪

▼ デフレおじさん
>難解
そう言う意味では、僕にとって『Music From Big Pink』がそうだったりします。ですが、いずれ克服したいな~ と思い続けております。

>Moondog Matinee
これは近々、取り上げようと思っています♪ ザ・バンドなアルバムだと思っています♪

▼ melonpan さん
>聴けば聴くほど…
あっはい。それに今になって気がつきました。遅すぎですね。でも気づいて良かった♪

>Life is a Carnivalのリズム
FeatのDexie Chickenと比べるあたりの感性が素晴らしいですね~。感心しました!

▼ Kaorak さん
>初めて「新譜」として買った…
というアルバムには、やはり思い入れは深くなるものですね。

>アラン・トゥーサンという名前を意識…
僕は、もう数年待って、ポール・マッカートニー『Venus And Mars』で意識し始めました。いずれにしても、重要人物の一人だと思います♪

傑作でない時

この3曲、渋い選ですねぇ。
どうしても頭2曲とヴァン参加曲ばかりに耳が行きがちですが、なかなかどうして、地味ながらにいい曲揃いですね。
最初の2枚の神々しさから一歩引いて、3枚目と今作はぐっと親しみやすいアルバムです。
傑作ばかりでは息苦しいですからね。

1曲目をDJでかけると盛り上がります(俺が)

参った

実はこのアルバム10代の頃からあまり聴いていなかったんですよ。
改めて聴いてみたら新譜みたい(笑)
新鮮な驚きが多々ありました。
Vanが参加しているのも発見しました。
1~3あたりはそうでもないが、4から引き込まれ11のピアノソロで我に帰りました。
コレは素晴らしい。
こんな扱いしているアルバムたくさんあるんだろうな。

kura_moさん・whiteさん

▼ kura_mo さん
>傑作でない時
素晴らしいタイトルを有り難うございます♪
傑作か、そうでないかは、一般的なものではなく、自分自身が決めるもの … であることを、改めて思い知らされました。

>1曲目…盛り上がります
そのお気持ち、わかります。「Life Is A Carnival」… そんな人生を送れたらな~♪

▼ white さん
>新譜みたい
そうなんです。僕にもそう感じられるアルバムが、さぞかし多いのだろうな … と思われます。
昔は気づかなかったことが、今になってわかる … 素敵じゃありませんか♪

TBしました

やっとカフーツについて書けました。
見てくださいね。
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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