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John Sebastian / The Four Of Us ('71)

The Four Of Us

戸惑いシリーズ 第2弾。ジョン・セバスチャン 『フォー・オブ・アス』

このアルバムの何に戸惑ったのかと言えば、冒頭の2曲「Well, Well, Well」「Black Snake Blues」や「Black Satin Kid」「Sweet Muse」における、ジョン・セバスチャンのロックンローラーぶり...。時にはシャウトしまくるセバスチャンには、あんぐり。

どこまでも優しく、ドリーミーなセバスチャンのイメージからはほど遠いその姿に、まず圧倒されてしまいます。

ですが、よくよく考えてみれば、前作『Real Live』では「Rooty Toot」「Blue Suede Shoes」などの R&R ナンバーを披露していたわけですし、セバスチャンのルーツを辿れば、その系統の音楽に突き当たることは十分予想されるのですが... 何しろ、このアルバムでは、ハードにロッキンするセバスチャンの歌声とサウンドが全体のほぼ半分を占めており、他のセバスチャン・アルバムとは全く異質の手触りを感じるのです。

それもセバスチャン、これもセバスチャンと理解しようと努力しつつ、やはり【お気に入りの3曲】は...

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ジャンル : 音楽

Kate Wolf / Close To You ('81)

Close To You

ケイト・ウルフ 『クロース・トゥ・ユー』

【90年代の25枚】の選考中、ナンシー・グリフィス『遠い声:Other Voices, Other Rooms』('93)を候補にしていましたが、ナンシーのことを調べてみると、彼女は1970年代の後半にデビューしていたベテラン・フォークシンガーであることがわかり、それを選ぶ条件として「1990年以降にアルバム・デビューしたソロ・アーティストやバンドだけに絞る」と宣言をした僕は、やむなく『遠い声』を選から外したのでありました。

ナンシーが影響を受け、敬愛し続けているという SSW 達の曲を歌った『遠い声』は、カントリー・ミュージックを独自のスタイルで昇華していったエミルー・ハリスのものとは異なり、生真面目なまでにフォークの伝統を貫いた真摯な作品でした。

ナンシーが取り上げた楽曲は … アーロ・ガスリーをゲストに迎えた、タウンズ・ヴァン・ザント作「Tecumseh Valley」。作者本人のボブ・ディランがハーモニカを吹いている「スペイン革のブーツ:Boots Of Spanish Leather」。これも本人がヴォーカルを取っている、ジョン・プラインの「Speed Of The Sound Of Lonliness」。楽しさ一杯のウッディ・ガスリー作「Do Re Mi」。ジャニス・イアンの「This Old Town」などなど … 僕が知った名前が並んでいたのも、ナンシーの『遠い声』を、僕の近い存在にしてくれた1つの要因でした。

そのアルバムでトップナンバーを飾っていたのが、今回ご紹介する、ケイト・ウルフの曲「Across The Great Divide」。エミルー・ハリスをゲスト・ヴォーカルに迎えた、その曲におけるナンシーの歌声は、山の頂上から中腹にかけて咲く可憐な山野草や、あちらこちらから湧き出す清涼感に溢れた清水の流れ。そしてマイナスイオンをたっぷり含んだ空気 … といったものを連想させるものでした。

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テーマ : 洋楽CDレビュー
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Al Stewart / Orange ('72)

Orange

アル・スチュワート 『オレンジ』

あちらこちらで同じようなことを書かせていただいてますので、またか … と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが... アル・スチュワート「Year Of The Cat」と、ジェリー・ラファティー「霧のベイカー街:Baker Street」の2曲は、僕の中では対になっていて、1970年代後半を鮮明に彩ってくれた曲として、そして、共にとても強いインパクトを受けた曲として深く記憶に残っているのです (奇しくも 2人ともスコットランド生まれ)
Al Stewart / Year Of The Cat ('76) Gerry Rafferty City To City ('78)

その辺りは、その時期が来たらまたお話しすることにして... 今回取り上げるのは、アル・スチュワートの4作目となる 『Orange』

これは『Year Of The Cat』を聴いた後、手にしたアルバムでしたが、1曲目の「You Don't Even Know Me」を初めて耳にした時、この人、音痴? … と思ってしまい、その後に続く曲にも馴染めず、すぐ手放してしまいました。

ところが数年前。中古ショップで久しぶりにこのジャケットを見て、やっぱりもう一回聴いておくか … と CD で買い直したら、なんと今度はイケたのです。

昔は駄目だったものが、今では良いと思う … そういうことは、しばしばあることでして、その逆もまた然り。年を重ねるにつれて、嗜好性が変わる場合もあるものなのですね。

『Orange』は、そんな中の1枚。

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Kenny Rankin / Like A Seed ('72)

Like A Seed

ケニー・ランキン 『ライク・ア・シード』

他のアーティストが作った曲を、独自のアレンジ・センスによって、まるで自分のオリジナル作品のように仕立て上げてしまうカヴァー名人として、まずはニルソン、そしてこのケニー・ランキンを思い浮かべます。二人は、特にビートルズのカヴァーを得意としていたり、二人とも素晴らしいシンガーであると同時に優れたソングライターであったりと、スタイルこそ違えど共通した才能を持っているのです。

そんなケニーの3作目となる『Like A Seed』は、ケニーがリリースしたアルバム中で唯一、デビュー・アルバム『Mind Dusters』('67)収録「Peaseful」のセルフ・リメイクを除けばカヴァーを1曲も含まず、ケニーとその奥様:イヴォンヌが書いたオリジナル曲だけで固められており、シンガー・ソングライター:ケニー・ランキンを前面に打ち出した内容になっています。
Kenny Rankin / Mind Dusters Georgie Fame / Going Home ('71)
(ジョージィ・フェイムによる soft groovy な「Peaseful」カヴァーも良かった)

ケニーの長男:クリス、長女:チャンドラ、次女:ジーナ・マリア、そして奥様のイヴォンヌと、ランキン・ファミリーによる微笑ましく可愛らしいハーモニーが peaceful な「Like A Seed」で幕を開けるこのアルバム。ジム・ホーンによる暖かみのある音色のフルートが全編に渡ってフィーチャーされ、それが peaceful 感をさらに増す効果を生み出しています。

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Peter Gallway / On The Bandstand - Premium Edition ('07)

On The Bandstand

ピーター・ゴールウェイ 『オン・ザ・バンドスタンド~プレミアム・エディション』

1978年に日本のみでリリースされたという『On The Bandstand』に、翌1979年、アメリカで『Tokyo To Kokomo』とタイトルが替わり発売された時に差し替えられた4曲... そして 1981年にリリースされたシングル両面2曲をボートラとして追加し紙ジャケ化された CD が、この4月に発売されました。

これは全てが初聴き。1970年代後半という時代背景を受けてか、やたらとスマートなサウンドになっているな … というのが第一印象。ですが、よくよく考えてみれば、ピーターが作り出す音楽は、もともと洗練されていましたものね。何も今さら驚くこともありません。

時代がやっとピーターに追いついてきただけのこと … と言い換えることができるのではないでしょうか。

また、フィフス・アヴェニュー・バンドの音楽が、山下達郎を初めとする一部の日本人アーティスト達に影響を与えた … という話は聞いたことがありますが、『Tokyo To Kokomo』収録曲の中には、ピーターが来日中に出会い、逆に刺激を受けたという細野晴臣に捧げた「Toropical Dandy (for Haruomi Hosono)」なんて曲もあり、日米のアーティスト同士による和やかな交流を知ることもできました。

当時の詳しい話は、長門芳郎さんによる【こちら】の記事をご覧ください。

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Peter Gallway / same ('72)

Peter Gallway

ピーター・ゴールウェイ 『ピーター・ゴールウェイ』

『The Fifth Avenue Band』('69)、『Ohio Knox』('70)を経てリリースされた、ピーター・ゴールウェイのソロ名義としては初のアルバムです。
The Fifth Avenue Band Ohio Knox

他の2枚に比べ、一部に物静かで SSW 的な感覚を受ける曲もありますが、メンバーを固定しバンド・サウンドにこだわりを見せているのは、僕にとっては好ましく感じるポイントの1つです。特に活躍しているのは、ポール・ハリスでしょうか。随所で聞かれるキーボードやピアノの柔らかい音色は、ピーターの歌声をそっと優しく包み込んでいるようです。

また、『The Fifth Avenue Band』収録曲「The Good Lady Of Tronto」の静寂感のある再演が。これや「My Sweetheart Was My Friend」を聴いていると、いやが上にもジョン・セバスチャンを思い出してしまいます。『Ohio Knox』では、ローラ・ニーロのことを歌った「North Country Laura」という曲がありましたが、カナダはトロントの good lady とは、誰を指して歌ったものでしたでしょうか?

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Dion / Sanctuary ('72) ・ Suite For Late Summer ('72)

Sanctuary / Suite For Late Summer

ディオン 『Sanctuary ('72) / Suite For Late Summer ('72)』 2 on 1 CD

ネットを通じてCD を買い始めたのは、いつ頃からだっただろう … 急には思い出せませんが、現在は Amazon の傘下に入った CDNOW を利用し始めたのがきっかけだったことは覚えています。

国内盤よりも安い輸入盤の価格にもひかれましたが、なんといっても CD のほとんど全曲を試聴できることに魅力を感じました。実際にショップに足を運べば、店内にある CD を片っ端から試聴してみたい … なんて真面目に思っていた僕にとって、ネット試聴は夢のようなシステムでした。

気になるアーティストやバンド名を入力し検索すると、パソコンの画面にずらりと映し出される CD の数々。こんなのも、あんなのも CD になっているのか … と、休みの前の晩から朝方まで、テレホーダイの時間帯を利用して試聴しまくり、気に入った CD を次々と Wishlist へと放り込む。当初はそんな日も少なくありませんでした。

そして、いよいよ購入すると「あなたへのおすすめ商品はこちらです」とか「お客様が選んだ商品を購入した他のお客様は、こちらの商品も同時にお買い求めになっています」といった、いかにもそそられる内容のメールが届く … これには参りました。見事に戦略にはまりました。見たことも聞いたこともないアーティスト達の新規開拓が、そこから始まっていったのです。

ディオンは、そんなことを繰り返しながら出会ったアーティストの中の一人です。

ニューヨークのブロンクス生まれ。仲間達と街角でドゥーワップを歌いながら喉を鍛え上げ、ベルモンツ(Belmonts)というヴォーカル・グループのリード・シンガーをつとめた … 程度の経歴しか知りませんが、ネットショップの試聴段階で、その弱ソウルフルかつ独特の節回しを持った歌声に心惹かれたまま、現在に至っています。

今回取り上げる CD は、ディオンがシンガー・ソングライター的な活動へと方向転換した時期の2枚のアルバム『Sanctuary』『Suite For Late Summer』を1枚の CD にパッケージしたもの … ということのほか詳細はわからず...。ディオンについて詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひフォローをお願いいたします。

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Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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