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井上陽水 / 陽水Ⅱ センチメンタル ('72)

センチメンタル

そして... 正真正銘、自分で初めて買ったLPが、井上陽水 『陽水Ⅱ センチメンタル』

『断絶』を聴き、「夢の中へ」で抱いていた陽水のイメージとのギャップに違和感を感じながら、次の一枚も陽水を選んだのは、その歌声の素晴らしさに魅了されてしまったからに他なりません。

それに加え、ここでは陽水が紡ぎ出す詞の世界に感嘆。『断絶』に見られた 多少の胡散臭さと説教臭さは一切無くなり、歌われているのは、陽水の目に映った何気ない光景や人のしぐさが中心。それがひとたび陽水の口から発せられると、目の前には様々な風景が、胸の内には感情がとめどなく湧いては シャボンのように消えていくのです。

  アリが死んでいる 角砂糖のそばで
  笑いたい気もする あたりまえすぎて
           「たいくつ」より

当たり前のように歌っているけれど、聴き手はそれ以上のことを想像してしまう...

陽水は、聴き手を自分の世界に引きずり込むタイプではなく、聴き手をちょっと突き放し、聴き手自身が描いた世界の中で自分の存在感を表すタイプなのかもしれません。

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テーマ : j-pop
ジャンル : 音楽

井上陽水 / 陽水生誕~アンドレ・カンドレから陽水へ ('75)

陽水生誕

『断絶』の頁で「目指せ! クラプトン全曲レビュー」の ジェイ加藤さんからコメントいただいた『陽水生誕』 … ありましたっ。

1969年。井上陽水(本名は"あきみ"と読む)は、芸名をアンドレ・カンドレとしデビュー。シングル第1弾「カンドレ・マンドレ/終わりがないのは」(編曲:小室等、演奏:六文銭)、2枚目「ビューティフル・ワンダフル・バーズ/闇のなかで」は、とも不発に終わり、陽水の作品に問題があるのでは? … と考えた関係者が、作詞・作曲を松山猛、加藤和彦に依頼した「花にさえ鳥にさえ/さあおぬぎ」を発表するも、結果は同じだったようです。

それにしても「カンドレ・マンドレ」の、カンドレ・マンドレ・サンタリ・ワンタリ アラホレ・ミロホレ 1234 ABCDEFG … というサビの歌詞は、デビュー曲としてはどうなんでしょう。本人は「Ob-La-Di, Ob-La-Da」をイメージしたのかもしれませんが、コミック・シンガーと間違われてしまったのではないでしょうか。

また、いずれの曲調も(特に陽水の自作は)、『断絶』の「断絶」に出てくる"お前のオヤジ"が歌う部分や、「もしも、明日が晴れたなら」を もっと柔らかくしたようなムード歌謡 … といった様子で、ほとんど見向きされなかったのも やむを得ない事実かと...

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テーマ : j-pop
ジャンル : 音楽

井上陽水 / 断絶 ('72)

断絶

井上陽水 『断絶』

初めて買ったシングル盤が、井上陽水「夢の中へ」。なんでそれを選んだのかは、もうはっきり思い出せませんが... それまで聴いていた演歌や歌謡曲とは全く異なる感覚と、探しものは何ですか? それより僕と踊りませんか? という気楽な問いかけが、僕に響いたのかもしれません。

フォーク・ギターも ほぼ同時期に買ったんだと思います。G-Em-C-D7 … だったかな? 指先を硬くしながら4つのコードをやっと覚えて、人前で初めてガシャガシャとギターをかき鳴らしたのが「夢の中へ」でした。

そして、初めて買ったLPが『断絶』。いや... 正確に言うと、何かの記念に欲しいものがあったら … という叔父さんの厚意に甘えちゃいました。その時の光景は良く覚えています。叔父さんと一緒にレコード店へ行き、これこれっ … と指を差し、買ってもらったレコードを大切に抱えて、そのまま叔父さんの家へ。早速、一緒に聴きました。

ワクワクしながらレコードをターンテーブルに置き、慎重に針を降ろす... 1曲目の「あこがれ」が始まると、何だお前... こんな暗いのが好きなのか … と叔父さん。続く「断絶」に入ると、頭をかしげる僕を尻目に、叔父さんは無言のまま そっと部屋を出て行きました。

一人になった僕は「もしも、明日が晴れたなら」を聴きながら、なんだか「夢の中へ」で抱いた陽水さんのイメージと違うな … と、ちょっとがっかりしつつ、リズミカルで明るめの「感謝知らずの女」で少しホッとしたのもつかの間。「小さな手」で再びどんよりとし、とどめは「人生が二度あれば」... その日はA面だけ聴いて止めました。

自分の家に帰っても しばらく聴く気が起きなかったのですが、歌詞カードにギターのコードが記載されていたので、覚えたてのギターの腕前を上げるため とにかくレパートリーを増やそう … と気を取り直し、レコードをかけながらガシャガシャやり始めたのです。

melonpanさんとの話じゃありませんが、せっかく買ってもらったんだからという気持ちもあり 繰り返し聴いているうちに、気分はすっかり陽水。気がつけば、深刻な顔をしながら「傘がない」を弾き語っていました。

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テーマ : j-pop
ジャンル : 音楽

遠藤賢司 / 満足できるかな ('71)

満足できるかな

猫... カレーライス... ミルクティー... 僕の大好きなものが題材になっている(酒を飲まない僕にとって「雪見酒」は無縁の世界ですが...)、遠藤賢司の 2nd アルバム 『満足できるかな』

「カレーライス」の一節

 僕は寝ころんでテレビを見てる
 誰かがお腹を切っちゃったって
 う~ん とっても痛いだろうにねえ
 はは~ん … カレーライス

は、井上陽水の「傘がない」

 都会では自殺する若者が増えている
 今朝来た新聞の片隅に書いていた
 だけども問題は今日の雨 … 傘がない

というくだりと良く似たニュアンスを感じます。

世の中で起きている出来事に興味はあるけれど、自分にとって今大切なことは「カレーライス」であったり「傘」であったり...

このアルバムがリリースされた1971年、「傘がない」が収録されている『断絶』の1972年といえば、僕は小学4~5年生。当時の僕にとっても、学校や遊びの帰り道に家から漂ってくる「カレーライス」の香りの方に数段興味がありました。

改めて考えてみると、今の僕も 昔とそう変わらない考え方をしているな... と反省してみたり、呆れてみたり。

当時、若者と呼ばれていた世代の方達は、これらの曲をどのように受け止めていたのでしょうか? (満足できるかな? … の答えは、I can't get no Satisfaction だったのでしょうか...)

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テーマ : 邦楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

はっぴいえんど / 風街ろまん ('71)

風街ろまん

はっぴいえんど 『風街ろまん』

音楽を聴き始めた頃、岡林信康や遠藤賢司のバックに はっぴいえんどのメンバーが名を連ねていることは知っていましたが、その後すぐ洋楽に夢中になってしまったので通り過ぎてしまったんです。

ところが 5,6年前でしょうか。TV かラジオから流れてきた日本語の曲に、たまらなくジェイムス・テイラーを感じたのが「風をあつめて」なんです。

飄々朴訥とした細野晴臣の歌声がとても好きなんです。

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テーマ : j-pop
ジャンル : 音楽

Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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