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Linda Lewis / Second Nature ('95)

Second Nature

リンダ・ルイス 『セカンド・ネイチャー』

これは、リンダ・ルイス『Lark』を取り上げる直前に、偶然好運にも中古ショップで入手することができた1枚。1983年に『A Tear And A Smile』リリース後、12年の間隔を経てリンダが発表した作品です。

その間、リンダは何も音楽活動をしていなかったわけではなく、他のアーティストのアルバムやツアーにゲスト参加しながら復活のタイミングを計っていたようで、ジャミロクワイが1993年にシングル・カットした「Too Young Too Die」(僕は未聴)あたりが、それを示す良い例だ … と、ライナーに記載があります。ジャミロクワイのファンの方がいらっしゃいましたら、その曲におけるリンダの歌声が、どんな役割を果たしていたのか … など、フォローしていただければ幸いです。

さて、この『Second Nature』のクレジットに目を移してみますと、リチャード・ベイリー(ds)、マックス・ミドルトン(key)、ロバート・アーワイ(g)と、第2期ジェフ・ベック・グループハミングバードと縁のあったアーティストの名前を見つけることができます。

リンダの 3rdアルバム『Fathoms Deep』('73)には、先のリチャード、マックス、ロバートの他、ボビー・テンチ(g)、クライヴ・チャーマン(b)が参加。これがきっかけとなり、ハミングバードを結成。リンダの 4th『愛の妖精』('75)には、『Fathoms Deep』の面子に加えて、ハミングバードの正式ギタリスト:バーニー・ホーランドも参加。そして、ハミングバードの 1st『Hummingbird』('75:未入手)では、リンダが1曲でリード・ヴォーカルを取る … という流れ。当時から、リンダとハミングバード周辺のミュージシャン達は、固い音楽の絆で結ばれていたようです。
Not A Little Girl Anymore

そんな旧友達と、ブラジルのセッション・ミュージシャン達に囲まれて制作された『Second Nature』は、『Lark』と『Fathoms Deep』を掛け合わせ、そこに 1990年代風 mellow groove サウンドとブラジリアン・テイストを付け加えたような内容になっています。

もちろん、リンダのレインボウ・ヴォイスは不変。

それらが渾然一体となって、僕の耳に体に、心地良く響いてくるのです。

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Linda Lewis / Lark ('72)

Lark

リンダ・ルイス 『ラーク』

僕の家の周りには、まだまだ広い畑や原っぱが残っているので、春先のぽかぽか陽気の日に辺りを散歩していると、雲雀(ひばり)の美しく澄んだ鳴き声を聞くことができます。耳を澄ましてその声がする方を目で追っていくと、雲雀が点にしか見えないほど空の高いところで、数匹が戯れながら上に下にと、せわしなく羽ばたいている姿を見ることができます。空を自由に舞いながら、絶え間なくさえずる彼らの姿を見ていると、なんだかちょっとだけ幸せになったような気がするのです。

さてさて。10才代の初めに、1964年に公開された映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』にエキストラとして出演したこともあるというリンダ・ルイスは、その後、音楽の道を歩むこととなり、この前年 1971年に『Say No More』でアルバム・デビュー(これは未聴)。今回取り上げる『Lark』は、リンダにとって2作目のアルバムとなります。

ギタリスト兼プロデューサーであるジム・クリーガン(後にリンダと結婚)は、ロッド・スチュワート『明日へのキック・オフ』('77)に、カーマイン・アピス(ds)らと共にバンド・メンバーの一員に加わった人物。ジムから声がかかったのでしょう。リンダは、ロッドの『スーパースターはブロンドがお好き』('78)にゲスト参加しているようです (その辺りから、ロッドを聴かなくなってしまいましたが...)
Rod Stewart / Foot Loose & Fancy Free Rod Stewart / Blondes Have More Fun ('78)

レコーディングはロンドンのアップル・スタジオで行われ、その際、ジョージ・ハリスンや、キャット・スティーヴンスが入れ替わりスタジオを訪れては「調子はどうだい?」などと、気軽に声をかけてくれた … と、リンダは語っています。

また、リンダのお祖父様は、ジャマイカからイギリスに渡った移民で、リンダ自身はロンドン生まれの移民3世。お祖父様の血を譲り受け、お母様からはビリー・ホリディを良く聴かされたということからか、リンダが奏でる音楽には、カリプソやジャズの薫りを感じ取ることができます。さらには、リンダ自身が影響を受けたと語っているアーティストとして、アレサ・フランクリンジョニ・ミッチェルといった名前が挙げられています。

いかがでしょう。だんだんイメージが湧いてきたでしょうか。そうなんです。リンダの音楽には、それらが絶妙にブレンドされた、何々のジャンルに属する … と簡単に一言では片付けられないユニークな独自性が備わっています。そして、リンダの歌声は、雲雀のさえずりを耳にした時と同じような気分にさせてくれる魅力に満ち溢れているのです。

アルバムタイトル『Lark』には、そんな意味が込められているのではないでしょうか。

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Cold Blood / First Taste Of Sin ('72)

First Taste Of Sin

コールド・ブラッド 『ファースト・テイスト・オブ・シン』

サンフランシスコのベイ・エリア一帯で活動していた、ホーン・セクションを擁する大型バンドとして、タワー・オブ・パワーと共に忘れてはならないのが、コールド・ブラッドとサンズ・オブ・チャンプリンの両バンド。それぞれのバンドのメンバー同士は、同様の音楽スタイルを築き上げているせいか、単に地元意識が強いのか... いずれにしても、とても親密な関係にあるようです。

1998年に再結成したサンズ・オブ・チャンプリンには、TOP 黄金期のトランペッター:ミック・ジレットがメンバーの一員となり、その後もサンズに居続けているようですし、同年リリースの TOP "ドック"クプカ presents による『Kick It Up A Step !』には、サンズのリーダー:ビル・チャンプリンが Strokeland Superband の一員としてゲスト参加。そして 2005年に発表された、コールド・ブラッド『Transfusion』(これは未聴)には、TOP から、デヴィッド・ガリバルディ(ds)、つい最近まで長きに渡って TOP を支えてきたギタリスト:ジェフ・タメリアー。そして、元 TOP のミック・ジレット(tp)、スキップ・メスカイト(2nd までのts奏者・驚いたことにプロデュースまでもつとめている)がゲスト参加 … と、互いのアルバムで交流を図っています。
The Sons Of Champlin / Live ('98) Doc Kuoka presents Strokeland Superband / Kick It Up A Step ! ('98) Cold Blood / Transfusion ('05)

サンズについては、いずれ取り上げることにして...

今回、取り上げるのはコールド・ブラッド。トランペット2本+テナー・サックス2本と、ホーン・セクションの編成は TOP とほぼ同様。ソウルをベースにしたファンキーなサウンドを聴かせる点も同様。

しかし、1点だけ異なるのが、シンガーというよりも、シャウターと呼ぶに相応しい女性リード・ヴォーカリスト:リディア・ペンスの存在 (付け加えると、メンバーの中にマイケル・ササキさんという日系人ギタリストがいる)。リディアのパワフルで激情的な歌声は、ホーン・セクションを向こうに回して一歩も譲らない度迫力。それは、身を焦がさんばかりに歌うリディアの姿を想像しているこちらの方が身震いしてしまうほどなのです。

もちろん、ホーン・セクションを含むメンバー全員が、スピード感に満ち溢れた高度な演奏能力を持っており、一度聴き始めたら息をつくまもなく、一気にラストまで聴き終えてしまいます。

プロデュースをつとめるのは、ダニー・ハサウェイ … という、ツカミも O.K.。

後は聴くべし。聴いて体を揺さぶるべし。

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Tower Of Power / Bump City ('72)

Bump City

タワー・オブ・パワー 『バンプ・シティ』

活動歴が長いミュージシャン・バンドほど、音楽スタイルが変わってしまったから... ヴォーカルだの誰だのが変わってしまったから... などという理由から、あの時期は大好きだけど、この時期は聴かなくなってしまった... 昔は大ファンだったけど、今は全く興味がない... といったファンの声を多く耳にします。実際、僕にもそんなアーティスト達がいることは事実。

しかし、タワー・オブ・パワーのファン達だけは別。昔からのファンは、バンド・メンバーが替わろうと何しようと新メンバーを暖かく受け入れながら、今でもずっとファンで居続け、最近ファンになった方達は、過去を遡ってさらに TOP を好きになる。さすがに、ロッコ(b)やデヴィッド・ガリバルディ(ds)が抜けた一時期は寂しい思いもしましたが、それでも声援を送り続ける。どんなときでも熱狂的に応援し続ける。それはまるで、勝とうが負けようが嬉々として甲子園球場に足を運び続ける、阪神ファンのそれと良く似ているような気さえしてします。

そうなる所以は、TOP 創始者であるエミリオ・カスティーヨの強烈なリーダー・シップと、バンドメンバーからエミリオへの厚い信頼だったり... エミリオとともに、ずっと TOP メンバーであり続けた "Funky Doctor" ことバリトン・サックス奏者のステファン"ドック"クプカとエミリオとの純粋で深い友情関係だったり。そして、ファンク・ミュージックを追求し続ける … という不変の音楽スタイル。これは決定的。
Doc & Emillio
TOP ファンは、そんな彼らの姿や音楽を見聴きしながら、バンドに対する愛情をさらに深めていくのです。(ライブを見に行けば(日本の【Official FUNKlub Web Site】でも) その様子が伝わってくるはず)

バンドも素晴らしいが、ファンも素晴らしい。TOP に出逢えたことは、僕の人生の中でもハイライトの1つ。そして、僕もファンの1人であることを誇りにさえ思っているのです。

さて、この『Bump City』は TOP にとって2作目となるアルバム。1st では 1曲だけ歌っていたリック・スティーヴンスがリード・ヴォーカルの座につき、1st ではゲスト扱いだったミック・ジレット(tp)が正式メンバーとなりホーン隊に加わるなど、多少のメンバー・チェンジが行われています。この次作あたりから TOP の快進撃が始まるわけですが、リックのどす黒い歌声は TOP サウンドに良くマッチしていたと思いますし、しかも、ここには今でもライヴで良く演奏される定番曲が収録されていることから、僕にとっては忘れがたいアルバムとなっております。

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Herats Of Stone / Stop The World - we wanna get on... ('70)

Stop The World - We Wanna Get On...

ハーツ・オブ・ストーン 『ストップ・ザ・ワールド』

数年前に、横浜馬車道にある DU さんで物色中に、店内 BGM として流れていたのがこの CD でした。

初めは、テンプテーションズを、"柔らかめ・少なめ・薄め" にしたようなサウンドだな … と聞き流しつつ、掘り出し物を探す手は休めずにいましたが、そのうち、トニー・ジョー・ホワイト「Rainy Night In Georgia」のカヴァーが聞えてくるは、終いには、スライの「Thank You」、ホリーズ「兄弟の誓い」、ブラッド・スウェット&ティアーズ「You've Made Me So Very Happy」カヴァーの3連打。これには堪らず、つかつかとレジカウンターへと歩み寄り、店員さんに「今、かかっている CD くださいっ」と、ジャケットも何も見ぬまま、半ば興奮してお買い上げ。

少し落ち着きを取り戻した帰り道のすがら、電車の中でライナーに目を通すと、Motown 傘下の V.I.P. というレーベルから発売されたアルバムで、何枚もプレスされなかったらしいことがわかりました。言わば、お好きな方にとっては隠れた名盤だったのでしょう。世界初 CD 化 … と謳われていました。

そんなこともつゆ知らず、冒頭に申し上げた、テンプスの"柔らかめ・少なめ・薄め"サウンド(もし、この表現がわかりづらいようでしたら、ご免なさい...)が痛く気に入り、ヘビロテの1枚となったのでありました。

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Aretha Franklin / Aretha Live At Fillmore West ('71)

Live At Fillmore West

アレサ・フランクリン 『アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト』

ダニー・ハサウェイ『Live』にしろ、B.B.キング『Live At The Regal』にしろ、ブラック・ミュージックのライヴ盤を聴いていると、演奏家達の熱演はもちろんのこと、観衆の敏感な反応、熱狂した歓声のもの凄さの方に驚いてしまうことが多々ありますが、このアルバムも、そんな1枚。
Donny Hathaway / Live B.B.King / Live At The Regal

これは、ロックの殿堂であるフィルモア・ウェストが会場で、観衆の多くは白人だったであろうに、この盛り上がり方は尋常ではありません。これが、女王と呼ばれる所以でしょうか。曲のタイトルじゃありませんが、観衆のアレサに対する Respect ぶりが、良く伝わってきます。

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Bill Withers / Just As I Am ('71)

Just As I Am

ビル・ウィザースのデビュー・アルバム 『ジャスト・アズ・アイ・アム』

最近、某車会社のTVCMに、ビルの「Use Me」が使われていましたね。あの印象的なグラビの音色とリフに、びびっと来た方も多いのではないでしょうか。

ビル・ウィザースと言えば、そのシンガー・ソングライター的なアプローチから、他の Soul/R&B 系アーティスト達とは一線を画する人物だと思っていたのですが、ここでも、フレッド・ニールの「うわさの男:Everybody's Talkin'」を取り上げたり、ブッカー・T・ジョーンズ、ドナルド・ダック・ダン、アル・ジャクソンといった、スタックスのリズム・セクションとは別に、スティーヴン・スティルス、クリス・エスリッジ、ジム・ケルトナーと、ロック・ポップスのフィールドで活躍していたミュージシャン達をゲストに迎え入れたのは、その表れかな …。そしてそれは、ウィルソン・ピケットやアレサ・フランクリンのバックで、デュアン・オールマンがギターを弾いていたのとは、ちょっとまた事情が違うよな … そんな気がしています。

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Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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