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Richie Furay / The Heartbeat Of Love ('07)

The Heartbeat Of Love

【スティーヴン・ビショップの新譜】に続いて、嬉しい便りが届きました。

リッチー・フューレイの New CD 『ザ・ハート・オブ・ラヴ』 がリリースされたのです。

これは昨年【リッチーの official site】 only で発売されていたよう(それは露知らず)でしたが、今年に入り大手ネット・ショップでも購入できるようになり、即 get。

結論から申し上げますと、近年では、1997年に『In My Father's House』。2005年には、ジム・メッシーナ、ラスティ・ヤング、ポール・コットンらの旧友を迎えて制作された『I Am Sure』とリリースしてきたリッチーですが、この『The Heartbeat Of Love』は、それらを遙かに超えてしまい、僕の大大大好きな『I Still Have A Dream』('79)と肩を並べる作品になった … と、ここはもう、はっきり言い切ってしまいましょう。
In My Father's House I Am Sure I Still Have A Dream

ニール・ヤングとケニー・ロギンズという、意表を衝く 2人組をゲスト・ヴォーカルに迎えた「Kind Woman」。ジェシ・フューレイ・リンチ(名前からしてリッチーの娘さんでしょうか?)とのハーモニーも微笑ましい「Let's Dance Tonight」など、バッファローやポコ時代の曲の再演には、とても懐かし嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりますが、それ以上に、その他新曲の出来映えが素晴らしく良いっ。そして、リッチーの声に伸びとハリが戻っているっ … 以上の2点を持って、先のように言い切ってしまったわけです。

そして、リッチーをそのように奮い立たせたのは、リッチーの友人だという Peter Van Leeuwen なる人物の存在が大きな要因だったようです。
Poco / Keeping The Legend Alive
ライナーによれば、2004年にナッシュビルで行われたポコのライヴ『Keeping The Legend Alive』にゲスト参加したリッチーが、そこで「Let's Dance Tonight」のリハーサルを終えたとき、「これは、僕が大好きな曲の1つだよ」とリッチーに声をかけたのが Peter Van Leeuwen。「「Let's Dance Tonight」を別の手段でレコーディングする機会を持てたら良いな」と答えたリッチーに、その願いを実現させるための動機付けと手助けを与えたのが Peter Van Leeuwen だった … ということのようです。

良き友の力を得たリッチーのもとには、さらに旧友達が集まること、集まること。ラスティ・ヤング、ティモシー・シュミット、ポール・コットン … といったポコ勢の他、スティヴン・スティルス、ニール・ヤング … のバッファロー・スプリングフィールド勢。そして、リッチーを慕って来たのか、ケニー・ロギンズ、アル・パーキンス、ダン・ダッグモア...

彼らの厚い友情を無にせず、このアルバムを素晴らしい内容に仕上げたリッチーの力量は、まだまだ衰えていない... 未だ健在! … それを証明したリッチー渾身の会心・快心作です。

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Graham Nash, David Crosby / same ('72)

Graham Nash / David Crosby

『グラハム・ナッシュ=デイヴィッド・クロスビー』

クロスビー・スティルス・ナッシュ(&ヤング)はスーパー・バンド … なぞと呼ばれていましたが、本当の意味でスーパーだったのは、バッファロー・スプリングフィールドでソング・ライティングや演奏面で抜群の力を見せ、バンドの双璧を担ったスティルスとヤングだけ。

クロスビーが在籍していた時期のバーズはジーン・クラークやロジャー・マッギンが、ナッシュが居たホリーズはアラン・クラークがバンドの中心 … というのが一般的な見方で、クロスビーは自作の「Triad」を『名うてのバード兄弟』('68)に収録することを他のメンバーに拒まれた... オリジナリティーを発揮していたいと常々思っていたナッシュは、全曲がボブ・ディランのカバーという『Hollies Sing Dylan』('69)をレコーディングすることに反対して... という、それぞれがバンドを脱退することになったきっかけを知るにつけ、確かに両バンドはスーパーな位置づけにあったのでしょうが、そこでクロスビーとナッシュがスーパーな扱われ方をしていたのかどうかは疑問が残るところです。

そんな過去の経緯は別にして... 見た目とは裏腹に繊細で、目元に深い愛をたたえたクロスビー。優しげな歌声ながら、社会にも自分に対しても厳しい目を持ったナッシュ。正反対の印象を受ける2人の歌声から紡ぎ出されるハーモニーが、僕は大好き。それこそまさにスーパー。

初めは個の集まりだったCSN(Y)が何とかバンドの体を為したのは、今さら力説するまでもなく、義兄弟のような2人がいたからこそだったと思うのです。

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Little Feat / Sailin' Shoes ('72)

Sailin' Shoes

リトル・フィート 2nd 『セイリン・シューズ』

デュエイン・オールマンが skydog なら、ローウェル・ジョージは skypig か … なんて、口の悪い友人達は言っていましたが...

デュエインのスライド・プレイが、高速フレーズをきめながらもキチッと音程が取れているという驚愕のボトル・ネック捌きであるのに対して、ローウェルのそれは、ゆらゆらと不安定に揺れる微妙な音程とリズム感を持ったフレーズが特徴と言えるでしょう。

それは ローウェルが19歳の時、日本人の尺八の先生に師事し日本音楽を学んだり、ラヴィ・シャンカールからシタールとインド音楽を教えてもらたことによって、五線紙に音符をしるすことのできない音に魅せられた経験に基づくものだとか。

これはGW 中に行った美術館で見た評の受け売りですが … 古く 西洋には、この音はC... この色はBlue... などと、音や色の存在をはっきりさせるという概念があった(絵画の世界では、事実をありのままに描写する写実的技法が主流だった)そうです。画家のゴッホは、自由な発想の図柄やぼかしを入れたあいまいな色使いを特徴とする日本の浮世絵に大きな影響を受け、油絵で浮世絵を模写しながら、それを自分の作風に取り入れた … と解説されていました。

ローウェルとゴッホか … などと、絵のことは全くわからないくせに、意外なところで共通点を見つけて一人で面白がっています。

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The Doobie Brothers / Toulouse Street ('72)

Toulouse Street

このアルバム録音中に、ベースがデイヴ・ショグレンからタイラン・ポーターへとチェンジ。新たにドラムスのマイケル・ホザックが加入し、オールマン・ブラザーズ・バンドと同じ ツイン・ギター、ツイン・ドラムスというバンド形態になったドゥービー・ブラザーズの 2nd 『トゥールーズ・ストリート』UDO MUSIC FESTIVAL 2006 への出演も決まりましたね)

メンバーの中に兄弟・姉妹が一組も無いのに、ブラザーズ、シスターズを名乗るバンドって、ドゥービーとフライング・ブリトゥ・ブラザーズの他にありましたっけ...?

ドゥービー・ブラザースの由来は、ご存じの通り "マリファナ兄弟" ですが、音楽的な兄弟分の集合体 … という印象を強く受けます。

1982年に行われた『フェアウェル・ツアー』では、その時点でメンバーから外れていた、トム・ジョンストン、タイラン・ポーター、マイケル・ホサック、ジョン・ハートマンもステージに上がるという、さながらドゥービーOB会といった微笑ましい光景を見ることができました。

また、このアルバムと同じメンバーによる再結成ドゥービーの第1弾『Cycles』('89)では、マイケル・マクドナルドや、キース・ヌードセンが楽曲を提供。さらには、DVD にもなっている 1996年に行われた『The Wildlife Concert』には、マクドナルドがゲスト出演し「Minute By Minute」「What A Fool Believes」の2曲を歌う … と、長いバンド活動の間、多少の軋轢はあったのでしょうが、それを感じさせないほど 良い関係を保ち続けているようです。
The Wildlife Concert - back

一度メンバーになったなら、現在も過去も関係ないさ。俺たちはみんな仲間だぜ … といった雰囲気は、タワー・オブ・パワー、ポコ、そしてこのドゥービーに共通している部分。音楽はビジネスではなくフレンドシップバンドだ … と考えているようにも思われることが羨ましく、バンドとしての結束力を強く感じる彼らのことが大好きなのです。

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Stephen Stills / Manassas ('72)

Manassas

スティブン・スティルスがソロ活動を経て結成したバンド:マナサスのアルバム 『マナサス』

ただし、この時点ではスティルスのソロ名義となっており、次作『Down The Road』で、このアルバム・タイトル "マナサス" を そのままバンド名としています。
Down the Road
マナサスは けっしてスティルスのワン・マン・バンドではなく、あくまでスティルスをメインに据えた共同体である … ということを世に示したかったのでしょう。ジャケットにずらりと並んだメンバーの姿、名前を見れば一目瞭然です。

バーズ~フライング・ブリトウ・ブラザーズ(FBB)で縁の下の力持ちを演じてきたクリス・ヒルマン。スヌーキー・ピート脱退後の FBB に加入し、その力を乞われて呼ばれたスティール・ギター奏者のアル・パーキンス。CSNY やスティルスのソロ作品に参加し、弾力のあるベース・プレイを聴かせてくれたカルヴィン・サミュエルス。CSNY、ジョン・セバスチャンオハイオ・ノックスと東西を股にかけ活動していた、ラス・カンケル以前の元祖セッション・ドラマー:ダラス・テイラー。やはり、ジョン・セバスチャン、オハイオ・ノックスのアルバムに参加し、スティルスとは 2nd ソロ『Stephen Stills 2』('71)からの付き合いであるポール・ハリス … と、名うてのミュージシャン達が集結。
Stephen Stills 2

同類のようで微妙にスタンスを異としてきたメンバー達が、それまでに得意としてきた音楽性を十二分に発揮し合い、それらが充分にミックスされたことにより生み出されたサウンドは まさに百花繚乱。

バッファロー・スプリングフィールドに始まり、アル・クーパーとの『Super Session』('68)、CSN&Y1st ソロではジミヘンやクラプトンとのセッションと、どちらかと言えば偶発的なものを志向してきたスティルスが、バンド・メンバーとの協調性によって得られる結果を求めた成果が、この『Manassas』に表れています。
Buffalo Springfield Again ('67) Al Kooper / Mike Bloomfield / Stephen Stills / Super Session

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Poco / A Good Feelin' To Know ('72)

A Good Feelin' To Know

ポコの 5th アルバム 『グッド・フィーリン』

デビュー当時は "カントリー・ロックの貴公子" などと呼ばれていたポコですが、1曲目「And Settlin' Down」のイントロで、リッチー・フューレイの口から発せられる boogie という言葉が象徴しているように、このアルバムではカントリー風味が薄まり、ロック色が強まるサウンドの変化が見られます。

ディストーションの利いたポール・コットンのギター・ワークが前に出てきた分、ラスティ・ヤングのスティール・ギターが控えめに聞こえるのが その要因かもしれません。

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Loggins & Messina / same ('72)

Loggins & Messina

1972年に突入... 1枚目は やはり 『ロギンズ&メッシーナ』 で。

シングル・カットされた「ママはダンスを踊らない」が全米4位、「Thinking Of You」は18位にランク・イン。その勢いをかってアルバム自体も16位まで上り、2人を一気にスターダムへとのし上げることとなった 2nd アルバムです。

2人というよりも、ロギンス&メッシーナの場合は 2人をメインに据えたバンド … という印象を強く受けます。バッファロー・スプリングフィールド~ポコと渡り歩いてきたジムが、そこでバンドが作り出す創造性を体験したから L&M でもバンド・サウンドを強く意識していたのではないか … などと想像しています。

メンバーには1st アルバムから引き続き、後にプロデューサーとして名を馳せることとなるキーボードのマイケル・オマーシャン。ぶっとく弾力のあるベース・ランニングが持ち味のラリー・シムズ。ケニーが「プー横町の家」等の楽曲を提供したニッティ・グリッティ・ダート・バンドのドラマーだったメレル・ブレガンテ。ライ・クーダー、ジェイムス・テイラーなど数多くのアルバムに参加している売れっ子パーカッショニストのミルト・ホランド。ポコや再結成イーグルスにも参加していたマルチな管楽器奏者でありフィドラーのアル・ガース。そして、やはりマルチ管楽器奏者のジョン・クラーク 。

マイケル・オマーシャン以外のメンバーは 1976年の解散まで L&M を支えています。

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Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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