スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Cream 【DVD】 Classic Albums:Disraeli Gears

Classic Albums:Disraeli Gears

音楽三昧だった今日の締め括りは 【DVD】 クラシック・アルバムス / カラフル・クリーム

DVDは、クリームの演奏風景やプライベート映像などを挟みながら、クリームのメンバー他、ピート・ブラウン、ジョン・メイオール、マンフレッド・マン、アトランティック・レコードの創始者:アーメット・アーティガンたちが、バンド結成当時の思い出を語るシーンでスタート。

『カラフル・クリーム』の1stセッションで録音した「Lawdy Mama」が、どのようにして「Strange Brew」へと変わっていったのかという話から本論へと入り 「Swlabr」~「Outside Woman Blues」~「Dance The Night Away」~「We're Going Wrong」~アルバム・ジャケットについて~「Tales Of Ulysses」~「Take It Back」~「Sunshine Of Your Love」の順で、その曲、歌詞、サウンド、影響といった視点で解説されていきます。

続きを読む

スポンサーサイト

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

J.J.Cale / Naturally ('71)

Naturally

エリック・クラプトン「After Midnight」経由で知ったJ.J.ケイルの1stアルバム 『ナチュラリー』

マーク・ベノと同様、初めの印象は良くありませんでした。なよなよしたベノ... もそもそしたケイル... しゃきっとせいっ … と気合いを入れたくなる歌声がどうも...

boogie 調の「Call Me The Breeze」はまだしも、誰か医者を呼んでくれないか。俺は病気なんだ... と歌われる「Call The Doctor」を聞いていると、こっちの方が具合悪くなりそうで...

しかし、クラプトンが敬愛する人のレコードをそう簡単に手放すこともできず、ちょっと聞いた後、ラックで温めていました。トニー・ジョー・ホワイトを知った頃、ほんとうに久しぶりで聴いたら不思議と体が反応したのです。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Tony Joe White / The Train I'm On ('72)

The Train I'm On

トニー・ジョー・ホワイト 『ザ・トレイン・アイム・オン』

前回、トニー・ジョー・ホワイト云々と偉そうなことを書きましたが、トニー・ジョーを初めて聴いたのは「名盤探検隊」シリーズで CD 化された1998年のこと。

このアルバムの「Take Time To Love」をトニー・ジョーと共作しているドニー・フリッツ『Prone To Lean』('74)も含めて、素晴らしいアルバムと出会うことができました。

トニー・ジョーの名前を耳にしたのは、ロリー・ギャラガーが『Irish Tour '74』で「トニー・ジョー・ホワイトの曲だ」と紹介しいた「As The Crow Flies」が初めてだったと記憶しています。ロリーお得意のドブロを使ったスライド・プレイが魅力のナンバーでした (オリジナルはこのアルバムに収録)

その次がエリック・クラプトン。確か『From The Cradle』('94)リリース後でしたか... その頃のインタビューで「次はどんなアルバムを作りたい?」という質問にクラプトンは「トニー・ジョー・ホワイトのようなサウンドを目指したい」と答えていました。

そんなことを思い出しながら、トニー・ジョーのこのアルバムと、近年のクラプトン・アルバムを聴き比べていたら... 何となくこれかな?と思ったのが『Reptile』('01)の「Broken Down」「Second Nature」。アコースティックなサウンドを基調とした soulful なナンバーには良く似た感触があります。

クラプトンが 1999年に Pilgrim Tour で来日した時のインタビューでは「Primitive Neo Soul Singer with Guitar Accompaniment … ギター伴奏付き原始的ネオソウル・シンガー」と自分を表現していたのも、もしかするとトニー・ジョーのようなタイプのミュージシャンをイメージしていたのかもしれません。

海の向こうでトニー・ジョーの知名度がどの程度なのかは知りませんが、最近聴いた クリスティン・パーフェクトの1stソロ でも トニー・ジョー作品を見かけたり... ロリーにしろ、クラプトンにしろ、イギリス人である彼らが日本ではあまり一般的ではないトニー・ジョーの曲を取り上げたり名前を口に出すとは... その感度の高さに感心します。

もっとも、J.J.ケイルの曲をカバーしたり、マーク・ベノと共演したこともあるクラプトンにとって、トニー・ジョーは知るべくして知った存在だったのかもしれませんね。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Bill Withers / Still Bill ('72)

Still Bill

片田舎で育った僕には、いまだ「クリスタルの恋人達」って、いったいどんな人達だったのかがさっぱりわかりませんが、「Just The Two Of Us」のグローヴァー・ワシントン・Jr.が吹く流麗で華やかなサックスの音色と比べて、どこかしら醒めた表情を見せるビル・ウィザースの歌声 … このうつろな感覚にクリスタルなるものを感じました。

その後、手にした ビルの『スティル・ビル』 … これには原始的な響きさえ感じ、クリスタルとのあまりのギャップに驚いてしまったのです。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

The Isleys / Brother, Brother, Brother ('72)

Brother, Brother, Brother

アイズレー・ブラザーズ 『ブラザー・ブラザー・ブラザー』

アイズレーズの存在を知ったのは、アヴェレイジ・ホワイト・バンド(AWB)「Work To Do」がきっかけ。ビートルズ「Twist & Shout」のオリジナルもアイズレーズだったことも、その頃 再認識した記憶があります。

始めに手にしたアルバムは、この前作『Givin' It Back』('71)。ジェイムス・テイラー「Fire And Rain」、ボブ・ディラン「Lay Lady Lay」、スティヴン・スティルス「Love The One You're With」「Nothing To Do But Today」と、当時を代表する SSW の楽曲カバーがずらりと並べられていたので取っつきやすかったのですが、それを聴いてみると、その頃 僕が苦手としていた"ぬめっ"とした感触が残り、ちょっと敬遠。

ただし、ニール・ヤング「Ohio」とジミヘン「Machine Gun」というメッセージ色の強い曲を繋ぎ合わせて1曲にしてしまったアレンジ能力には唸らせるものがありましたし、ダニー・ハサウェイ『ライヴ』のところでも書いたように、このあたりでは音楽のジャンルだけではなく人種間のクロスオーバー現象も垣間見ることができ面白いな … と思ったのです。

1枚聴いて体に合わないと たいていそれっきりになってしまうのですが、上のようなこともあり 次はどうだろ … と、このアルバムを眺めたところ「Work To Do」のオリジナルとともに、キャロル・キング作品が3曲も収録されていたので聴いてみることに... これがズバリでした。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Aretha Franklin / Amazing Grace - The Complete Recording ('99)

Amazing Grace

アレサ・フランクリンを初めて聴いたのは『Lady Soul』('68)。ジェフ・ベックが大絶賛したという「Good To Me As I Am To You」でのエリック・クラプトンが弾くギター・プレイを聴きたかったから … というのがきっかけでした。

Lady Soul
Lady Soul


ジェフからスティーヴィー・ワンダーの素晴らしさを知ったように、クラプトンからアレサを... と、ロックを手がかりにしてソウル系のアルバムを聴き始めていったのです。

クラプトンの1968年というと『クリームの素晴らしき世界』、そして ビートルズ「While My Guitar Gently Weeps」への参加がありました。

ビートルズの方は みなさんもご存じの通り。なるほどの繋がりでしたが、アレサの曲への参加は 当初さっぱり理由がわかりませんでした。しかしそれも、今思えばなるほどのトム・ダウド繋がりだったのですね。

さて、肝心のクラプトンは... ジェフが絶賛した … という謳い文句を鵜呑みにして聞くと、ほんとかいな … という演奏。確かに、控えめながら bluesy でセンスの良いオブリガードを入れているので、クラプトンのファンだったら聴いて損はありませんが...

でも、がっかりすることはありません。アレサがいます。それよりも何よりも、アレサなんです。

メロディーを崩して歌いながらも、けっして音程が乱れない安定した歌唱力... バックの演奏を自ら引っ張る抜群のリズム感... 圧倒されました。

ロッド・スチュワートとジェフによる「Peple Get Ready」(この曲をきっかけにカーティス・メイフィールドを知ったり...)、キャロル・キング「A Natural Woman」、ヤング・ラスカルズ「Groovin'」といった馴染み深い曲が歌われていたこともあり、みるみるアレサの虜に。

数枚 聴き進めた後、出会った 『アメイジング・グレイス』 (オリジナルは1972年。写真は1999年に発売された完全版と表される2枚組CD) … 度肝を抜かれました。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

【Event】 The Silver Crickets ~Lost & Found~

23日(日) UPLINK X にて行われた、The Silver Crickets のお二人:天辰保文さんと北中正和さんによる ROCK 談義 ~ Lost & Found ~ を聞きに行ってきました。

ちなみに The Silver Crickets とは … ビートルズの前身:シルヴァー・ビートルズと、バディ・ホリーのバックバンド名:クリケッツをかけあわせたもの … なのだそうです。

今回のテーマは、同会場にて上映中の「いとしのレイラをミックスした男」にちなんで、トム・ダウドが関わったアーティストについて。

お二人がセレクトした曲・映像は下記の通りでした。

続きを読む

テーマ : LIVE、イベント
ジャンル : 音楽

Stevie Wonder / Talking Book ('72)

Talking Book

スティーヴィー・ワンダー 『トーキング・ブック』

スティーヴィーの曲を初めて聴いたのは「You Are The Sunshine Of My Life」だったと記憶しています。正直 今ひとつ馴染めませんでした。

しばらくして BBA アルバム('73) に入っている「迷信」がスティーヴィーの曲だと知り このアルバムを入手。それでもやはり「迷信」以外の曲にはピンときませんでした。

改めてアルバムを聴き直すきっかけとなったのが、アート・ガーファンクルが『愛への旅立ち』('75)でカバーしていた「I Believe」。何処かで聞いたことがある曲だな … と思い作者名を確認したところ、そこにはスティーヴィーの名前が...

ジェフ・ベックとアート・ガーファンクルという、絶対に相まみえないであろう2人がカバーしている曲の作者 … というだけで、僕の中でスティーヴィーという存在が大きくクローズ・アップ。

あわててこのアルバムを聴いたときに やっと「迷信」「I Believe」以外にも、「You And I」「Blame It On The Sun」の美しさに深く感動し、「You've Got It Bad Girl」あたりの斬新なサウンド・クリエイトに感心したという、ちょっと遠回りしながらも思い出に残る1枚です。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

The Rascals / The Island Of Real ('72)

The Island Of Real

こちらは明日... 残念ながら曇り空のようですが、時が過ぎるのがあまりにも惜しい 日曜日の午後... みなさんは どう過ごされる予定でしょうか。

僕は、先日「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」を見た UPLINK X で、音楽評論家の天辰保文さんと北中正和さんが、トム・ダウドが関わったミュージシャンの音源を紹介しながら Rock 談義を繰り広げる … というイベントが行われるようなので、会場に足を運んで Groovin' してこようと思っています (そう言えば... それのエンジニアはトム・ダウドでした)

デビューした時の ヤング・ラスカルズ から ヤングを外した ラスカルズのラスト・アルバム 『アイランド・オブ・リアル』

ヤング・ラスカルズ時代のメンバーからは、フェリックス・キャバリエとディノ・ダネリだけが残ったラスカルズには、準メンバーとしてバジー・フェイトンと、後にクルセイダーズのメンバーとなるロバート・ポップウェルが加わり、その他 ジーン・ディンウィディ(ポール・バターフィールド・ブルース・バンド~フル・ムーン)、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドのホーン・セクションをつとめていたスティーヴ・マダイオ、デイヴィッド・サンボーンが参加したこのアルバム。

ラスカルズがもともと得意としていたポップなソウル・フィーリングはもとより、ファンク、ジャズ、ロックなど 様々な形態を織り交ぜた曲が散りばめられており、セクション、ジャズ・クルセイダーズ、フル・ムーンと同様、既成の音楽に飽きたらずに最先端のサウンドを生み出そうとする情熱を感じます。

しかし どんなサウンドに変わっても、キャバリエの peaceful な歌声だけは不変。「Lucky Day」「Island Of Real」といった、キャバリエ節を聴いていると、自然に頬もゆるんでくるのです。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Full Moon / same ('72)

Full Moon

同時期に発売されたクルセイダーズの『1』に「Full Moon」という曲があるのは 何かの縁か... フル・ムーンの 1st 『フル・ムーン』 (紙ジャケ仕様は こちら

『Larsen - Feiten Band』('80) を聴いて、バジー・フェイトンの活動に興味を持った頃には、時すでに遅し... フル・ムーンのアルバムは中古ショップでも見かけた記憶がないほど入手しづらい状況でした。

2000年に Dreamsville から CD 化された時には「やったやった」と喜び勇んで購入。ラーセン=フェイトン・バンド(LFB)から20年... アルバム発売からは28年が経過した後、初めて聴くフル・ムーンのサウンドとは...

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

The Crusaders / 1 ('72)

The Crusaders 1

『クルセイダーズ 1』

"フュージョン" という言葉が盛んに使われ始めたのは いつ頃からだったでしょうか。

当時はまだ ジャズ・ソウル系の音楽を聞いてなかったので、そちら方面の動向は後になって知ったのですが、ロックの分野で そう表現され始めたのは、ジェフ・ベック『Blow By Blow』が発売された1975年頃だと記憶しているのですが いかがでしょうか。

それ以前は "クロスオーバー" でしたか。様々な音楽が、交差し重なり合う... 融合する... 上手く名付けたものです。

クロスオーバーで思い出すのが、FM のラジオ番組「クロスオーバー・イレブン」。

「やがて一日が無限の彼方に消えようとしている …」で始まり、「もうすぐ時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会うとき。クロスオーバ・ーイレブン...」で終わるナレーション。

短編小説のようなストーリーの合間に、ジャンルを問わず それをイメージさせるような音楽が流れる番組構成が、まだ学生だった僕には えらく大人びた雰囲気に思えました。

クロスオーバー・イレブンでクルセイダーズの曲が流れていたかどうかは全く覚えていませんが、このアルバムのラスト・ナンバー「Mosadi (Woman)」を聴いていると、あのナレーションの低く落ち着いた声が 耳の奥によみがえってくるのです。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

The Section / same ('72)

The Section

ダニー・コーチマー、クレイグ・ダーギー、リーランド・スクラー、ラス・カンケル … アメリカの... 特に西海岸サウンド好きの方なら、クレジットに記載されている彼らの名前を何度も目にしていることでしょう。

こいつらが参加していれば間違いない … とレコードを漁った方も多いのでは... 僕もそんな一人です。

だけど 手元の資料によると、メンバー全員が揃ってセッションに参加したアルバムは意外と少なく、関わりが深いとされるジェイムス・テイラーでさえ、先日の『One Man Dog』のみ。その他は、クロスビー&ナッシュ『Wind On The Water』('75)、ジャクソン・ブラウン『Running On Empty』('77) くらいか...

それぞれがあちらこちらから声の掛かる売れっ子のスタジオ・ミュージシャンでしたから、4人のスケジュールがぴったり空くことも少なかった... しかし、そこはもともと腕自慢の面々のことですから、後のスタッフ、TOTO がそうだったように、セッションばかりじゃつまらんぜ。バンドをやろうぜ … というノリで、アルバムを製作するに至ったのでしょう。

これは4人が結成した ザ・セクションの 1st アルバム。

全10曲がインスト・ナンバーで、3曲にマイケル・ブレッカーが参加。ちなみにリリース順では『One Man Dog』よりも こちらが先。このセッションがきっかけで『One Man Dog』にブレッカーが呼ばれたものと思われます。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Joni Mitchell / For The Roses ('72)

For The Roses

ジョニ・ミッチェル 『バラにおくる』

ますます複雑さを増すメロディーとコード進行は、そう簡単に口ずさむことができないほど。そんな音楽的な理屈には知らぬ顔で、何物にも縛られることなく空間を飛び交うジョニの歌声。

「See You Sometime」の歌詞の一部 … 母ライオンのように 森の中を走り回り 石から石へと跳びはねる... そんなジョニの姿(それも、海を見つめる写真のように 身に一糸も纏わぬままの...)を思い浮かべてみよう。

と... 目をつぶって曲を聴いていたら、キーボードを打つ手が止まってしまいました。そう言えば、前も やたらと文章が短いし...

ジョニを言葉で表現しようと思えば思うほど寡黙になってしまうのは、「These Are Soulful Days」の bugalu さんが ここで 書いていらっしゃった、ローラ・ニーロに対する「この人の音楽から受ける感動の質が、実はまだよく理解できていない」という気持ちと似ているかもしれません。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

James Taylor / One Man Dog ('72)

One Man Dog

ジェイムス・テイラー 『ワン・マン・ドッグ』

【前作】【前々作】で作り上げたシンガー・ソングライターのイメージを覆すサウンド・プロダクションへと変化。

これまでのアルバムで ちらりちらりと垣間見えた JT の音楽的素地の幅広さ、懐の深さが全面的に開花。

言うまでもなく、ダニー・クーチ、クレイグ・ダーギー、リーランド・スクラー、ラス・カンケルによるザ・セクションが JT の持ち味を引き出し、それに色を添えたゲスト・ミュージシャン達の貢献度も大か。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

James Gang / Straight Shooter - Passin' Thru ('72)

Straight Shooter - Passin' Thru

ジェイムス・ギャングと言えば、ジョー・ウォルッシュとトミー・ボーリンが在籍していたバンドとして名が知れていますが、ジョー脱退後でトミー加入前の間っこだって忘れちゃいけません。

...なんて、偉そうなことは言えません。「似顔絵ロック ~ Portrait in Rock」の yu-shio さんに ここで 教えていただくまでは、その時代の『パッシン・スルー』『ストレイト・シューター』(共に1972年リリース)は全くノーマーク。つい最近、2枚のアルバムが1枚のCDにパッケージされたものを入手した次第です。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Joe Walsh / Barnstorm ('72)

Barnstorm

もう一人のバッファローは また別の機会に。

「Cottonwoodhill 別別館」の Cottonwoodhill さんのところ や、「似顔絵ロック ~ Portrait in Rock」の yu-shio さんのところ で拝見した、ジェイムス・ギャング再結成の話題に便乗して... ジョー・ウォルッシュ … ジェイムス・ギャング脱退後の 1st ソロ・アルバム 『バーンストーム』

ジョーとバッファロー・スプリングフィールド … 意外な組合せのようですが、ジェイムス・ギャング時代の『Yer' Album』('69)では、バッファロー『Again』('67)収録のスティルス作「Bluebird」をカヴァーしており、視野を広げてみれば『Rides Again』('70)収録「There I Go Again」には、バッファローから派生したポコのスティール・ギター奏者:ラスティ・ヤングがゲスト参加しています (そのポコ『Crazy Eyes』('73)には「Here We Go Again」という、良く似たタイトルの曲があるのも面白い)

ジョーは特にスティルスと親交が深かったようで、マナサスの 2nd 『Down The Road』('73)には、ジョーがゲスト参加していますし、マナサス解散後のスティルスが ジョーの新しいバンド:バーンストームのメンバー:ケニー・パサレリ(b)、ジョー・ヴァイタル(ds)を褒めたところ、ジョーはスティルスが2人を必要としたとき 快く貸し出したそうです (そのお礼か... スティルスは『Live』('75)で「Rocky Mountain Way」を演奏) ジョーにとってスティルスは憧れの人だったのでしょう。

以前 ここでも 書きましたが、ジェイムス・ギャング時代の「Walk Away」「Funk #49」といった代表曲に慣れ親しんでからアルバムを聴いてみると、あっけにとられるほどアコースティックな手触りの曲が多く 少し物足りなくもありましたが、これはジョーがスティルスのようなフォークをベースにしたダイナミックなサウンドを目指そうとした表れだったのかもしれません。

このアルバムでも基本的なアプローチは同様。ジェイムス・ギャングでは 今ひとつ中途半端に聞こえたそのサウンドも、ここでは美しく調和が取れ、統一感あるものに仕上がっています。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Stephen Stills / Manassas ('72)

Manassas

スティブン・スティルスがソロ活動を経て結成したバンド:マナサスのアルバム 『マナサス』

ただし、この時点ではスティルスのソロ名義となっており、次作『Down The Road』で、このアルバム・タイトル "マナサス" を そのままバンド名としています。
Down the Road
マナサスは けっしてスティルスのワン・マン・バンドではなく、あくまでスティルスをメインに据えた共同体である … ということを世に示したかったのでしょう。ジャケットにずらりと並んだメンバーの姿、名前を見れば一目瞭然です。

バーズ~フライング・ブリトウ・ブラザーズ(FBB)で縁の下の力持ちを演じてきたクリス・ヒルマン。スヌーキー・ピート脱退後の FBB に加入し、その力を乞われて呼ばれたスティール・ギター奏者のアル・パーキンス。CSNY やスティルスのソロ作品に参加し、弾力のあるベース・プレイを聴かせてくれたカルヴィン・サミュエルス。CSNY、ジョン・セバスチャンオハイオ・ノックスと東西を股にかけ活動していた、ラス・カンケル以前の元祖セッション・ドラマー:ダラス・テイラー。やはり、ジョン・セバスチャン、オハイオ・ノックスのアルバムに参加し、スティルスとは 2nd ソロ『Stephen Stills 2』('71)からの付き合いであるポール・ハリス … と、名うてのミュージシャン達が集結。
Stephen Stills 2

同類のようで微妙にスタンスを異としてきたメンバー達が、それまでに得意としてきた音楽性を十二分に発揮し合い、それらが充分にミックスされたことにより生み出されたサウンドは まさに百花繚乱。

バッファロー・スプリングフィールドに始まり、アル・クーパーとの『Super Session』('68)、CSN&Y1st ソロではジミヘンやクラプトンとのセッションと、どちらかと言えば偶発的なものを志向してきたスティルスが、バンド・メンバーとの協調性によって得られる結果を求めた成果が、この『Manassas』に表れています。
Buffalo Springfield Again ('67) Al Kooper / Mike Bloomfield / Stephen Stills / Super Session

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Poco / A Good Feelin' To Know ('72)

A Good Feelin' To Know

ポコの 5th アルバム 『グッド・フィーリン』

デビュー当時は "カントリー・ロックの貴公子" などと呼ばれていたポコですが、1曲目「And Settlin' Down」のイントロで、リッチー・フューレイの口から発せられる boogie という言葉が象徴しているように、このアルバムではカントリー風味が薄まり、ロック色が強まるサウンドの変化が見られます。

ディストーションの利いたポール・コットンのギター・ワークが前に出てきた分、ラスティ・ヤングのスティール・ギターが控えめに聞こえるのが その要因かもしれません。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Loggins & Messina / same ('72)

Loggins & Messina

1972年に突入... 1枚目は やはり 『ロギンズ&メッシーナ』 で。

シングル・カットされた「ママはダンスを踊らない」が全米4位、「Thinking Of You」は18位にランク・イン。その勢いをかってアルバム自体も16位まで上り、2人を一気にスターダムへとのし上げることとなった 2nd アルバムです。

2人というよりも、ロギンス&メッシーナの場合は 2人をメインに据えたバンド … という印象を強く受けます。バッファロー・スプリングフィールド~ポコと渡り歩いてきたジムが、そこでバンドが作り出す創造性を体験したから L&M でもバンド・サウンドを強く意識していたのではないか … などと想像しています。

メンバーには1st アルバムから引き続き、後にプロデューサーとして名を馳せることとなるキーボードのマイケル・オマーシャン。ぶっとく弾力のあるベース・ランニングが持ち味のラリー・シムズ。ケニーが「プー横町の家」等の楽曲を提供したニッティ・グリッティ・ダート・バンドのドラマーだったメレル・ブレガンテ。ライ・クーダー、ジェイムス・テイラーなど数多くのアルバムに参加している売れっ子パーカッショニストのミルト・ホランド。ポコや再結成イーグルスにも参加していたマルチな管楽器奏者でありフィドラーのアル・ガース。そして、やはりマルチ管楽器奏者のジョン・クラーク 。

マイケル・オマーシャン以外のメンバーは 1976年の解散まで L&M を支えています。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Loggins & Messina 【DVD】 Sittin' In Again At The Santa Barbara Bowl ('05)

Sittin' In Again At The Santa Barbara Bowl

やっと会うことができました。

1組... また1組と、次々と再結成される往年のバンドの中で、最もそれが待ち遠しかったデュオ:ロギンズ&メッシーナの 『リユニオン・ライヴ 2005 ~ シッティン・イン・アゲイン』

2人がステージに登場し、1曲目の「Watching The River Run」から「プー横町の家」へと曲が進む。微笑みながら合唱する観客達の表情を見ていたら、まるで自分もその場所にいるような気分になり 少しだけうるうるしてしてしまいました。そんなはずではなかったのに...

懐古趣味と言われるかもしれませんね。だけど、そんなことくらいで この幸せな気持ちは失せやしませんよっ。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

【Movie】 Tom Dowd & The Language Of Music

The Language Of Music

「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」を見てきました。

これはすでに 【DVD】Tom Dowd & The Language Of Music として発売されていた内容が一般公開されたもの。DVD は輸入盤しか見あたらず、日本語吹き替えか字幕がないと会話が理解できないから辛いな … と購入を躊躇していたので、この企画は願ったり叶ったりでした。

プロデューサーといっても実際にどういう仕事をしているのか... スタジオでボリューム・コントロールのレバーを上下している人 … くらいにしかイメージしていませんでしたし、エリック・クラプトンが「正直言って裏方には興味なかった」と語っていたのと同様、僕の聴いてきたアルバムには producer や engineer として Tom Dowd の名前が目に付くな … 程度にしか思っていませんでした。

だけど、それはちょっと認識違いだったようでした。

続きを読む

テーマ : LIVE、イベント
ジャンル : 音楽

Fleetwood Mac / Future Games ('71)

Future Games

そして... フリートウッド・マック 『フューチュー・ゲイムス』

クリスティン・マクヴィーとボブ・ウェルチのソロ・アルバムを聴いたことがあるくらいで、これ以前も以降もフリートウッド・マックのことはろくに知らないので、よし聴いてみよう … と身構えて回すのは、デイヴ・メイスンとデラニー&ボニーの娘:ベッカ・ブラムレットが一時加入した『Time』('95) 以来ということになります。

バンドに対して何の先入観を持たずに聴いたのが良かったのでしょう。

ネットでマックのことを検索してみても、ピーター・グリーン在籍時かスティーヴィー・ニックスがいるころのアルバムばかりで、ほとんど言及されていないこのアルバムが、痛く気に入ってしまったのです。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

カウンター
Calendar
03≪│2006/04│≫05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
Tag Cloud
Categories

openclose

Recent Comments
Last.fm
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。