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George Harrison / All Things Must Pass ('70)

All Things Must Pass

ジョージ・ハリスン 『オール・シングス・マスト・パス』

初ソロ・アルバムにして3枚組というボリュームで、中古盤を手にいれた僕はその重みを感じながら意気揚々と家にたどり着いたものの、全ての曲が耳に馴染むまで(特に"アップル・ジャム"と呼ばれた3枚目に辿り着くまでは)相当時間がかかった記憶があります。


アルバムを聴き込むにつれて「My Sweet Lord」「What Is Life」といったヒット曲よりも「I'd Have You Anytime」「Beware Of Darkness」「All Things Must Pass」など、不思議なゆったり感に包まれたメロディに耳を取られるようになりました。起伏が乏しく特にメロディアスというわけでも無いのですが、いったん馴染んでくると癖になる魅力があります。

また、ジョージはソロになってからスライド・ギターを多用するようになりますが、ビートルズ時代は『Let It Be』の「For You Blue」でドブロを披露した程度ですよね。

陰で相当練習を積んでいたのでしょうか。ビートルズの『Anthology 1』に収録された疑似再結成による「Free As A Bird」で、ポール・マッカートニーは「ジョージの色が濃くなりすぎるから」という理由でジョージのスライド・ギターを入れたがらなかったとか。逆にエリック・クラプトンからは「彼のトーンは一聴してわかる」と賞賛を浴びたとか。それほどオリジナリティの高いテクニックを身につけていくことになります。
Anthology 1

■ member
Dave Mason (g)
Eric Clapton (g)
Gary Wright (key)
Bobby Whitlock (key)
Billy Preston (key)
Gary Brooker (key)
Klaus Voormann (b)
Carl Radle (b)
Ringo Starr (ds)
Jim Gordon (ds)
Alan White (ds)
Ginger Baker (ds)
Phil Collins (per)
Jim Price (tp)
Bobby Keys (sax)
Badfinger (g,per)

■ produce
George Harrison
Phil Spector

デイヴ・メイスンの【これ】、エリック・クラプトンの【これ】に引き続き、このアルバムにも、後にエリック・クラプトンとデレク&ザ・ドミノスを結成することになるデラニー&ボニーのフレンズから派生したメンバー:ボビー・ホイットロック(key)、カール・レイドル(b)、ジム・ゴードン(ds)が参加。

イギリス出身のギタリスト3人が、トラフィック、クリーム→ブラインド・フェイス、ビートルズという巨大化したバンドを脱退・解散した後、それぞれが同年にリリースした初ソロ・アルバムで、揃いも揃って同じアメリカ南部のミュージシャン達にバックを任せたことはとても興味深い事実です。

なかでもデイヴ・メイスンは、デラニー&ボニーのツアー、ジョージのこのアルバムに参加し、デュアン・オールマンより先にデレク&ザ・ドミノスのメンバーとして録音も残しているなど、この時期の旅先案内人として重要な役割を担っていたのではないかと想像しています。

『All Things Must Pass - New Century Edition』('01)では、フィル・コリンズが「Art Of Dying」(クラプトンの3連トリル連発には昇天)でコンガを叩いていたことが明らかにされました。
All Things Must Pass

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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All Things Must Pass / George Harrison

こんにちは。もうすぐGeorgeの命日ですね。この時期になると、私にとってAll Things Must Passとレコスケ君は必須アイテムとなります...トラックバックさせていただきました。

George Harrison / All Things Must Pass ('70)

ジョージ・ハリスンの「オール・シング・マスト・パス」、LP3枚組のオリジナル盤。「ニュー・センチュリー・エディション」はジョージ自身の解説付きとかですっげぇ読みたいから、それじゃ国内盤で欲しいところだけど、それじゃそれじゃ高いのでまだ買えないでいるのよね。

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非公開コメント

はじめまして

足跡をたどってきました。
私もこのアルバムは大好きですよ。ジョージの曲って、ほれ込んでしまうととても心地よいですね。
クラプトンが主催して作ったジョージ・ハリスン追悼アルバム「コンサート・フォー・ジョージ」を聴くと、この人(ジョージ)の音楽は本当に愛されているんだと感じられます。

kayinさん♪はじめまして

コメントをありがとうございました。
kayinさんのBLOG名もEC関連からですね。思わず反応してしまいました。

「コンサート・フォー・ジョージ」出演しているミュージシャン達の真摯で誠実な態度が静かな感動を呼びますね。月並みな表現ですが、ジョージの精神が宿っているとしか言いようのないステージでした。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

はじめまして。

 私もゆるーく音楽ブログやってる者です。
 あのGET BACK セッションで、たまった不満や葛藤がなければ、この歴史的名盤は生まれなかったと思います。
 ほんとは、とても強い人だったんでしょうね。
 また、寄らせてもらいます。

たか兄さん♪

はじめまして。
コメントをありがとうございます。

優しさが同居した強さですよね。4人の中では一番"大人の男"を感じました。

またぜひお越しください。

TB、コメントありがとございます。スワンプもサザンロックも聴いてしまった今となっては、なんだかちょっと妙なサウンドですが、いい曲満載なのは間違いありません。でもでもミュージシャンを活かした、もっとRAWなサウンドで聴いてみたいものです。それだと売れなかったのかもしれないけれど、、、(笑)。

yu-shioさん

僕も「壁」は、ちょっと好きになれず... 映画を見たから言うようですが、トム・ダウドだったら、どんなになっていたかな~ と思う、今日この頃です♪

ほんと、メイソンファンとしては、英国でのスワンプ第一発見者としての功績を強調したくなります。初めて買った本作のCDは聞き込むことなく、お蔵入りにしてしまいましたが、新世紀版がようやくCDラックに収まりました。

michanさん

時を重ねることによって良さがわかってくるということもありますから、これからが楽しみですね♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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