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Jo Mama / J Is For Jump ('71)

J Is For Jump

ジョー・ママ 『J・イズ・フォー・ジャンプ』

今作では、前作の軽妙なストリート感覚にスワンプ風味が加わっています。

プロデューサーがトム・ダウドに変わった(前作はピーター・アッシャー)というだけで、こうもサウンドが変わるものかと。

「このアルバムのプロデューサーは誰々だから こんな音」という話を良く聞いたり見たりしますが、表現したい音はミュージシャン自身が決めてるんじゃないかな … と思ったりもして、今ひとつ実感が伴いません。だけどやはり、力のある人がプロデュースすると違うものですね。

メンバーの中で大活躍なのが、この時期では群を抜いた歌唱力を持った女性ボーカリスト:アビゲイル・ヘイネス。声量豊かでドラマティックに歌い上げる様はボニー・ブラムレットを彷彿とさせます。

また、チャールズ・ラーキーの弾力のあるベース・ラインがカール・レイドルみたいで... と、やはり例えが南部っぽくなってしまいました。


小生意気なほど巧みなリズム・チェンジを挟みながらグルーヴする「Keep On Truckin'」 これぞジョー・ママっという曲でアルバムは幕開け。

ジェイムス・テイラーが『One Man Dog』('72)でカバーすることになる「Back On The Street Again」 クーチの飄々とした歌声とバックに聞こえる口笛が牧歌的な雰囲気を醸し出しています。

アビゲイルが歌うキャロル・キング作「Smackwater Jack」は、曲の良さがぐっと引き立ったこちらバージョンに軍配。聴いているとオリジナルより体の揺れ方が大きくなりますよ。

「When The Lights Are Way Down Low」は、このアルバム録音中、スタジオに良く顔を出したというマック・レベナックことドクター・ジョン作。アビゲイルは、こうしたジャンプ・ナンバーや「Love Is Blind」のようなスロー・ナンバー、どちらを歌わせても本当に上手い。

「午後3時のL.A.」は、変拍子を使った長いイントロから一転、アビゲイルがぐっと沈み込むように歌い始めると Jazzy な雰囲気が。再び変拍子が始まるとアバンギャルドに展開しエンディングを迎えるという、ジョー・ママにしては異色の曲。

「If I Had A Billion Dollars」と「Have You Ever Been To Pittsburgh?」は同タイプの曲。謎めいた不思議な感覚が漂うジョー・ママ流ブルースとでもいうのでしょうか。クーチの歌い方はピーター・ゴールウェイに良く似てたりします。

ラスト・ナンバーの「Sho 'Bout To Drive Me Wild」は、アビゲイルのまさに Drive me wild な激しいシャウトが印象的。

アルバム2枚で解散したのが実に残念なバンドです。

ちなみに現在、ジョー・ママのアルバムは 1st『Jo Mama』が 紙ジャケ で発売。2nd は廃盤のようですが、1st と 2on1 になった CD が 輸入盤 / 国内盤 ともに発売されています。

■ member
Abigale Haness (vo)
Danny Kootch (g,per,vo)
Ralph Schuchett (key)
Charles Larkey (b)
Joel O'Brien (ds)

■ guest
Carole King (vo)

■ produce
Tom Dowd
Albhy Galuten
* Albhy Galuten は、'70年代中頃のクラプトンのアルバムや、イーグルス『呪われた夜』('75)、ロッド・スチュワート『Atlantic Crossing』('75)にキーボード・プレイヤーとして参加していました。

■ songs
・ Smackwater Jack (Carole King)
・ When The Lights Are Way Down Low (Mac Rebennack)
・ Sho 'Bout To Drive Me Wild (Robinson - Hill - Mac Rebennack - King)


■ 過去記事
Jo Mama ('70)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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JO MAMA / J IS FOR JUMP

今日は給料日だったんで、早速何枚かのCDを購入してきました。それらについては聴きこんでから紹介しますので、今日はちょっと前に購入したCDのご紹介をしますね。ソウル、ジャズ、カントリーなどの様々なアメリカンミュージックをファンキーかつ洗練されたサウンドで聴かせ

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アナログでどっちも持っていて、よく聴いてますよ。
こっちの方が、聴く回数多いかなあ。
ジャケも結構いいですよね。

ち~旦さん ♪

僕は若干 1st ですかね~ 「Machine Gun Kelly」~「Midnight Rider」が聴きたくて、ついつい手が出てしまいます♪

ジはジャンプのジ

ブラッドベリ風の邦題がついてもおかしくないですね。ジョー・ママは僕はこっちの方が好きです。ジャケットも素晴らしい。チャールズ・ラーキーのbassが実は大きな役割をしていると言うことに最近気づきました。アルビー・ガルトンは、マイアミのクライテリア・スタジオのミュージシャンでこのスタジオ録音盤にはしばしば顔を見せる人です。

フィニルさん ♪

>アルビー・ガルトン
そういう方だったんですね~ James Gan gの『Miami』にも顔を出していましたが、調べてみるとこちらも録音場所はクライテリア・スタジオでした。理解が深まりましたよ♪

ところで質問っ … 「ブラッドベリ風」とは?

また変な事書いてしまった

のですが、日本でも人気がある、レイ・ブラッドベリというSF作家がおりまして、有名な自選作品集に「ウは宇宙船のウ」(R Is For Rocket)「スは宇宙(スペース)のス」(S Is For Space)というのがあるのです。ジョー・ママのこのアルバムは、そこから取ってるのかどうかは知りませんが、昔から気になってたのでつい。

フィニルさん ♪

いやはや。それは深いお話ですね。
しかし。タイトルを訳された方も苦労されてますね。「宇宙のウ」が先に出てしまったから「宇宙船」の方は...
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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