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Janis Joplin / Pearl - Legacy Edition ('05)

Pearl

ジャニス・ジョプリン 『パール ~レガシー・エディション~』 1971年に発売されたアルバムに、別ヴァージョンやカナダで行われたライブの模様を追加したデラックス仕様の2枚組 CD です。

洋楽を聴き始めた頃は、FM ラジオが一番の情報源で「FM レコパル」片手にエア・チェックにいそしんでいました。当時の FM は、今のように fade in - out を多用し、曲を流しっぱなしにするのではなく、DJ がアーティストや曲を丁寧に解説し「次の曲は…です」と曲が始まることをきちんと示し fade out することもなくまるまる1曲を放送... 時にはアルバム1枚丸ごと放送するなんてこともあったので、情報をキャッチするだけではなく、小遣いが少なくなかなかレコードを買うことができなかった少年時代には、音楽の録音手段としてとても大助かりだったのです。

何かのテーマに沿った特集番組も多く組まれていて(何の特集だったか忘れましたが)ジミヘン「紫のけむり」やプロコル・ハルム「青い影」と一緒にジャニス・ジョプリンの「ジャニスの祈り」を録音したカセット・テープがお気に入りで、それを繰り返し聴いていたものでした。


この CD を聴いていると「ジャニスの祈り」の迫真の歌声はもちろんのこと、身を焦がすような「寂しく待つ私」... 「ベンツが欲しい」の生々しさ... などなど、久しぶりに聴いたこのアルバムの記憶が次々と蘇ってきます。それにしても、鋭いギター・カッティングに続いて ♪クラ~イ … とため込んだ後 ♪ ベイビ~ と歌い出される瞬間がなんと素晴らしいことか。鳥肌ものです。

Disc1 のボートラ … ジョン・レノンの誕生日を祝ったという「Happy Birthday, John」で、ジャニスは「また会いましょう」と歌っていますが、ジョンと何処で出会ったのでしょうね。

Disc 2 のライヴ音源は『In Concert』('72)で断片的に聴いていた曲もいくつかありますが、こうしてまとまった形で聴くことができるのは喜ばしいことです。「Try」前後の MC は面白いですね。フレンドリーな女性だったんだろうな。

「Maybe」や、スタジオ・テイクとは歌詞を変えて... というよりも、その時に思いついたことを話しているような「Cry Baby」といったスロー・バラードでのジャニスの節回しは本当に素晴らしいと思います。こうしたナンバーを歌わせたら、右にも左にも出そうな人って なかなかいません。

音楽に感激することはあっても、感動が少なくなってきた昨今。まさしく感情が揺り動かされました。

■ member
Janis Joplin (vo)
* Full Tilt Boogie Band のキーボード:リチャード・ベルは、1993年に『Jericho』で再結成したザ・バンドのメンバーに加わっています。その再結成ザ・バンドには左コラムで紹介しているギタリスト:ジム・ウェイダーも参加してますよ。

■ produce
Paul A.Rothchild

■ songs
・ A Woman Left Lonely (Dan Penn - Spooner Oldham)
・ Half Moon (John & Johanna Hall)
・ Me And Bobby McGee (Kris Kristofferson - F.Foster)



Dan Penn and Spooner Oldham Live:Moments From This Theater ('99)
Moments from This Theater

「寂しく待つ私」の作者:ダン・ペンとスプーナー・オールダム … ソウル・シンガーに数多くの楽曲を提供してきた2人だけの歌と演奏によるライブ CD。「ソウルシンガーの本番テイクよりダン・ペンの仮歌の方が心を打つ」と言われた伝説の歌声が、静かに... 深く... 響きます。


Bob Neuwirth / same ('74)
Bob Neuwirth

ボブ・ディラン関連で名前を知ったボブ・ニューワース。『Rolling Thunder Revue』ではディランからバックバンドの人選も任されたそうです。その初回限定盤のみ同梱の DVD には怖い顔してアコースティック・ギターをかき鳴らすニューワース本人も写っていました。写真のソロ・アルバムには「ベンツが欲しい」が収録されており、ニューワースの名前も作者としてクレジットされていました。あれ? … と思っていたところ『パール・レガシー・エディション』のジョン・バーン・クックによるライナーを読んで初めて、ジャニスとニューワースの親密な関係がわかりました。恐るべき人脈。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Janis Joplin

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 昨今の発掘音源によるリリースラッシュは凄まじいものがあって、もちろんそんなのについていく情報収集力など持っていないのでいつの間にかリリースされていた、という事態が多くて入手に困るということが往々にしてある

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ダン・ペンの歌声、確かにしみますね。。それにしてもボブ・ニューワースにまで突っ込むとは驚きです!

ママロックさん♪

コメントありがとうございました。

そういうミュージシャンシップの話が大好きなのです♪

ラジカセが懐かしい!

実はこのあいだ実家に行き、カセットを探してきました。シカゴ、ジャニス、マンゴジェリー、ショッキング・ブルー・・・P-MODELなんてのもあり・・・劣化していますが宝物ですよね。ELP来日、QUEEN来日、オールナイト日本生出演とか、BECK,ハンブル・パイLIVE隠しどりなんてのもあり、自分でも驚きでした。ジャニスに感激ならず感動、心が揺さぶられた・・・ここの文章が素晴らしいです!

evergreen さん♪

I'm your Venus♪ 良いですよね~ カセット・テープもマクセルが良いとか TDK が良いとか... そのうちメタル・テープなんてのも出てきたりして、色々買ってどれが音が良いのか試したり。楽しかったですね♪
しかし... そのたもろもろお宝ですねっ。大切にしてください!
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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