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Linda Ronstadt / same ('71)

Linda Ronstadt

リンダ・ロンシュタット 『リンダ・ロンシュタット・ウィズ・グレン・フライ/ランディ・マイズナー/ドン・ヘンリー』

と... イーグルス結成前のメンバーが集まったから、わざわざこうした邦題が付けられたのでしょうが「俺の名前は入れてくれないの?」という、やはりイーグルスのオリジナル・メンバーで、このアルバムに参加していたバーニー・リードンの声が聞こえてきそうです。

確かにバーニーはグレン・フライ&ドン・ヘンリーの主流派とではなく、ハーブ・ペダーセンとペアで「I Still Someone」「In My Reply」「Rambllin' Round」の3曲にギターとバッキング・ヴォーカルで参加していますから、セッション中にその2人とはそれほど接点がなかったのかもしれません。だけど、その後のイーグルスにおけるバーニーの過小評価もここから始まっていたのかと思うと、ちょっと可哀想な気持ちになってきます。

さてさて。リンダですが、僕個人的にはもう一息 … といった感じでしょうか。ジャクソン・ブラウンやリヴィングストン・テイラーといった SSW 達の曲のカヴァーにはまだ青臭さが残っていますし、この後のリンダのように柔軟に歌いこなしているという雰囲気も見られないのです。


ただし、ニール・ヤング「Birds」だけは別。高ぶりそうになる気持ちをぐっと抑えて、しっとりと歌い上げています。これにはうっとり。

また、ウッディ・ガスリー「Ramblin' Round」のような、ワルツのリズムを持ったフォーク・ソングでは流石の歌唱。昔から歌い込んできたのか、すっかり馴染んでます。

それにしても、ジャクソン・ブラウン「Rock Me On The Water」にしろ、エリック・アンダーセン「Faithful」にしろ、2人が自分たちのアルバムで発表する以前の曲を取り上げたり、「I Won't Be Hangin' Round」が、作者のエリック・カズ本人は吹き込んでない曲だったり... リンダ自身なのか、リンダの側近なのかはわかりませんが、恐るべき選曲眼だと感心してしまいます。

「電車で轟(GO)!」の funky_alligator さんが こちら で、リンダが Capitol からリリースした4作品『Hand Sown...Home Grown』('69)、『Silk Purse』('70)、このアルバム。そして『Heart Like A Wheel』('74)を集めた、ジャケットに写るリンダが可愛らしい2枚組 CD を紹介されています。これから揃えようと思っていらっしゃる方に、これはお買い得かもしれませんよ。

■ member
Linda Ronstadt (vo)

Glenn Frey (g,vo)
Bernie Leadon (g,vo)
Sneaky Pete Kleinow (steel-g)
Weldon Myrick (steel-g)
Herb Pedersen (banjo, g,vo)
John Boylan (g)
Buddy Emmons (g)
Barry Beckett (key)
David Hood (b)
Randy Meisner (b,vo)
Michael Botts (ds)
Roger Hawkins (ds)
Don Henley (ds,vo)
Merry Clayton (vo)
J.D. Souther (vo)

* デヴィッド・フッド、ベアリー・ベケット、ロジャー・ホーキンスのマッスル・ショールズ勢も参加。『ケイト・テイラー』('71)同様、ソロ・デビュー前のJ.D.サウザーが名を連ねています(今気がつきましたが、バーニーもケイトのアルバムに参加していました)

■ produce
John Boylan

■ songs
・ Rock Me On The Water (Jackson Browne)
・ I Won't Be Hangin' Round (Eric Kaz)
・ In My Reply (Livingston Taylor)
・ Birds (Neil Young)
・ Faithful (Eric Andersen)



リヴィングストン・テイラー「In My Reply」収録のデビュー・アルバムはこちらです。
Livingston Taylor / same ('70)
Livingston Taylor

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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まだ若い?・・・リンダ・ロンシュタット

最初にお断りしておきたいが、上のイラストは断じて若かった頃の「ほげほげセイコ」ちゃんではない(笑)。今日はモノトーン風「セイコちゃん」カット(←知っている人は何人?)もどきで・・・あのリンダ・ロンシュタット(LINDA RONSTADT)なのである(以下

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Linda Ronstadt は昔好きで、彼女のアルバムを集めていた時期がありました。1980年代以降は醒めてしまいましたが、それでも彼女がスタンダード・ナンバーばかりを歌うカバー・アルバムはオーディオ装置のチェック用として利用していた時期もありました。

Cottonwoodhill さん♪

>1980年代以降
同じくです。ただし1989年のアーロン・ネヴィルが参加した『Cry Like A Rainstorm』は良く聴きました♪ CD でしたが、これも音が良かったような気がしましたよ。

初めまして。いつも楽しく拝見しております。
ジャンルにこだわらず、イイものを紹介されていますね。その知識と愛情の深さに脱帽です。
僕もロック・ジャズ・ブルーズ・R&B等なんでも好きですが、最近またブルース・ブラザーズのCDを聴き直してウットリしています。S.クロッパーとダック・ダンが参加しているお薦めなんか、教えてください。

紹介いただいて有難うございます。

やっぱり、Lindaはカントリーテイストが溢れる時代がいいですね。

ところで、最近買った本「レコジャケジャンキー!」で『Silk Purse』のジャケットのパロディとして、The Handsome BeastsのBeastialityが紹介されていますが...う~ん?

ミツオさん ♪

はじめまして。コメント&いつもご覧になっていただきありがとうございます。
S.クロッパー&D.ダンですか … そのあたりは、あまり詳しくないのですが... 僕の手持ちの中で3枚ほど候補をあげさせていただきます。

・Delaney & Bonnie『Home』('69)
これは2人どころか B.T.ジョーンズ(key)、A.ジャクソン(ds)も加わり The MG's が勢揃い。南部プンプンのアルバムです。もちろん、主人公のデラニー&ボニーがブイブイ言わせてます。

・Rita Coolidge『same』('71)
D.ダン&B.T.ジョーンズが参加。S.クロッパーは参加していませんがオーティス・レディングとの共作「Happy Song」のカヴァー有り。こちらはしっとりとした南部テイスト。

・Eric Clapton『Behind The Sun』('85)
これは個人的な趣味でして... ブルース・ブラザーズ 2000 にはクラプトンも登場しましたし...(っと、こじつけで)。D.ダンが参加。S.クロッパー作「Knock On Wood」のカヴァー有り。アルバムとしては、今ひとつ中途半端な内容ですが、このリリース後に行われた来日公演で、生ダックを見ることができました♪

こんなところでいかがでしょうか?今後とも、よろしくお願いいたしますっ!

funky_alligator さん♪

>Handsome BeastsのBeastiality
検索して見ましたが... あんまりですよねっ!(って笑っちゃいましたが)しかしこれは、ジョン・レノン『イマジン』に載っていた、ポール『ラム』のパロディにも通じるところがありません?

こんにちは。私もCottonwoodhillさんのように、妙に分離の良かったイッツ・ソー・イージーをオーディオ・チェック用に使用しておりました。

ジェイ加藤さん♪

ほうほう。意外や意外っ リンダの曲ってそういう使われ方もしてたんですか~! 確かに「It's So Easy」はグラビネットの音がどう聞こえるか?なんてチェックのしかたができるかも。うちのcheapなステレオじゃ意味無いか(汗

実は

 こんにちは。
また寄らせていただきました。
実は(っていうほどのことではないですが)リンダ姐のフリークです。イーグルスは世界で一番好きなバンドですし、アサイラム一派はだいたい好きなんですが、その中心にいるのがリンダ姐ですよね。「恐るべき選曲眼」ていい表現ですね。まさしく、です。

 病気したと聞きましたが、最近どうしてるんだろう?

ROOF さん ♪

僕もリンダが中心にいて、リンダのアルバムの参加ミュージシャンや、リンダが歌った曲の作者を辿っていき、どんどんその輪が広がっていきました♪

>病気
そうだったのですか? それは心配ですね...

リンダを中心に・・・

こんにちは。
私もリンダを中心に音楽を聴く範囲を広げていったのです。懐かしい・・・。
このアルバムは完成度はピカイチではないですが、初々しさと深さが同居して、リンダ作品の中では重要な1枚だと思います。

Chunkyさん♪

アンドリュー・ゴールド... J.D.サウザー... カーラ・ボノフ... 名前を口にしただけで景色が変わりそうです♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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