スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Livingston Taylor / LIV ('71)

LIV

リヴィングストン・テイラーの愛称 "リヴ" をタイトルにした2作目 『LIV』

SSW の騎手として既に名声を得ていた兄:ジェイムス・テイラーの輝かしさに比べると、いくぶん地味目の LIV ではありますが、JT が「ソングライティングに関して LIV からかなり影響を受けた」と発言していること。また、JT の繊細でソフトな歌声に比べると、深みがあり ざらついた感じを受ける LIV の歌声は、テイラー兄弟が子供の頃 歌っていたという Soul/R&B ナンバーのハーモニーでは一番目立っていたのではないかと想像されることから、テイラー・ファミリーのベースとなっていた音楽を最も良く表現していたのは、この LIV だったのではないかと思っています。

と... ついつい親や兄弟を引き合いにだしてしまう自分が歯がゆいのですが、そんな回りの評には気も留めず、マイペースで純朴な歌を聴かせてくれる LIVが、ただただ好きなのです。


「Get Out Of Bed」は LIV の代表曲の一つ。ゆっくりと背伸びするような曲調から、徐々に明るく盛り上げ、途中に転調を挟むという曲の構成が見事。

JT のアルバムに入っていてもおかしくない、正調 SSW 風「May I Stay Around」… Stay Around を「ステイ・'エイ'ラウンド」と発音しています。JT も 「Bartender's Blues」で slipping away を「スリッピン・'エイ'ウェイ」と発音しており、これは他で耳にしないので、方言のようなものなのか? 単なる音感合わせなのか? テイラー・ファミリーの口癖なのか?... と、昔から気になっています。

優しいフルートの音色から朝をイメージする「Open Up Your Eyes」は、JT の「You Can Close Your Eyes」と対をなす曲か。

ピアノをバックにしっとりと歌われ、その優しさに包まれるような「Gentleman」

ケイト・テイラーがデビュー・アルバムでカヴァーした「Be That Way」の本人バージョンは流石にこなれた歌いっぷり。

トミー・タルトンのとろけるようなギター・プレイが秀逸な「Easy Prey」。後にクルセイダーズに参加するロバート・ポップウェルの弾力性に富んだベースが聞ける「Truck Driving Man」と、バックの好演も聞き逃せません。

■ member
Linvingston Taylor (g,vo)

Tommy Talton (g)
Paul Hornsby (key)
Robert Popwell (b)
Johnny Sandlin (b)
Bill Stewart (ds)

トミー・タルトン(g)とビル・スチュワート(ds)は、エリック・クラプトンが『461 Ocean Boulvard』('74)で歌った「Please Be With Me」の作者:スコット・ボイヤーが所属していたカウボーイのメンバー。
トミー、ビルは、ポール・ホーンズビー(key)、ジョニー・サンドリン(b)とともにグレッグ・オールマンの初ソロ『Laid Back』('73)に参加 … と、南部系のサウンド作りに貢献したミュージシャン達が集められていることに目を惹かれますが、音を聴いている限り そうした雰囲気は感じません。逆に、そう...マッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャン:ルブラン&カーのアルバム『Midnight Light』('77)もそうだったように、実に洗練された演奏ぶりです。

■ produce
John Landau

■ songs
・ On Broadway (Barry Mann - C.Weil - J.Leiber - M.Stoller)



Livingston Taylor / Life Is Good ('88)
Life Is Good

意外にも聴くことのできなかった LIV と JT のデュエットが「City Life」でとうとう実現。バッキング・ボーカルにはロビー・デュプリーという豪華さですが、シンプルな音作りは以前のまま。リア・カンケルとのデュエット「Loving Arms」も素晴らしい、好感度満点のアルバムです。
LIV は寡作ながらも良心に満ち溢れたアルバムをリリースし続けており、今年は9年ぶりとなるニュー・アルバム『There You Are Again』が発売されました。国内盤 も出るようで、これには拍手。


LIV 初期のアルバムは、残念ながらほとんどが廃盤のようです。これから LIV の音楽に触れてみたいという方には、デビューから1980年までの曲をまとめた こちらのベスト盤はいかがでしょうか。
Livingston Taylor / Carolina Day: The Collection (1970-1980)
Carolina Day: The Collection (1970-1980)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

LIVINGSTON TAYLOR / LIV

昨年11月にリヴィングストン・テイラーの諸作が紙ジャケでリリースされましたよね。ファーストアルバムが気に入ったんで、彼の作品のなかでも人気の高い71年リリースのセカンドアルバム「LIV」だけは購入しようと思ってたんですが、予算の都合で購入するタイミングを逃し

コメントの投稿

非公開コメント

LIV !

あたしゃ、兄弟デュオの”CITY LIGHTS”が徹底的に好きでねえ。この曲で白飯3杯いけますわ。

ち~旦さん ♪

これがあれば、おかずは何も要らない … しかし3杯とは行けますねっ!

LIV

僕は緑色が大好きなのですが、このジャケットは緑が目にしみます。夏の早い朝を思わせる"Easy Prey"に尽きますが、キャプリコーンから出てたというのも注目。南部の連中も実はこういった音を出せるのか!(泥臭いばかりでなく)と昔カンドーした覚えでした。ドリフターズのカヴァー"On Broadway"もいいですね。
>Stay Around を「ステイ・'エイ'ラウンド」と発音しています。
ちょっと違いますが、イーグルスの"Pretty Maids All In A Row"でジョー・ウォルシュは、オール・イン・エイ・ロウと歌ってて、それが単純に、一列の一つを強調したのかもしれませんが、「エイ」と歌われることによって、別のリズミカルな何かが生まれたような気もします(あくまでも気がします)。だいぶ違う話でしたね。

フィニルさん ♪

>緑が目にしみます
LIV も気持ちよさそうな顔をしてますものね♪

ところで...
>Pretty Maids All In A Row
久しぶりで聴いてしまいました『Hotel California』
確認したところ、ジョーは a row だけではなく … a rose... a close あたりも「エイ」と発音してますね。おっしゃるとおり、リズミカルに聞こえるように、そう歌ったんですね~ 情報 Thanks です♪

おはようございます。
私もこのアルバムを記事にしましたのでTBさせていただきます。

お兄さんもいいですが弟もなかなか良いですよね。バック陣もカプリコーン絡みの面々ながら意外と洗練されてますね。個人的にはもっと泥臭くてファンキーな感じでもよかったかな・・・
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

カウンター
Calendar
04≪│2017/05│≫06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
Tag Cloud
Categories

openclose

Recent Comments
Last.fm
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。