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Elton John / Madman Across The Water ('71)

Madman Across The Water

エルトン・ジョン 『マッドマン』

映画 《あの頃ペニー・レインと》 の1シーン。ロック・バンドのメンバー間で険悪なムードが漂い始めた頃、ツアー移動中のバスでエルトンの「Tiny Dancer」が流れる...

♪ ブルー・ジーンみたいなあの子
  ロスアンジェリスの彼女
  バンドの継ぎ目を縫い合わせる仕立屋みたいだ
  可愛い瞳 心奪われる笑顔
  彼女は music man と結婚するだろう

主人公のペニー・レインを思い浮かべながら、誰とはなくその曲を歌い始めると、徐々にメンバー達が声を重ね合わせ 最後は大合唱。次の遠征地でのステージは、息を合わせ熱のこもった演奏を繰り広げる...

「Tiny Dancer」を聴くと、バンドの重要な転機となった光景を思い出します。

学校の遠足やキャンプで、クラス・メイト達と歌を歌った思い出と比べる良し悪しは別にしても、人の気持ちをぐっと一まとめにしてしまう、歌が持つ力の大きさ... みんなで気持ちを一つにして歌うという行為の素晴らしさ... 改めて感じ入ったのでありました。

そういう意味でジョン・レノン「Imagine」が自然発生的に歌われること自体は、好意的に受け止めているつもりです。

あの頃ペニー・レインと
あの頃ペニー・レインと


その他...

ポール・バックマスターのアレンジによる緊張感溢れるオーケストラと、クリス・スペディングの冷ややかな手触りのギターが印象的なタイトル・ソング「Madman Across The Water」や、やはりオーケストラが効果的に使われている組曲風の「Indian Sunset」の、静寂さと荘厳さのバランス。

ザ・バンドのレヴォン・ヘルムにインスパイアーされてバーニー・トゥーピンが書き上げたと言われている「リーヴォンの生涯」や、レオン・ラッセルから影響を受けたというゴスペルっぽい「All The Nasties」の、あくまで英国風の凛とした美しさ。

...など。

気品と格調に満ち溢れた、実に完成度の高い1枚です。

■ member
Elton John (p,vo)

Lesley Duncan (vo)
Davey Johnstone (g,mand,vo)
Caleb Quaye (g)
Chris Spedding (g)
Rick Wakeman (key)
David Glover (b)
Dee Murray (b,vo)
Roger Pope (ds)
Terry Cox (ds)
Nigel Olsson (ds,vo)
Ray Cooper (per)
Paul Buckmaster (Arranger)

* この後 長きに渡ってエルトンを支える、デイヴィー・ジョンストン(g)、ディー・マーレイ(b)、ナイジェル・オルソン(ds)、レイ・クーパー(per)が「All The Nasties」で顔を揃えます。
リック・ウェイクマンの参加も目を惹きますが、目立ったプレイはしていません。

■ produce
Gus Dudgeon

■ 過去記事
17-11-70 ('71)
Tumbleweed Connection ('70)


アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~
アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~


レイ・クーパーは 『Behind The Sun』('85)から数枚、エリック・クラプトンのアルバムにも参加。ツアー・メンバーとしても同行し、来日も果たしています。【DVD】 『24 Nights』『Unplugged』でも見ることができる、ひょうきんな表情と大きなアクションでパーカッションを叩く姿は人気が高く、コンサートではソロ・コーナーが設けられているほどでした。

そんなレイは、ロニー・レインの呼びかけにより 1983年に行われたチャリティー・コンサート『The Arms Concert』にも参加。クラプトンの「Rita May」で早速ソロを取り「ショーを乗っ取る気だな?」とクラプトンにからかわれています。「名だたるミュージシャン達と一緒に演奏ができて、こんなに興奮する機会はないよ。アドレナリンが溢れ出しそうだ」と語ったとおりの張り切りぶりは「Layla」後半部で最高潮に。ドラを強打し続け、終いにはそれを叩き落としてしまう始末。これには観衆もやんやの大歓声。「Goodnight Irene」のラスト・シーンもレイの静止画像で終わるという、なんとも美味しい役柄でありました。

また、ここでクラプトンとアンディ・フェアウェザー・ロウ(g)が初共演。アンディがレイと共に、後のクラプトン・バンドのメンバーに選ばれるきっかけとなったのが、このコンサートだったのではないでしょうか。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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内省的ではありますが...

私としては一番好きなアルバムです。
特に冒頭の二曲。こんな感じのEltonが大好きです。
Paul Buckmasterのオーケストレーションは豪華ですよね。

この後の作品は、ちょっと違った方向へ行ってしまい残念。

funky_alligator さん♪

この後、しばらく豪華絢爛なスタイルに変わっていきますものね。それはそれで好きなのですが... このアルバムと同じ雰囲気の『蒼い肖像』('76)が、また素晴らしい内容でした♪

<あの頃ペニー・レインと>はなかなかよかったですね。特に、バンドのギタリストのナイーブさには惹かれました。ツェッペリンを思わせる専用機での移動にもニヤリとさせられます。

ジェイ加藤さん♪

>ギタリスト
彼は滅茶苦茶やっているようでいて、おっしゃるとおりナイーブな男でした。
ペニー・レインが、だんだんロバート・プラントに見えてきたりもしましたね♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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