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【Live】 Tower Of Power @ Blue Note Tokyo

エルトン・ジョンの『Caribou』('74)や、ロッド・スチュワート『A Night On The Town』('76)に、ホーン・セクションがゲスト参加したこともあるタワー・オブ・パワー。

先週土曜日 2/25。その来日公演@Blue Note Tokyo へ行って参りました。

その時の模様は、すでに「フィル通信」のフィルさんがここで書いていらっしゃるとおり、素晴らしいっ としか言いようのないものでした。

彼らのステージを初めて見たのが『T.O.P.』('93)リリース後の1994年。その後 '95, '98, '02(Mt. Fuji Jazz Festival), '04, '05 そして今年と、これで7回目になります。その間、メンバー・チェンジがあったものの、彼らの根幹である「ファンを楽しませる」そして「自分たちも演奏を楽しむ」というスタイルに全く変わりはありません。

デビューから36年経った今でも、年間100回... いや200回を超えるステージをこなしているでしょうか。もう10,000回近く演奏している曲もあろうと思われるのに、マンネリも何もありません。いつ見に行っても、全力で演奏する彼らの姿には感動を通り越して言葉もないほど。

What Is Hip ? … その答えを知りたいと思ったら、ぜひ一度 彼らのステージを体験して欲しいと思います。歌って踊って演奏して... あの熱狂ぶりに圧倒されるはずです。

さて。引き続きここでは、タワー・オブ・パワーのメンバー達のソロ活動にスポットを当ててみたいと思います。


まずは 『Tower Of Power』('73)、『Back To Oakland』('74)、『Urban Renewal』('74) のいわゆる黄金期にリード・ヴォーカルをつとめたレニー・ウイリアムス。TOP 脱退後にリリースしたソロアルバムの国内盤が発売されています。

Lenny Williams ('74)
レニー・ウィリアムス

ソロになってからのレニーは Funk よりも「Willing To Learn」のような Sweet なソウル・バラードに持ち味を見いだします。『Choosing You 』('77)、『Spark Of Love』 ('78) では、多少ディスコ路線に走りますが、その歌声と良くマッチした Soft & Groovy な感覚には惹かれるものがあります。
『Choosing You』には TOP Horns の他、レイ・パーカー・Jr(g)、ニール・ラーセン(key)、グレッグ・フィリンゲインズ(key)、ウィリー・ウィークス(b)などが。また『Spark Of Love』には、シェリル・リン(vo)、リー・リトナー(g)、グレッグ・フィリンゲインズ(key)、エイブラハム・ラボリエル(b)、ウィリー・ウィークス(b)など、豪華なゲスト陣が参加しています。


Bruce Conte / Bullet Proof ('02)
Bullet Proof

黄金期のギタリスト:ブルース・コンテ。アース・ウインド&ファイヤーのギタリスト:アル・マッケイのバンドに参加しているという話を耳にしましたが、その音は未聴。両者共に Sharp なリズム・カッティングを得意としていたので、さぞかし強力な Groove を生み出していたのではないかと想像することができます。
このソロ・アルバムではブルース・ナンバーを中心に、温かみのあるトーンで Soulful なギターを聞かせてくれています。ゲストには、先のレニー・ウイリアムス。『Power』('87)時のヴォーカル:エリス・ホール。トトのボビー・キンボールという顔ぶれ。Strokeland Records を見てみると、既に新譜『Shades Of Blue』がリリースされているようです。


Francis "Rocco" Prestia / ...Everybody On The Bus ('98)
Everybody on the Bus

ドラムスのデヴィッド・ガリバルディとともに TOP の屋台骨を支えるベーシストのロッコ。一時期は重度のC型肝炎を煩い その健康が心配されましたが、よくぞ再起してくれました。その陰には、手術や治療・入院に必要な費用を充てるために広く募金活動等を行った TOP の熱いファン達が居たことを記しておかなくてはなりません - Keep Your Dreams Alive -
このソロ・アルバムでは、ロッコがベースを弾きまくる... のではなく、シンプルなサウンドを心がけた唄ものが中心で、あくまでアンサンブルを重視しているのが好ましいポイント。ホーン隊は参加していませんが、ガリバルディ(ds)をはじめ、ブルース・コンテ(g)、黄金期のキーボーディスト:チェスター・トンプソンが参加っ。その他、当時の TOP メンバーだった、ブレント・カーター(vo)、カーメン・グリロ(g,vo)、ニック・マイロ(key)、ブランドン・フィールズ(sax)、現 TOP のジェフ・タミリアー(g)。また、サンズ・オブ・チャンプリン~シカゴのビル・チャンプリン(vo)、ライヴ・ハウス The Baked Potato でのライヴで有名なグレッグ・マティソン(key)などがバックアップしています。


Greg Adams / Hidden Agenda ('95)
Hidden Agenda

黄金期のトランペッターであり、TOP の要であるホーン・アレンジを手がけた才子:グレッグ・アダムス。そのソロ・アルバムは、メロディアスなインスト曲が並びながらも 実に Cool なサウンドに仕上がっています。シャデー「Smooth Operator」のカヴァーも有り。ミュート・トランペットの音色は夜のドライヴにもってこいの1枚。ゲストには、ベースにリーランド・スクラー、キーボードには当時の TOP メンバー:ニック・マイロの名前が見えます。


Lenny Pickett with The Borneo Horns ('87)
And the Borneo Horns

黄金期のメンバーが続きます。リード・サックスをつとめたレニー・ピケット。テナー・サックスでトランペットばりのハイトーンを決めまくるそのプレイは Crazy なんて呼ばれていました。リトル・フィートの『Waiting For Columbus』収録「Mercenary Territory」で「レニーの吹いた音につられて、ロンドン中の警報機が鳴り出した」とフィーツのギタリスト:ポール・バレアに言わしめた、あの凄まじいまでの上昇音の持ち主が このレニーなのです。
このアルバムは、レニーを含む8人の金管・木管楽器奏者のみのユニークなホーン・アンサンブルが収められています。ピーター・バラカン氏曰く「シンプルな繰り返しの中にファンクを感じる」。どういう関係からか co-producer にジェフ・マルダーの名前が記載されています。


Doc Kupka presents Strokeland Superband / Kick It Up A Step ! ('98)
Kick It up a Step!

Funky Doctor ことバリトン・サックス奏者のステファン"ドック"クプカ。昔はスマートでしたが、今はあの巨体... それでいて軽やかに(とは言えませんが)ステップを踏みながらバリサクをブカブカ吹きまくる姿は圧巻。時たま見せる仕草は愛らしく、コンサートを見に行くたび 僕の視線の7割方はドックに釘付けなのです。バリトン・サックスという吹き手の少ない楽器を自在にこなすドックがいたからこそ、僕はタワー・オブ・パワーに夢中になった … と言っても過言ではありません。
このアルバムはドックのソロというよりも、ドックとその仲間達による、まさに Super な共演。ホーン隊には、黄金期のミック・ジレット(tp)、レニー・ピケット(sax)、当時の TOP メンバー:ビル・チャーチヴィル(驚異のトランペッター)。リズム・セクションには、鉄壁のロッコ&ガリバルディ。ギターは現 TOP メンバー:ジェフ・タミリアー(co-producer もつとめています)。ボーカル陣は、自分のバンドに TOP horns を迎えたこともあるヒューイ・ルイス。シカゴで歌っているより数段生き生きしているビル・チャンプリン。エルヴィン・ビショップのバンドで伸びやかな歌声を聴かせてくれたミッキー・トーマス(『Raisin' Hell』('77)には TOP Horns が参加)。そして TOP の大将 エミリオと超豪華っ。楽しさ抜群のアルバムです。


Jeff Tamelier / Strat Got Yo' Tongue ('99)
Strat Got Yo' Tongue
現 TOP のギタリスト:ジェフ・タミリアー。ジェフの弾く Solid なギターは、TOP に新たな息吹を与えてくれました。また、ギターを弾くだけではなく、プロデューサーやミュージカル・ディレクターをつとめたりと、音楽家として幅広い才能を持っていることがうかがい知れます。
このアルバムでは TOP の曲では聴くことのできない、ジェフ・ベックばりの Tricky で Funky なギター・プレイを披露。普段は裏方に徹しているジェフですが、リズム・ギターだけではなくソロイストとしても一流であることをここで証明しています。ゲスト陣は、ロッコ&ガリバルディのリズム・セクション。当時の TOP メンバーからは、ブレント・カーター(vo)、ハーマン・マシューズ(ds)。黄金期のギタリスト:ブルース・コンテとのバトルが聴ける「East Of The Coldecott」なんて曲もありっ。


Roger Smith / Consider This ('00)
Consider This

現 TOP のキーボーディスト:ロジャー・スミス。先日行われた来日公演でも Cool なのに火花が散るようなプレイを聴かせてくれました。
ロジャーは既に数枚ソロ・アルバムを出しているようですが、僕が持っているこのアルバムでは、オルガンよりもエレピを多用したスムース・ジャズっぽいサウンドを展開しています。「Horn-Afication」1曲のみ TOP horns が参加。その他、数曲にジェフ・タミリアー(g)の名前が。


Glenn Walters / The King Of Retro Cool
The King Of Retro Cool
TOP のメンバーになったことはありませんが、上記 ドック、ジェフのアルバムに参加し、TOP の仲間と見られるヴォーカリスト:グレン・ウォルタース。ドックとジェフがプロデュースをつとめ、ホーン隊にはドック、ミック・ジレット(tp)、ビル・チャーチヴィル(tp)。リズム・セクションはもちろんロッコ&ガリバルディ。ギターにジェフ。キーボードがロジャー・スミスという布陣。アルバム・タイトルどおり Retro で Cool なグレンの渋い歌声が魅力の1枚。ランディ・ニューマン「Marie」の名カヴァーを含む『Glenn Walters』('96)というアルバムも出ています。

その他 TOP 関連で聴いてみたいと思っている CD は...

Larry Braggs / Places
現 TOP のヴォーカリスト:ラリー・ブラッグスは、レニー・ウイリアムスを現代的にしたような雰囲気を持っています。Funky な曲はもとより Sweet なバラードまで柔軟に歌いこなし、その上ステージ・パフォーマンスも素晴らしと来れば言うこと無し。今の TOP に打って付けのヴォーカリストだと思います。そんなラリーのソロ・アルバムが早くも登場しています。グラハム・セントラル・ステイション「Hair」のカヴァーなども有り、楽しみな1枚です。

Mic Gillette / Ear Candy
黄金期の 1st トランペッター:ミック・ジレット。初ソロ・アルバムのリリースです。ゲスト陣を見ただけで涎が垂れてくる … ミックと共に TOP デビューを飾った時のオリジナル・ホーン・セクション:エミリオ(as)、ドック(brs)、グレッグ・アダムス(tp)、スキップ・メスクィート(ts)の他、ロッコ&ガリバルディのリズム・セクション。ジェフ・タミリアー(g)、チェスター・トンプソン(key)、レニー・ウイリアムス(vo)が。また、いっそのこと TOP のメンバーになってしまえっのビル・チャンプリン(vo)も顔を出しています。「Tell Mama」の1曲を試聴しただけで、欲しい欲しいの CD。

Cold Blood / Transfusion
ジャニス・ジョプリン、ボニー・ブラムレットも真っ青のシャウターであり、紅一点のリディア・ペンス率いるコールド・ブラッド。TOP と共に1970年代初頭のベイ・エリアを大いに盛り上げた大型ファンク・バンドです。
彼らのニュー・アルバムには、なんとっ ミック・ジレット(tp)、スキップ・メスクィート(ts)、ジェフ・タミリアー(g)、デヴィッド・ガリバルディ(ds) といった TOP メンバーが友情出演。これは聴き捨てなりません。

そして、リーダーのエミリオが、あのダミ声で歌いまくるソロ・アルバム... なんていうのも、そろそろ聴いてみたいな … TOP ファンの方達 そう思いませんか?

■ 過去記事
East Bay Grease ('70)

■ 過去のライヴ情報
【1994年】【1995年】【1998年】【2002年】
【2004年】【2005年】

テーマ : ライヴレポ・感想
ジャンル : 音楽

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Sweet Soul Music, That's the Best!

今晩、TOWER OF POWER @ BLUE NOTE TOKYO ああ、月並みですが、なんて素晴らしいバンドなんでしょうか!! こういう時ほど月並みになっちゃうんですよね。言葉に書き表すってホン

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これはすばらしいです。紹介だけでなくご自分の意見がチャンと入った・・・こういうBLOGが好きです。ありがとうございます。じっくり、読まさせていただきます

紹介していただきありがとうございます。
TBもさせていただきました。
いやあ、しかし、oceanさんがこれ程まで
TOP人脈に精通されているとは驚きです。
しっかと参考にさせていただきます。

しっかり ソロ作品も・・

しっかりソロ作品も そろえておられるんですね。
わたしも ライブの時 ラリーさんのソロ 買ったよ。
Strokeland superbandのDocのは 今もヘビロテです。

TOP わたしは がんばって名古屋に行って来ました。
2セットしっかり見てきました。
でも、足りないんだよねえ~。いつも・・・・。
見どころが多すぎて 10回くらい見てみたいっ!
今年は さらに メンバー全員ノリノリで あのダンスにも磨きがかかってましたよね。
今回で Jeffさんが 抜けてしまうので(かなし)
ピックが配られましたね。
ロッコと3人でお写真もとってもらって、それなりに
お別れを惜しんだつもりですが・・・。
でも ここ数年のタワーへの 彼の貢献度はかなりの物があると思うので やっぱし 悲しいです。
東京では Jeffさんのソロアルバム売ってたみたいですね。
名古屋にはなかったのだ・・・。(とおもう)
Fred Rossという人が Strokeland superbandoをバックにソロアルバム
作ったらしいんですけど USamazonなどでは
買えるみたいなんだけど 誰か聴いたことある人いないかなあ。
タワーのこと なんぼでも書けてしまって困ってしまうよ。

▼evergreen さん
お褒めの言葉をいただき光栄です♪ この素晴らしいバンドの魅力をもっと伝えたいという思いで書きました♪

▼フィルさん
参考にしていただければ幸いです。手に入りづらくなってしまった CD もありますが、稀に中古で見かけることもありますので(先日は Jazz のコーナーにグレッグとレニーの CD が置いてありました)根気よく探してみてください♪

▼melonpan さん
2セット行きましたか?! そうなんですよね~ TOP の場合 1st、2nd 両方見て1セットと言われているので僕もそうしたかったのですが(ホントは毎日見たいくらい)、今回は諸事情にて 2nd のみでした。

しかし... ジェフ退団? それは残念ですね... だけどこれからも何らかの形で TOP をバックアップしていくことでしょう。

>フレッド・ロス
これですね?→ http://www.strokeland.com/html/thelaw.html

僕は『Kick It Up A Step!』に参加していた Frank Biner の『Frankie B. Is Back In Town』(ドック、ミック、ジェフ入り)を狙っています♪ → http://www.bay-area-bands.com/bab00038.htm

oceanさん、初めまして。
TBありがとうございました。
私もTOPが大好きです。oceanさんのブログを拝見して、メンバーについてとても勉強になりました。
今後もブログ、拝見させていただきますね♪

Rieさん

ご丁寧にありがとうございました。
僕の方こそ RieさんのBlue Noteレビューを楽しみにしていきます♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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