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Christine Perfect / same ('70)

Christine Perfect

後にフリートウッド・マックのメンバーとして脚光を浴びることととなるクリスティン・マクヴィー … なんて書きながら、1970年後半にビッグ・ヒットを飛ばしている頃のマックでさえまともに聴いてなかったし、彼女の本名はクリスティン・パーフェクトと言い 1960年代後半にはチキン・シャックのメンバだった。ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズ~フリートウッド・マックに在籍していたジョン・マクヴィーと結婚した後、クリスティン・マクヴィーと姓を変えた … ということも、この 1st ソロ『クリスティン・パーフェクト』を手にして初めて知ったほどなのです。

イギリスで起きたブルース・ムーヴメントについては疎いわたしですが、このアルバムを手にしたきっかけは、聞きかじった『ファンタスティック・マック』('75)や『噂』('77)の中では、「Say You Love Me」「You Make Loving Fun」といったクリスティンの曲が印象に残っていたから... 美しいジャケットに目を惹かれたから... (後者が本音)

初めて聴くアルバムの1曲目というのはとても大切で、それが驚くような名曲である必要はなく、すっと体が受け付けるかどうかが アルバム全体を聴き通そうとするか、しないか … 感情の分かれ道。昔はそれほどでもありませんでしたが、音楽が氾濫気味でお手軽になってしまったデジタル時代では、そんな気分もなおさらです。

果たして聴いてみると … 無機質に思えるリズム・セクションをバックに、ジャケットに写るクリスティンの表情そのものの 物憂げな歌声が聞こえてきました。


1曲目「Crazy 'Bout You Baby」~「I'm On My Way」と、R&B、Blues 楽曲なのに、妙にそれ臭くないカヴァーを好ましく思いながら聴き進めると、それまで平坦だったリズムにアクセントが加わり ブルースとポップの狭間に揺れるメロディーを持った「Let Me Go」、「朝日のあたる家」のような気怠さを感じる「Wait And See」と、クリスティンの自作曲にぐっと引きつけられる。

1969年にイギリスのチャートで14位まで上がったという「I'd Rather Go Blind」の堂々とした歌いぶり。ストリングスをバックに歌われるダニー・カーワン作「When You Say」(オリジナルはフリートウッド・マック『Then Play On』('69)だそうで、これはたしか evergreen さんが紹介していたような記憶が...)で甘美な世界へと誘われる。

これは良いな … と思い始めると、またまた無機質ブルースとブルース・ポップスの繰り返し... このあたりの感覚は、スティーヴ・ミラーに似ているかもしれません。

ラスト・ソングには、何とも意外な選曲:トニー・ジョー・ホワイト『...Continued』('69)収録「I Want You」 汗と土の臭いがぷんぷんのオリジナルに対して、クリスティンのそれからは芳香が漂ってきます。

このアルバムを聴いたら、昔 FM で渋谷陽一が大プッシュしていたツェッペリン風の『Paris』('75)から急転直下 mellow な路線に方向転換した『French Kiss』('77)で大ブレイクしたボブ・ウェルチが、クリスティンと共に在籍していた頃のフリートウッド・マックも猛烈に聴きたくなってきました。

とりあえず1枚 手に入れましたので、これはまた次回に。

■ member
Christine Perfect (key,vo)

Danny Kirwan (g)
John McVie (b)

■ songs
・ When I Say (Danny Kirwan)
・ I Want You (Tony Joe White)

■ producer
Mike Vernon
Christine Perfect


Christine McVie / same ('84)
Christine McVie

クリスティンのソロ2作目。クラプトンが「The Challenge」に参加していますが、ノンディストーションで軽くさらり程度。1980年代中盤からクラプトン・バンドに加わる元アヴェレージ・ホワイト・バンドのドラマー:スティーヴ・フェローネとは、おそらくここで初顔合わせ。クラプトンはもともと AWB ファンだったといいますから相思相愛だったのでしょうね。クラプトンよりも 4曲(うち1曲は共作)に参加し、なかでも「One In A Million」ではクリスティンとリード・ヴォーカルを分け合うほど、大フィーチャーされているのがスティーヴ・ウインウッド。『Arc Of A Diver』('80)の、あのシンセの音を聴くこともできます。
ところで、クラプトンとスティーヴィーが何故参加? … 思えばクラプトンとジョン・マクヴィーはブルースブレイカーズ仲間だし、クリスティンは1963年頃、バンド結成前のスペンサー・デイヴィスとブルース・デュオを組んでいたこともあったらしいので、繋がりが無くはないのかなと...

■ member
Christine McVie (key,vo)

Lindsey Buckingham (g,b-vo)
Eric Clapton (g)
Steve Winwood (key,vo)
Steve Ferrone (ds)
Mick Fleetwood (ds)
Ray Cooper (per)

■ songs
・ Ask Anybody (McVie / Steve Winwood)

■ producer
Russ Titelman


Eric Clapton / Behind The Sun ('85)
Behind the Sun

クリスティンのアルバムでのセッションがきっかけでしょうか。リンジー・バッキンガムがゲスト参加。
これは、もともとフィル・コリンズが指揮を執り作成が進められており ほぼ完成していたものの、当時の Warner Bros. 社長:レニー・ワロンカーから「ヒット性の高いコマーシャルな曲を録音し直すよう」命じられて「Forever Man」「See What Love Can Do」「Something's Happening」の3曲が追加されたという曰く付きのアルバム(リンジーは、この内「Something's Happening」に参加)
あまり評判のよろしくないこのアルバムを、中途半端にしているのが この3曲。声に力がこもった「She's Waiting」「Same Old Blues」や、スタジオでこれほど延々と弾きまくるクラプトンは初めてじゃないかというほどの「Just Like A Prisoner」など、プロパー組の曲には大好きと呼べる演奏が多く収録されているのに... レコード会社に対して「エリックの音楽が何なのかを全くわかってない」と腹を立てたフィルに同意。いつの日か、この時 没にされた未発表曲を追加して、クラプトンとフィルが思い描いた曲順に並べ替えたものを聴いてみたい。それでこそ、次作の hyper な快作『August』('86)への繋がりが良くなるというものだ … と思います。

■ member
Eric Clapton (g,vo)

Chris Stainton (key)
Donald "Duck" Dunn (b)
Jamie Oldaker (ds,b-vo)
Ray Cooper (per)
Phil Collins (ds,key,b-vo)
Marcy Levy (b-vo)
Shaun Murphy (b-vo)
- ショーン・マーフィーは、後のローウェル抜きリトル・フィートに参加した女性シンガー

*「Something's Happening」
Lindsey Buckingham (g)
Greg Phillinganes (key,b-vo)
James Newton Howard (syn)
Nathan East (b,b-vo)
John Robinson (ds)
Ted Templeman (per)

*「Forever Man」「See What Love Can Do」
Steve Lukather (g)
Michael Omartian (syn)
Nathan East (b,b-vo)
Jeff Porcaro (ds)
Lenny Castro (per)

Patti Clapton (photo)

■ songs
・ Knock On Wood (Floyd / Steve Cropper)

■ producer
Phil Collins
* Ted Templeman
* Lenny Waronker

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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フリートウッド・マック 3

フリートウッド・マックの2枚組ベストアルバム『ヴェリー・ベスト・オブ~』。本当に素晴らしいグループの素晴らしい音楽をタップリ堪能する。文字にするだけで、素晴らしいですね。そんな至福の時を与えてくれる数少ないグループがこのフリートウッド・マックで、....

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ビハインド・ザ・サン

あの3曲はジェリー・ウイリアムズの曲だったと思いますが、確かにあんなにでかく*印がついていたら、クレジットに無頓着な人でも「おや?」と思いますよね。
ロスに行かされてTOTOの面々をバックに据えられてるあたり、80年代を感じさせます。

ジェイ加藤さん♪

おっしゃるとおりっ ジェリー・ウイリアムズですね。
「Forever Man」は、レーベルの思惑通り小ヒットしましたが、このアルバムリリース後に行われた来日公演での演奏は、実にあっさりと淡泊なものだったので、クラプトン自身はそれほど熱が入っていなかったのかもしれません。
それに比べて「She's Waiting」「Same Old Blues」のライブ・バージョンは、クラプトンに良くある"ステージ化け"する曲で、それはそれは気合いのこもった演奏ぶりでした♪

変なとこで反応するようですが、ありましたね~!渋谷陽一先生大プッシュのPARIS!。昔、僕も彼の番組を聴いてましたよー。年代、わかっちゃいますね、お互いに。

ネオンパークさん ♪

>PARIS
ありましたでしょ~ わかっちゃいましたね♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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