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Joe Walsh / Barnstorm ('72)

Barnstorm

もう一人のバッファローは また別の機会に。

「Cottonwoodhill 別別館」の Cottonwoodhill さんのところ や、「似顔絵ロック ~ Portrait in Rock」の yu-shio さんのところ で拝見した、ジェイムス・ギャング再結成の話題に便乗して... ジョー・ウォルッシュ … ジェイムス・ギャング脱退後の 1st ソロ・アルバム 『バーンストーム』

ジョーとバッファロー・スプリングフィールド … 意外な組合せのようですが、ジェイムス・ギャング時代の『Yer' Album』('69)では、バッファロー『Again』('67)収録のスティルス作「Bluebird」をカヴァーしており、視野を広げてみれば『Rides Again』('70)収録「There I Go Again」には、バッファローから派生したポコのスティール・ギター奏者:ラスティ・ヤングがゲスト参加しています (そのポコ『Crazy Eyes』('73)には「Here We Go Again」という、良く似たタイトルの曲があるのも面白い)

ジョーは特にスティルスと親交が深かったようで、マナサスの 2nd 『Down The Road』('73)には、ジョーがゲスト参加していますし、マナサス解散後のスティルスが ジョーの新しいバンド:バーンストームのメンバー:ケニー・パサレリ(b)、ジョー・ヴァイタル(ds)を褒めたところ、ジョーはスティルスが2人を必要としたとき 快く貸し出したそうです (そのお礼か... スティルスは『Live』('75)で「Rocky Mountain Way」を演奏) ジョーにとってスティルスは憧れの人だったのでしょう。

以前 ここでも 書きましたが、ジェイムス・ギャング時代の「Walk Away」「Funk #49」といった代表曲に慣れ親しんでからアルバムを聴いてみると、あっけにとられるほどアコースティックな手触りの曲が多く 少し物足りなくもありましたが、これはジョーがスティルスのようなフォークをベースにしたダイナミックなサウンドを目指そうとした表れだったのかもしれません。

このアルバムでも基本的なアプローチは同様。ジェイムス・ギャングでは 今ひとつ中途半端に聞こえたそのサウンドも、ここでは美しく調和が取れ、統一感あるものに仕上がっています。


アコギの静かなストロークで始まり、徐々に分厚いギター・サウンドへと盛り上げていき、後のソロ・ヒット曲「この人生に賭けて」で使っていた "ピコポコ" というシンセサイザーの音色も聞こえてくる「Here We Go」~ トラッド・フォークのような香りさえ漂わせる「真夜中の訪問者」の味わい深さよ。

優しいハーモニーが印象的な「One And One」では、ジョーの手癖なのか「Hotel California」でのフレーズが ちらりと顔を出します。

ギタリストの曲なのにピアノ、シンセサイザー、フルートといったギター以外の音色に耳を惹かれてしまう、英国プログレ風のインスト曲「Giant Bohemoth」

「One And One」のメロディーがリプライズされ、中間部ではクラシック調の壮大な演奏も導入されている「Mother Says」

と... 組曲風にメドレー形式で展開する、レコードでいうとA面は 何度聴いても飽きることのない素晴らしい出来栄え。ジョーはこの時点ですでに確固たるオリジナリティーと自分のスタイルを確立していたことを感じます。

演奏中に「ニール・ヤングのハーモニカを思い出した」とかで、それ風のハープの音色も聞こえてくる アコースティック・ギターの弾き語り「Coming Down」で アルバムは静かに幕を閉じる。

突飛で wild な印象が先行しているジョーですが、実は理知的であり ロマンチストなのかもしれない … との印象を強くする一枚。唯一 heavy で loud なギターが吠えている「Turn To Stone」でさえリリシズムに溢れています。

■ member
Joe Walsh (g,syn,key,vo)

Kenny Passarelli (b)
Joe Vitale (ds,fl,key)

Al Perkins (steel-g)
Paul Harris (key)
Chuck Rainey (b)
* 当時マナサスのメンバーだった、アル・パーキンス、ポール・ハリスがゲスト参加。

■ produce
Bill Szymczyk

■ 過去記事
James Gang / Live In Concert ('71)

■ 過去のライヴ情報
【Ringo All-Starr Band 1989年】【Eagles 1995】

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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しかしまあ、

James Gang再結成はノーマークでしたね。日本に来ないのでしょうか。ライブで“Funk #48”“Funk #49”を聴いてみたいものです。

個人的に大好きな

ジョー・ウォルシュですが、ジェームズ・ギャングを辞めたのは、バーンストームのファースト聞けばわかりますね。ハードロックだけでなくいろいろやってみたかったのでしょう。oceanさんも書かれてるように、プログレっぽい英国的な音にもチャレンジしてます。
ウォルシュとスティルスというと同じ時期にコロラドを活動の拠点にしてたこと(ポコもそうでした)から交流があったようですね。
ちなみにジェームズ・ギャングとはジェシー・ジェームズの強盗団という意味で、西部時代の有名な無法者から取られてます。

▼ yu-shio さん
あのバンドも、このバンドも再結成に次ぐ再結成の中、僕も含めて「ジェイムス・ギャングが再結成しないかな?」なんて思っている人はほとんどいなかったのでは? だから吃驚しちゃったんですね(笑

▼ フィニルさん
>コロラド
なるほど、そういう共通点があったのですね~ バンド名の由来と言い、いつもためになります♪
それはそうと、フィニルさんのところでスティルスを大々的にとりあげてらっしゃいましたね。ゆっくり拝見しに行きます!
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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