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The Section / same ('72)

The Section

ダニー・コーチマー、クレイグ・ダーギー、リーランド・スクラー、ラス・カンケル … アメリカの... 特に西海岸サウンド好きの方なら、クレジットに記載されている彼らの名前を何度も目にしていることでしょう。

こいつらが参加していれば間違いない … とレコードを漁った方も多いのでは... 僕もそんな一人です。

だけど 手元の資料によると、メンバー全員が揃ってセッションに参加したアルバムは意外と少なく、関わりが深いとされるジェイムス・テイラーでさえ、先日の『One Man Dog』のみ。その他は、クロスビー&ナッシュ『Wind On The Water』('75)、ジャクソン・ブラウン『Running On Empty』('77) くらいか...

それぞれがあちらこちらから声の掛かる売れっ子のスタジオ・ミュージシャンでしたから、4人のスケジュールがぴったり空くことも少なかった... しかし、そこはもともと腕自慢の面々のことですから、後のスタッフ、TOTO がそうだったように、セッションばかりじゃつまらんぜ。バンドをやろうぜ … というノリで、アルバムを製作するに至ったのでしょう。

これは4人が結成した ザ・セクションの 1st アルバム。

全10曲がインスト・ナンバーで、3曲にマイケル・ブレッカーが参加。ちなみにリリース順では『One Man Dog』よりも こちらが先。このセッションがきっかけで『One Man Dog』にブレッカーが呼ばれたものと思われます。


スタッフ、TOTO のアルバムが、思いの外 調和を重んじたサウンドだったのに対して、セクションは その逆。溜まっていたフラストレーションを一気に吐き出すが如く... 爆発っ。

このアルバムを聴く前に、トミー・ボーリンとヤン・ハマー参加のビリー・コブハム『Spectrum』('73)や、『No Nukes From The Muse Concerts』('79)の「Honey Don't Leave L.A.」でスクラーのぶっ飛んだベース・プレイを体験していたので、それはある程度予想していたのですが、クーチとダーギーの2人がここまで弾きまくっているとは思いもしませんでした。

特に、ジョー・サンプル・タイプのリリカルなキーボーディストをイメージしていたダーギーのプレイには驚き。まさしくサンプルのようなピアノ演奏で始まる「Second Degree」の、エフェクターをかけたエレピが唸りまくるエキサイティングなソロには あんぐり。

クーチも、キレの良いリズムカッティングだけではなく、ジョー・ママ「Machine Gun Kelly」のような、早いパッセージのソロを連発。ジョー・ママのそれがクリアな音色だったのに対して、こちらでは軽いディストーションがかかり、時として暴力的とさえ言えるほど。

そして、スクラー&カンケルによるリズム・セクションの凄まじさ。

スクラーは、タワー・オブ・パワーのロッコと並んで 僕の好きなベーシスト。2人のうねり方に違いはありますが、「Sporadic Vacuums Of Thought」「Holy Frijoles」あたりで聞けるような 変態チックなフレーズをさりげなくきめるところが良く似てます。ルックスと演奏ぶりのギャップ度合いも No.1。

カンケルのパワフルさは、とても歌伴ドラマーとは思えないほどだし。この2人... やれと言われればヘビメタでもなんてもこなしますね。きっと...

その辺りからか... このアルバムに揃ったインスト・ナンバーには、ジャズ・フュージョンではなく 極めてロック的な印象を受けるのです。

「フィル通信」の フィルさんが、JT 来日時の前座として登場した ザ・セクションの生演奏を見た時の衝撃を ここで 綴っていらっしゃいます。さぞかし興奮したんだろうな...

■ member
Danny Kortchmar (g)
Craig Doerge (key)
Leland Sklar (b)
Russ Kunkel (ds)
* クレイグ・ダーギーは、ダーギ、ダージと呼ぶ場合もあるようですが、このアルバムに say Durgee と記載のあることから、ダーギー、ダージーと伸ばす方が正しいのかもしれません。いずれにしても読みづらい...

■ guest
Michael Brecker (sax)
* ブレッカー・ブラザーズのアルバムしか聞いたことが無いので比べようもありませんが、「Don't Let Me Be Lonely Tonight」などの歌伴で聞かせてくれる moody なプレイとは裏腹にキレまくっています。

■ songs
・ Sitting On The Dock Of The Bay (Otis Redding / Steve Cropper)

■ producer
The Section
Robert Appere

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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その節はどうも。このセクションの1枚目は、大学生になって、初めて東京に遊びに行って(まあ「買い付け」ですけど)、最初に買ったうちの1枚ですた。確か御茶ノ水駅前のユニオンだった覚え。全編インストと言うことで覚悟はしていたのだけど、当時は今ほどそういった音楽への素養もなく(今もありませんが・・・)、なんじゃけこれは???って感じでした。それでも"Doing That Meatball"だけはカセットに録音して、大学時代DJ(今で言うDJではないですよ)めいたことをやったときのテーマ曲に使ったりしてました。あのはねる感じは実に懐かしい。

フィニルさん

どうもです♪

僕も当初は JT のサウンドを期待していて、初めて聴いたときには、はぁ~ … と吃驚唖然したことを覚えています。

スタッフは、自分たちのアルバムでも歌伴でも、比較的同じようなことを演っていましたが、この人達は、まるっきり別次元のサウンドを試みていました。どっちがホントの姿なのかわかりません。
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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