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The Crusaders / 1 ('72)

The Crusaders 1

『クルセイダーズ 1』

"フュージョン" という言葉が盛んに使われ始めたのは いつ頃からだったでしょうか。

当時はまだ ジャズ・ソウル系の音楽を聞いてなかったので、そちら方面の動向は後になって知ったのですが、ロックの分野で そう表現され始めたのは、ジェフ・ベック『Blow By Blow』が発売された1975年頃だと記憶しているのですが いかがでしょうか。

それ以前は "クロスオーバー" でしたか。様々な音楽が、交差し重なり合う... 融合する... 上手く名付けたものです。

クロスオーバーで思い出すのが、FM のラジオ番組「クロスオーバー・イレブン」。

「やがて一日が無限の彼方に消えようとしている …」で始まり、「もうすぐ時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会うとき。クロスオーバ・ーイレブン...」で終わるナレーション。

短編小説のようなストーリーの合間に、ジャンルを問わず それをイメージさせるような音楽が流れる番組構成が、まだ学生だった僕には えらく大人びた雰囲気に思えました。

クロスオーバー・イレブンでクルセイダーズの曲が流れていたかどうかは全く覚えていませんが、このアルバムのラスト・ナンバー「Mosadi (Woman)」を聴いていると、あのナレーションの低く落ち着いた声が 耳の奥によみがえってくるのです。


クルセイダーズのバンド歴は長く、1961年にジャズ・クルセイダーズとしてデビューした後、バンド名からジャズが外れるまでに20枚近くのアルバムをリリースしています(この間は未聴)

このアルバムは、タイトルが『1』なっていることから クルセイダーズとしての 1st アルバムとされていますが、正式には この前作『Pass The Plate』(これも未聴)からクルセイダーズ名義となったようです。

クルセイダーズを初めて聴いたのは 『Blow By Blow』と同年リリースの『南から来た十字軍』で、他のアルバムも徐々に揃えていったのですが、この『1』は、おととし やっと CD で入手しました。

アヴェレイジ・ホワイト・バンドがカヴァーした、アンサンブル重視の「Put It Where You Want It」のように、後年のクルセイダーズに繋がる曲もありますが、メンバーが代わる代わるエキサイティングなソロを取る曲の方に まずは圧倒されます。

8分近く延々と繰り返されるリフに恍惚感を覚える 1曲目「That's How I Feel」では、ジョニ・ミッチェル『For The Roses』にベース・プレイヤーとしてゲスト参加していたウィルトン・フェルダーのフリーキーなサックス・ソロがいきなり飛び出す。ここでのベースはチャック・レイニーでしょうか。イントロで聞こえる早いパッセージの下降音に、単純と言ってしまえばそれまでですが痺れます。

大海原を漂うようなゆったりとしたアレンジが施された、キャロル・キング作「So Far Away」では、ラリー・カールトンの若々しく荒々しくも ひたむきなソロに聴き惚れます。

フェルダー、ウェイン・ヘンダーソンの両ホーンが暴れる「Full Moon」では、スティックス・フーパーの煽りまくるドラミングも半端じゃありません。

レイニー&フーパーの壮絶 groove に体の揺れが止まらない「Sweet Revival」と、「Georgia Cottonfield」では、ジョー・サンプルのたたみかけるようなピアノ・ソロが凄いっ。こんなに鬼気迫るサンプルは聴いたこと無いっ。

メンバー全員がリズムの塊になっている「Mud Hole」が 僕の中ではハイライト。アーサー・アダムスの(?)シャープでセンスの良いギター・カッティングも聞き物。

どのバンドもそうですが 1st アルバムには意気込みを感じます。

次作『The 2nd Crusade』は後回しにしていたら、いつのまにやら廃盤に... 残念。

■ member
Joe Sample (key)
Wilton Felder (b,sax)
Wayne Henderson (tb)
Stix Hooper (ds)

■ guest
Larry Carlton (g)
Arthur Adams (g)
David T. Walker (g)
Chuck Rainey (b)

■ songs
・ So Far Away (Carole King)

■ producer
Stewart Levine

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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クルセイダースの「So Far Away」

クルセイダース(Crusaders)「1」(1971)70年代のクルセイダースは、誰がなんと言おうと無敵でアリマス。というハナシを展開してもイイんですけど、今日は、またしても「この一曲がスゲェ!」という記事にシマス。(楽だから・・・。)では、改めまして・・・。この曲がス

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おお、きましたね、クロスオーバー・イレブン!
ジェット・ストリームと区別がつかなくなってましたが、
確かにありましたね!アダルトな世界でした。

どうも、こんにちは。

ワタシにとって、70年代のクルセイダースは、最高の「クロス・オーヴァー」バンドです。
「1」から始まるMCA諸作は個人的には、ホントに傑作ゾロイだと思います。
フツーに聴こえてフツーじゃない!
実にスゲェ傑作群!
ホントニたまらんですね。
(このアルバムでは、「So Far Away」がツボです。元曲も好きなモノで・・・)

▼ ジェイ加藤さん
そうそう ジェットストリームもっ!
「Mr.Lonely」がテーマ曲だったような記憶が... その他、渋谷陽一の「ヤングジョッキー」、小室等の「音楽夜話」もかかさず聞いていました♪

▼ bugalu さん
TB ありがとうございました。

>フツーに聴こえてフツーじゃない!
特にフーパーの"足"! あれはフツーじゃありません♪

僕も最初に聴いたのは「南から来た十字軍」(もしかしたら「スクラッチ」)で、このファーストはかなり後でした。今聴くとファーストはフュージョン臭が薄くていいですね。“Put It Where You Want It”はカールトンが有名になる前、五輪真弓のバックで日本に来たときにソロコーナーでやってましたよ(たしかベースはマイク・ポーカロ。FMで聴きました)。一気にカールトンのファンに!髪もフサフサで王子様みたいでしたし(笑)。

クロスオーバーイレブン

おっと懐かしい!テーマ曲はStuff/My Sweetnessだったよね?

渋谷陽一"ヤングジョッキー"も懐かしい!何かムカつきながらも毎週聞いてました。

▼ yu-shio さん
>フュージョン臭が薄くて
そうですよね。後のことを考えると これをフュージョンとは言いづらいですよね~

>五輪真弓のバック
へぇ~ そういうのもあったんですかっ。先日 yu-shioさんが取り上げていらっしゃった 矢野顕子&ローウェルという組合せも凄いですけどね♪

>髪もフサフサ
ピーター・フランプトンも...(失礼

▼ Hidekichi さん
>Stuff/My Sweetness
良く覚えていらっしゃいましたね! 早速 聴いてみたら... これでしたっけ?(思い出せず(苦笑
でも、この曲。当時のFM局で、多くの番組のBGMに使われていましたよね♪

>むかつきながら
自分の趣味で曲をかけてましたからね~。でも けっこう感化されました♪

しまった!My Sweetnessは6:00pmからやってた番組のテーマだ。クロスオーバーイレブンはアジムスだったかな?

Hidekichi さん♪

>アジムス
お見事っ正解でした! こんなページを見つけました http://www5b.biglobe.ne.jp/~co11/theme.html
その曲の試聴はできませんでしたが、他の曲を数曲聞いてみたら、クロスオーヴァーな世界ですね~♪

ほほう!

ネットて凄いな~!30年近くも前の事だからなあ。
教えてくれてありがとう!My Sweetnessの番組が知りたいなあ、夕方NHK-FMでやってた番組...

Hidekichi さん♪

見つけましたよ~!
My Sweetness の邦題は「いとしの貴女」でしたよね? 「軽音楽をあなたに」でビンゴですか?
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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