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Aretha Franklin / Amazing Grace - The Complete Recording ('99)

Amazing Grace

アレサ・フランクリンを初めて聴いたのは『Lady Soul』('68)。ジェフ・ベックが大絶賛したという「Good To Me As I Am To You」でのエリック・クラプトンが弾くギター・プレイを聴きたかったから … というのがきっかけでした。

Lady Soul
Lady Soul


ジェフからスティーヴィー・ワンダーの素晴らしさを知ったように、クラプトンからアレサを... と、ロックを手がかりにしてソウル系のアルバムを聴き始めていったのです。

クラプトンの1968年というと『クリームの素晴らしき世界』、そして ビートルズ「While My Guitar Gently Weeps」への参加がありました。

ビートルズの方は みなさんもご存じの通り。なるほどの繋がりでしたが、アレサの曲への参加は 当初さっぱり理由がわかりませんでした。しかしそれも、今思えばなるほどのトム・ダウド繋がりだったのですね。

さて、肝心のクラプトンは... ジェフが絶賛した … という謳い文句を鵜呑みにして聞くと、ほんとかいな … という演奏。確かに、控えめながら bluesy でセンスの良いオブリガードを入れているので、クラプトンのファンだったら聴いて損はありませんが...

でも、がっかりすることはありません。アレサがいます。それよりも何よりも、アレサなんです。

メロディーを崩して歌いながらも、けっして音程が乱れない安定した歌唱力... バックの演奏を自ら引っ張る抜群のリズム感... 圧倒されました。

ロッド・スチュワートとジェフによる「Peple Get Ready」(この曲をきっかけにカーティス・メイフィールドを知ったり...)、キャロル・キング「A Natural Woman」、ヤング・ラスカルズ「Groovin'」といった馴染み深い曲が歌われていたこともあり、みるみるアレサの虜に。

数枚 聴き進めた後、出会った 『アメイジング・グレイス』 (オリジナルは1972年。写真は1999年に発売された完全版と表される2枚組CD) … 度肝を抜かれました。


まるでこれから結婚式が始まるようなオルガンの音色... 深く諭すような牧師さんの語り...

そう。これは教会で行われたライブの模様。

祈りを捧げるように静かに歌い出すアレサ。「What A Friend We Have In Jesus」あたりから、アレサもゴスペル・コーラス隊の歌声も激しさを増しながら、徐々に会場を盛り上げて行く。それにつれて、観客が high な状態になっていく様子が伝わってくる。

ジェイムス・クリーヴランド牧師の deep な歌声も迫力満点。あんな声で説教されたら、どんな罪でも告白してしまうでしょう。

圧巻は「How I Got Over」から。この時点で 観客もステージ上も hallelujah 狂喜乱舞。

「きみの友だち」では、ゴスペル隊が you've got a free と繰り返す後半のコール&レスポンスに 頭の中が真っ白になるような高揚感を覚える。

そして「Amazing Grace」... 言葉もありません。

観客の反応も凄い。ダニー・ハサウェイの『Live』にしろ、B.B.キングの『Live At The Regal』にしろ、どうしてこうソウル/ブルース系のライブは生々しいのでしょう。これは理屈じゃわかりません。

ゴスペルの何たるかも未だわからないままですが、このアルバムを聴いていると胸の内から沸き起こってくる 神聖な気持ち... そしてそれと相反する 何かによって突き動かされるような感情 … これがゴスペルの根幹じゃないかと思っているのですが... いかがでしょう。

■ member
Aretha Franklin (p,vo)

Rev.James Cleveland (p,vo)
Cornell Dupree (g)
Ken Lupper (key)
Chuck Rainey (b)
Bernard Purdie (ds)
Pancho Morales (per)
Southern California Community Choir

■ songs
・ Wholy Holy (Marvin Gaye / A.Cleveland / R.Benson)
・ You've Got A Friend (Carole King)
・ My Sweet Lord (George Harrison)

■ producer
Jerry Wexler
Arif Mardin
Aretha Franklin

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Aretha Franklin / Amazing Grace ('72)

アレサ・フランクリンのゴスペル・ライブ。邦題は「至上の愛~チャーチ・コンサート」らしい。欲しいなって思いつつ買いそびれてたアルバム。ゴスペルはいつも後回しってことになるな。そんなところへ同業のお友達が完全版買ったので通常盤いらんか?って話、当然いります要

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こんばんは。
完全版は聴いたことないんですけど、これ、ほんと熱くなりますよね、ソウルミュージックとして。

古いとこからアレですけどTBさせていただきました。

アレサ

アレサを聴き始めるきっかけがクラプトンだっただなんて・・・、
むふ、また私と同じなので 笑ってしまいましたわ。
一見 とってもじみ~~~だけど でも
きっちり自己主張してますよね。
わたし 好きです。
ゴスペルの世界は もう 遺伝子の問題だと思います。
あの 高揚感というか 神と一体になるために
とことんイってしまおう!みたいな そういうかんじ
気力も体力もない日本人には むつかしいんじゃないでしょうか。
でも だからよけいに こういうゴスペル聴くと
ぞくぞく鳥肌しちゃいますよね。
ゴスペルだけじゃなくて 黒人さんたちの音楽
すべて 心と体が基本 頭 理性以前の所で
ゆらゆらむらむらしてくるかんじ・・・。
言葉にしにくいけど でもこれにはまっちゃうと
抜けられなくなりますね。
わたし 最近どんどんそちらモードです。

▼ mojo さん
TBありがとうございます(TBは遠慮無くどしどし送ってください!)できるだけ大音量で聴くと さらに熱くなれますね♪

▼ melonpan さん
>きっかけがクラプトン
何かのCMのセリフのようですが、やはりそんな感じです♪

>遺伝子の問題... 理性以前の所...
このあたりですね。真似はできるかもしれないけど、本質的に何かが違ってくるのは。ちょっと話がそれるかもしれませんが、クラプトンが若い頃「何で俺は黒人に生まれてこなかったんだろう」と本気で悩んでいたというのも、わかるような気がします。追求すればするほど、そういう気持ちになるんだろうな~と。
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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