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Bill Withers / Still Bill ('72)

Still Bill

片田舎で育った僕には、いまだ「クリスタルの恋人達」って、いったいどんな人達だったのかがさっぱりわかりませんが、「Just The Two Of Us」のグローヴァー・ワシントン・Jr.が吹く流麗で華やかなサックスの音色と比べて、どこかしら醒めた表情を見せるビル・ウィザースの歌声 … このうつろな感覚にクリスタルなるものを感じました。

その後、手にした ビルの『スティル・ビル』 … これには原始的な響きさえ感じ、クリスタルとのあまりのギャップに驚いてしまったのです。


ドfunk ナンバー「Kissing My Love」には圧倒されるのみ。このざらざら・ざくざく感が堪りません。

しかし、ビル・ウィザースの音楽を単に Soul と表現するだけでは言葉が足り無いような気がします。

じわりじわりと心に染みこむ「Let Me In Your Life」「Lean On Me」といった滋味豊かなスロー・ナンバーには、シンガー・ソングライター的なニュアンスが。

アイズレー・ブラザーズが『Givin' It Back』('71)で取り上げた楽曲の作者:ニール・ヤング、ジェイムス・テイラー、ボブ・ディラン、スティヴン・スティルスらと共に、ビルの名前が並んでいるのは、アイズレーズもそう感じたからに他ならない … と、勝手に想像しているのですが...

また、単調に繰り返されるリフにワウ・ギターが絡む「Lonely Town, Loney Street」「Who Is He ?」「Use Me」などでは、トニー・ジョー・ホワイトあたりにも通じる swampy なロック・ミュージシャンの表情も見ることができます。

まだ未聴ですが、ビルの 1st アルバム『Just As I Am』('71)には、フレッド・ニール「Everybody's Talkin'」のカバーがあり、ギターにスティヴン・スティルス、ベースにドナルド"ダック"ダンがゲスト参加していることも、それらを表しているような気がしてなりません。

『Just As I Am』と『Still Bill』の 2on1 CD が発売されているようなので、これはぜひ聴いてみたいと思っています。

■ member
Bill Withers (g,p,vo)

Benorce Blackmon (g)
Raymond Jackson (key)
Melvin Dunlap (b)
James Gadson (ds)

■ producer
Bill Withers
Benorce Blackmon
Raymond Jackson
Melvin Dunlap
James Gadson


ビル・ウィザース作品を歌う、僕の好きな女性シンガーは...

Valerie Carter / The Way It Is ('96)
ザ・ウェイ・イット・イズ

フィフス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドと組んだハウディ・ムーン『Howdy Moon』('74:ローウェル・ジョージがプロデュース)でレコード・デビューしたヴァレリー・カーター。1977年にはリトル・フィートやアース・ウインド&ファイアー(EWF)他 超豪華メンバーをゲストに迎えた『Just A Stone's Throw Away』('77)でソロ・デビュー。ジェイムス・テイラー、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット … と、それぞれのアルバムでコーラスもつとめたことのある3人がゲスト参加した この 3rd アルバムで「Who Is He ?」を「She」に変えて歌っています。「彼女は誰なの?あなたの何なのよ」と、初めはにじり寄るように... そして言い訳は許さないわよと言わんばかりに厳しく... 最後にはつきはなすように... と、問い詰める表現力には怖さを感じるほど。フィービ・スノウとのデュエットによる EWF「暗黒の世界」のカバーがこれまた秀逸。


Jonell Mosser / Enough Rope ('01)
Enough Rope
オーリアンズへの楽曲提供や、ボニー・レイット「You Got It」が主題曲となった映画『Boys On The Side』にて、クリームに似た激しいアレンジの「Crossroads」で強烈な歌声を披露したジョネル・モッサー。恋愛関係にあったと言われているタウンズ・ヴァン・ザントのカヴァー集『Around Townes』('96)でソロ・デビュー。オーリアンズのジョン・ホールがプロデュースした 2nd『So Like Joy』('98)のCD帯では、アル・クーパーが《ライヴ・ミュージックの女王》と絶賛し、ボニー・レイットが自身のライヴでリード・ヴォーカルをまかせた … と、ジョネルの実力派ぶりが紹介されていました。ここのところ大プッシュのギタリスト:ジム・ウェイダー『Big Foot』('98)でジョネルがリード・ヴォーカルを取っていた「Love's Like Rain」の再録を含む この 3rd アルバムでは、ビルの「Kissing My Love」を柔軟に歌いこなしています。ラスト3曲の しっとりとしたジョネルもまた良い。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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BILL WITHERS / THE BEST OF BILL WITHERS

先日、運転中にラジオから「Lovely Day」が流れてきて、そのAORソウルとでもいうべきリズムがすごい気持ちよかったんですよね。彼に関しては「Lean On Me」と「Just The Two Of Us」のイメージしかなかったんですが、一度ちゃんと聴いてみようとは前々から思ってたので、早

BILL WITHERS 『STILL BILL』

BILL WITHERSの代表作とも言えるのがこのサード『STILL BILL』(72年)ですね。何と言っても全米No.1を獲得した「Lean On Me」が収録されています。そして、最近CMソングとしても流れていた「Use Me」も入っています。そう、ビル・ウィザースの代表曲を2曲も収録しちゃってい

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たしかに、そうですね。ビル・ウィザースだけは、ソウルシンガーって括りになりにくい、何か上手く言葉で表せない肌触りを持っています。僕にとっては、ボビーウーマックもちょっとそうだなあ。

ち~旦さん

>ボビー・ウーマック
この人は未聴なのですが、ビルと同じ感覚ということであれば、ぜひ聴いてみたいです♪
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ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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