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Tony Joe White / The Train I'm On ('72)

The Train I'm On

トニー・ジョー・ホワイト 『ザ・トレイン・アイム・オン』

前回、トニー・ジョー・ホワイト云々と偉そうなことを書きましたが、トニー・ジョーを初めて聴いたのは「名盤探検隊」シリーズで CD 化された1998年のこと。

このアルバムの「Take Time To Love」をトニー・ジョーと共作しているドニー・フリッツ『Prone To Lean』('74)も含めて、素晴らしいアルバムと出会うことができました。

トニー・ジョーの名前を耳にしたのは、ロリー・ギャラガーが『Irish Tour '74』で「トニー・ジョー・ホワイトの曲だ」と紹介しいた「As The Crow Flies」が初めてだったと記憶しています。ロリーお得意のドブロを使ったスライド・プレイが魅力のナンバーでした (オリジナルはこのアルバムに収録)

その次がエリック・クラプトン。確か『From The Cradle』('94)リリース後でしたか... その頃のインタビューで「次はどんなアルバムを作りたい?」という質問にクラプトンは「トニー・ジョー・ホワイトのようなサウンドを目指したい」と答えていました。

そんなことを思い出しながら、トニー・ジョーのこのアルバムと、近年のクラプトン・アルバムを聴き比べていたら... 何となくこれかな?と思ったのが『Reptile』('01)の「Broken Down」「Second Nature」。アコースティックなサウンドを基調とした soulful なナンバーには良く似た感触があります。

クラプトンが 1999年に Pilgrim Tour で来日した時のインタビューでは「Primitive Neo Soul Singer with Guitar Accompaniment … ギター伴奏付き原始的ネオソウル・シンガー」と自分を表現していたのも、もしかするとトニー・ジョーのようなタイプのミュージシャンをイメージしていたのかもしれません。

海の向こうでトニー・ジョーの知名度がどの程度なのかは知りませんが、最近聴いた クリスティン・パーフェクトの1stソロ でも トニー・ジョー作品を見かけたり... ロリーにしろ、クラプトンにしろ、イギリス人である彼らが日本ではあまり一般的ではないトニー・ジョーの曲を取り上げたり名前を口に出すとは... その感度の高さに感心します。

もっとも、J.J.ケイルの曲をカバーしたり、マーク・ベノと共演したこともあるクラプトンにとって、トニー・ジョーは知るべくして知った存在だったのかもしれませんね。


トニー・ジョーの歌声は男臭く、バタ臭い。

優しく包み込むようなラヴ・ソング「Take Time To Love」、初期のボブ・ディランにも良く似たフォーク・ブルース「Sidewalk Hobo」も味わい深いけれど、その歌声は 哀愁漂う「The Train I'm On」「The Migrant」といった放浪の歌や、「Even Trolls Love Rock & Roll」「300 Pounds Of Hongry」のような、ワウ・ギターのリズムが心地良い funky な曲で最大限に魅力が発揮されています。

地下に住むと言われている怪物:トロールからギターの演奏を教えてもらうというストーリー仕立ての「Even Trolls Love Rock & Roll」や「俺の彼女は300ポンド(130kgくらい?) 1トンあったって愛してるぜ」と歌われる「300 Pounds Of Hongry」は、歌詞を掲載できないのが残念なほど歌っている内容も面白い。

話は変わりますが、タイトルに Train が付く曲ってハーモニカがよく使われますね。トニー・ジョーの「The Train I'm On」、クリーム「Traintime」、ドゥービー・ブラザーズ「Long Train Runnin'」...

■ member
Tony Joe White (g,hca,vo)

Tom Dowd (b-vo)
Barry Beckett (key)
David Briggs (key)
Mike Utley (key)
David Hood (b)
Norbert Putnam (b)
Roger Hawkins (ds)
Arif Mardin (string arrangement)

■ songs
・ Take Time To Love (Tony Joe White / Donnie Fritts)
・ 300 Pounds Of Hongry (Eddie Hinton / Donnie Fritts)

■ producer
Jerry Wexler
Tom Dowd
* 例の2人... マッスル・ショールズでの録音です。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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TONY JOE WHITE / THE TRAIN I’M ON

スワンプ界のプレスリーことトニー・ジョー・ホワイトが72年にリリースした傑作アルバム。彼の魅力はなんといっても、南部に根ざしたサウンドに乗る、朴訥ながらも暖かいバリトンヴォイス。このアルバムでもそんな魅力がいっぱいです。冒頭を飾る?~?は、ミディアム~スロー

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このアルバムいいですよね!
僕も記事にしましたのでTBさせていただきます。
男臭い低音ボイスと、スワンプサウンドが最高です。
ファンキーなギターもいいですよね。

shintanさん

Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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