スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Cream / Live Cream Volume Ⅱ ('72)

Live Cream Volume Ⅱ

クリームのライヴでは最も好きな 『ライヴ・クリーム Vol.Ⅱ』

学生時代、友人に貸したこのアルバムは しばらく僕の手元に戻ってきませんでした。友人がその友人に... そしてまた... と、どうやら又貸しに次ぐ又貸しで、僕の知らない人の間にまでも ぐるぐる回っていたようです。

とある日。通学途中の電車の中で、こんな会話を耳にしたのです。 「あれ 聴いた?」「あれって?」「クリーム」「ああ 聴いたよ」「どうだった?」「……… 長いなっ」

ピンと来た僕は振り返ると、そこにはレコードを貸した覚えのない同級生が。感想はそれだけかよっ … と言いたかったのですが、そこは冷静に「僕はこういうものですが、そのレコードは誰からか借りたものですか」と丁重に尋ねる。聞き出した情報をもとに友人達のところを歩き回った末、やっとのことで取り戻したという、思い出深きアルバムです。


くだんの長い曲とは「Hideaway」のことでしょう。現在のCDには「Steppin' Out」と正しい曲名が記載されていますが、当時は「Hideaway」。クラプトンが「Hideaway」の作者であるフレディ・キングに印税を贈りたいために、そのようにした … という逸話も懐かしいですね。この曲はもちろんのこと、枯れることを知らない湧き水のように 次から次へと溢れ出すクラプトンのフレーズは素晴らしいの一言。

他のライブ音源に比べ 極めてハード・ロック的な曲と演奏が集められていることが、このアルバムを好んで聴いていたひとつの理由です。

初めて聴いたときは、レコード針がもう寿命なのか … と思ったほど歪んだジャックの歌声とベース音。タイミングが合っているのか いないのかさえわからなくなってしまう 通常では考えられないリズムを叩き出すジンジャー。音の悪さが幸いしてか wild さが際立ち、暴力的とさえ言えるサウンドに圧倒されました。

特にジャックのヴォーカルは、ロバート・プラントと比べても全く遜色ないほど。しかもベースをぶいぶい弾きながらあれですから。もし僕が当時のロック・ジャーナリストで、ベスト・ロック・ヴォーカリストを選ぶ機会があったなら、間違いなくジャックに一票を投じます。

発売はクリーム解散から2年、録音日からは4年が経過した1972年。当時はあまり売れなかったようです。クラプトンは姿をくらまし活動休止状態... レコード会社の売る気の無さを感じる とってつけたようなジャケット... いたしかたないですね。

ですが、ライナー・ノーツに記載されていた大貫憲章氏の言葉を思い出し、僕は今でもこれを聴くのです … クリームの溶け残りを呑み込もうっ。

■ member
Eric Clapton (g,vo)
Jack Bruce (b,vo)
Ginger Baker (ds)

■ producer
Felix Pappalardi

■ 過去記事
Live Cream ('70)
Cream / 【DVD】 Royal Albert Hall London May 2-3-5-6 2005

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

私もこのライブ盤は大好きです。

Hideaway(いまだに、この曲名の方がピンときますが)のクラプトンは、大貫氏の言葉を借りると、まさしく百花繚乱、ですよね。
今聴いても凄いと感じます。

バッキングのジンジャー氏、もブラシで渋くキメています。

これ、生で観たかったなぁ。

てつさん

>大貫氏
千変万化、百花繚乱、暗中模索、支離滅裂、百鬼夜行 … クラプトンを表現するために、良くここまでぴったりとした四字熟語を引用しましたね~♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

カウンター
Calendar
04≪│2017/05│≫06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
Tag Cloud
Categories

openclose

Recent Comments
Last.fm
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。