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Duane Allman / An Anthology ('72)

An Anthology

skydog こと、デュアン・オールマンの 『アンソロジー』

もとは、ウィルソン・ピケットがビートルズのカバー「Hey Jude」でデュアンと共演したとき「あいつはいつも上機嫌で楽天的。気さくな上に、全ての美を持っている」と、デュアンのことを skyman と呼んだのが、いつの間にか skydog に変わったようです。

このアルバムは、デュアンがオールマン・ブラザーズ・バンド以前に、弟のグレッグと結成したバンド:アワーグラスを始め、デュアンがマッスル・ショールズのセッション・ギタリストとして活躍していた頃にゲスト参加した曲、そしてオールマンズの代表曲など、それぞれのアルバムを買い揃えなくとも、これを聴けばデュアンの足取りがほぼわかるという、たいへんありがたい編集盤。クラプトン・ファンにとっても『461 Ocean Boulevard』('74)収録「Please Be With Me」のオリジナル・ヴァージョン:カウボーイの演奏・歌を聴くことができるというありがた味のあるアルバムです。
Eric Clapton / 461 Ocean Boulevard

ここでのデュアン参加曲(特にDisk1)を聴いていると、ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリンといったごっついソウル・シンガーを相手にして一歩も引けを取らないだけか、完全に主役を食ってしまうほどギターが強烈すぎて、デュアンがセッション・ギタリストという枠からは かなりはみ出した存在だったことが良くわかります。このことから逆に、デュアンのギターがメンバー全員の音に溶け込んでいるオールマンズが、いかに素晴らしい "バンド" だったかということを知ることもできます。


僕にとってのハイライトは、デラニー&ボニー「Livin' On The Open Road」。まさに天空を翔るようなダイナミックでスピード感溢れるスライド・ギターは圧巻。これは、デラニー&ボニー『デラニーよりボニーへ』('70)収録曲で、これ以外にデュアンは2曲に参加。「Soul Shake」での粘り着くようなプレイ、『Motel Shot』('71)のような雰囲気もある「Come On In My Kitchen~Mama, He Treats Your Daughter Mean~Going Down The Road Feeling Bad」メドレーでの泥臭いドブロは聞き物。
To Bonnie From Delaney Motel Shot

デュアンとクラプトン 2人だけの演奏による「Mean Old World」を聴きながら目を閉じると、なんとかデュアンに近づこうと、デュアンの指使いを目で追い それをなぞる、ひたむきなクラプトンの姿が浮かんでくるようです。さぞかし濃密な時間だったのだろうな...

そしてここに「いとしのレイラ」が選曲されているのは、デレク&ザ・ドミノスがクラプトンだけのバンドではないことを意味づけているように思われるのです。

■ songs
・ The Hourglass - B.B.King Medley
・ Wilson Pickett - Hey Jude
・ Aretha Franklin - The Weight
・ King Curtis - Games People Play
・ Boz Scaggs - Loan Me A Dime
・ Delaney & Bonnie & Friends - Livin' On The Open Road
・ Cowboy - Please Be With Me
・ Eric Clapton & Duane Allman - Mean Old World
・ Derek & The Dominos - Layla
・ The Allman Brothers Band

■ 過去記事
Idlewild South ('70)
The Fillmore Concerts ('92)
Derek And The Dominos / Layla And Other Assorted Love Song ('70)


エリック・クラプトンのセッション参加曲を集めたという、これまた たいへんありがたいシリーズがこれ。

Eric Clapton in the blues with EC(1)
Eric Clapton in the blues with EC (1)

1. Howlin' Wolf - Rockin' Daddy ('71)
2. Clarence"Gatemouth"Brown - Blues Power ('95)
3. Clarence"Gatemouth"Brown - Don't Think Twice (95)
4. Bobby Womack - Wanna Make Love To You ('86)
5. Buckwheat Zydeco - Why Does Love Got To Be So Sad ('88)
6. Marc Benno - Chasin' Rainbows ('79)
7. Marc Benno - Last Train ('79)
8. Clarence"Gatemouth"Brown - Long Way Home ('95)

Eric Clapton in the blues with EC (2)
Eric Clapton in the blues with EC(2)

1. Randy Crawford - Knockin' Heaven's Door ('89)
2. Phil Collins - I Wish It Would Rain Down ('89)
3. Aretha Franklin - Good To Me As I Am To You ('68)
4. Stephen Stills - Go Back Home ('70)
5. Johnnie Johnson - Creek Mud ('91)
6. The Jimmy Rogers All-Stars - Blues All Day Long ('99)
7. The Jimmy Rogers All-Stars - That's All Right ('99)

Eric Clapton in the blues with EC (3)
Eric Clapton in the blues with EC3

1. Freddie King - Gambling Woman Blues ('77)
2. Otis Spann - Pretty Girls Everywhere ('64)
3. Otis Spann - Stirs Me Up ('64)
4. Taj Mahal - Here In The Dark ('96)
5. Taj Mahal - (You've Got To) Love Her With A Feeling ('96)
6. Jim Capaldi - Oh Lord, Why Lord ('88)
7. Zucchero - Wonderful World ('89)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

アンソロジーの中の、Loan Me a Dimeにはぶっ飛んだもんです。凄いですよね。

てつさん

>Loan Me a Dime
徐々にぐいぐい盛り上げるソロには鬼気迫るものがありますよね♪

はじめまして。

いつも楽しく拝見しております。
>デュアンのギターがメンバー全員の音に溶け込んでいるオールマンズが、いかに素晴らしい "バンド" だったか
なるほど、そういうことだったのか、と妙に納得してしまいました。オールマンズでのデュアンのギターは他のアーティストと共演してる時と聴こえ方がなんか違うなって思ってたんです。それから「Meam Old World」もまさにそんな感じですよね。またたびたびおじゃまさせてください。

gaku69abさん

はじめまして。コメントをありがとうございました。
ディッキー・ベッツの伸びやかなギター・プレイやグレッグの愁いを帯びた歌声はもちろんのこと、強力なリズム・セクションがデュアンをしっかりと支えていましたものね♪

>Mean Old World
クラプトンのアンソロジー『Crossroads』にも収録されていますから、2人にとって とても大切な曲なんだと思います。

これからも気楽においでください!今後ともどうぞよろしくお願いします。

Dimples

Vol.2だったかな?珍しいDuaneの歌が聴ける奴だ。あれが大好きなんだけど、何でほとんど歌ってないんでしょう?結構イケているのだが...

クラプトンとデュエイン!あの関係いいですよねー
当時のインタビュー記事見てても、お互いリスペクトしてて高めあってたのがよく分かりますわ。
素敵な関係です!

▼Hidekichiさん
このVol.1にも、デュアンが歌う「Goin' Down Slow」が収録されています。さすがにギターほど饒舌ではありませんが、歌心は持っていますね。
当初 デュアンのソロ・アルバムを作る予定で7~8曲録音し、これもその中の一つのようです。
アルバムは完成に至らなかったけれど、ジェリー・ウェクスラーがそのときのテープをフィル・ウォルデンに売り、それがキャプリコーン・レーベルの発足第1弾となったそうです(この辺りの経緯は、このアルバムのライナーに詳しく記載されています)

▼Yassさん
素敵ですよね。僕もこうしたMusicianshipが大好きです♪

>デュエイン
トム・ダウドもそう発音していたのですが、日本語読みの "デュアン" に慣れてしまい、今になって "デュエイン" というのは あまりにも格好良すぎてなかなか使えません(笑
でも、これをきっかけに次回から "デュエイン" でいってみます♪

Duane

Um... 知らなかった、1stのも入ってたんだ。ツタヤでもう一度借りて来よう。(MDしか持ってないのだ。)

Hidekichiさん

ぜひぜひ 聴いてみてください♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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