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The Band / Rock Of Ages ('72)

Rock Of Ages

僕が初めて買った ザ・バンドのアルバム … 『ロック・オブ・エイジズ』

1曲目「Don't Do It」のイントロで、リック・ダンコの粘っこいベース音が聞こえてくると、さぁいよいよ始まるぞ … と、今でも胸がわくわくしてきます。ホーン・セクションもその気にさせますね。

レヴォン・ヘルムの "ぺたっぺたっ" というスネアの音も大好き。僕の中で "歌うドラマー" No.1。いやいや... 単に "ドラマー" としても、指折り数える中に入るかもしれません。声が出なくなってしまった … と聞きましたが、その後 経過はどうなんでしょう。「もしそうなっても、俺はドラムを叩き続けるさ」と、泣かせるコメントをしていたようですが...

エリック・クラプトンが『Music From Big Pink』('68)を聞いて衝撃を受けた… という話を聞き、友人宅へ遊びに行くと『The Band』('69)があったので、それを借りたのが ザ・バンドとの出逢い。
The Band
The Band


ビートルズやクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング、ポコ系のハーモニーに慣れ親しんでいたので、それぞれが勝手に歌っているだけのようなハーモニーには面食らいましたが、素朴で温かみのある歌声とサウンドは、僕が住む家の回りに見える田畑の風景とイメージがぴったり。すっかり気に入った僕は、代表曲がセレクトされたライヴ盤『Rock Of Ages』を手にしたというわけです。


スタジオ録音のどたどた・ごつごつとした感触に比べて、このアルバムでは(ボブ・ディラン/ザ・バンドの『Before The Flood』('74)もそうですが...) ライヴ録音のせいなのか何なのか、リックのベース音、レヴォンのドラムともに、柔らかみとふくよかさを感じます。

このアルバムのサウンドとアレンジが体に染みこんだおかげで、この後に聴いた、痩せ細った感じのする『Stage Fright』('70)と、キンキラした『Cahoots』('71)が、今ひとつ馴染めなくて... 逆に言えば、それほど『Rock Of Ages』の完成度が高いと言うことなのかもしれません。スタジオ・テイクではちょい苦手だった「The Shape I'm In」「Life Is A Carnival」も、これを聴いて大好きに変わりました。

レコードで言うところのDisc-2 A面 … ホーン・セクションによる「スワニー・リヴァー」の前奏が付け加えられた「The Night They Drove Old Dixie Down」とメドレー形式で続く「Across The Great Divide」… この辺りの流れは、ため息が出るほど美しい。

そして「The Weight」 … リンゴ・スターが1989年に来日したとき、オールスターズのメンバーとして同行した レヴォンとリックの姿と歌声を見聞きすることができたのは、ほんとうに良い思い出です。
Ringo Starr / Anthology...So Far ('00)
Anthology...So Far


ちなみに『Rock Of Ages』は、1971年12月最終週に行われたコンサートの模様で、最終日の12月31日には、ボブ・ディランが飛び入り参加。レコードにはその模様は収録されていませんでしたが、現在発売されている2枚組CDのDis2には、ボブ・ディラン with ザ・バンドの演奏が4曲 収められています。「傑作をかく時」を歌うディランが素晴らしいですよ。

また、ガース・ハドソンのキーボードによるインスト「The Genetic Method」でメロディーが引用されていた「蛍の光」 … 日本では 別れや旅立ちのときに使われていますが、欧米では大晦日に演奏される定番曲なのだそうです(日本の「歓びの歌」と同じ扱いでしょうか)

もしや... エリック・クラプトン『安息の地を求めて』('75)のラスト・ナンバー「Opposites」のエンディングにも「蛍の光」が流れてくるのは、その曲が大晦日に録音されたものなのかも … と、いつものように「エリック・クラプトン/レコーディング・セッション」を調べてみると、こちらは1974年11月録音でした。近からずとも遠からず...

ザ・バンドがフィナーレを R&Rナンバー「(I Don't Wnat To) Hang Up My Shoes」で威勢良く締めくくっているのに、僕の想像は締まりのない結末でした。

■ member
Robbie Robertson (g,b-vo)
Richard Manuel (key,vo)
Rick Danko (b,vo)
Levon Helm (ds,vo)
Garth Hudson (sax,key)

Allen Toussaint (Horn Arrangements)

■ songs
・ Don't Do It (Dozier / Holland) … Marvin Gaye
・ This Wheel's On Fire (Bob Dylan / R.Danko)

* マーヴィン・ゲイが歌ってヒットした「Don't Do It」の作者クレジットが、CDでは (Robertson) となっていました … ???

■ producer
The Band

■ 過去のライヴ情報
【Ringo All-Starr Band 1989年】


ザ・バンド解散後のソロ・ライブとしては … 「似顔絵ロック」の yu-shioさんが ここで 紹介されていた、レヴォン・ヘルム and The RCO All-Stars のライブ をぜひ聴いてみたいと思っています。
リック好きな僕のお気に入りは こちら。
Rick Danko Band / Live on Breeze Hill
Live on Breeze Hill

1999年12月10日... 天に召されたリックの遺作となってしまったライヴ盤。リックの笑顔のように、とても和やかな雰囲気に包まれています。収録曲は、1曲目のみスタジオ録音による新曲。その他はザ・バンド時代の曲等、カバーが中心。往年のような声の張りはすでにありませんが、レヴォンが歌っていた「Ophelia」をリックが歌う … なんて、なかなか良い味出していますし、ラストは必殺「It Makes No Difference」これが泣かずにいられましょうか。バック・アップ・メンバーには、ガース・ハドソン(key,sax)と、再結成ザ・バンドのメンバーである、ジム・ウェイダー(g)、ランディ・シャーランテ(ds,vo)。珍しいところでは、元タワー・オブ・パワーのレニー・ピケット(sax)の名前も見えます。リックが『High On The Hog』('96)でもカバーしていた、J.J.ケイル「Crazy Mama」では、ピケットが まさに crazy な、ウェイダーは lazy なソロを繰り広げています。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

THE BANDは いつでも永遠だ

>それぞれが 勝手に歌ってるような~~
そーそー、でもこれが 私にはとっても新鮮でかっこよかったんですよね~~。
これがゴスペル風 っていうことがわかったのは
ずいぶん後のことだったけど・・・。
Bandからは ゴスペル R&B ニューオーリンズ 等 今私が大好きなアメリカ音楽をいっぱい教えてもらったと思う。
特にLevonさんから・・・。
RCO Allstarsのライブ盤 サイコーです。
私が経験した最高のライブ!と今でも思ってる彼らの日公演を思い出して うるうるしながら何度も聴いています。
映像も残ってないかなあ~~。
Rock of Agesの2枚組CDはほんとにお得で聴きごたえありますよね。
久しぶりにこっちも聴きたくなってきました。
そういえば、DylanのNo Direction Home やっと関西でも公開されて見たんですけど
66年のイギリスツアーの映像が何度も出てきて
若いリックやロビーはもちろん ガースやリチャードもちょっとだけ映ってて感激!
BANDの話になると長くなっちゃってすみません。

あ、それから また関係ない話で申し訳ないんですけど
似顔絵ロックのyu-shioさんって 今月号のベースマガジンでジャコパストリアスの表紙 描かれてた方なんですね! びっくりです。
HPも楽しそう~。また 見せていただきます。
よろしくです。

僕もバンドで初めて聴いたのは「ロックオブエイジズ」でした。最初は演奏がタイトすぎて(上手すぎて)ライブっぽく感じなかったことをよく覚えてます。スタジオ盤を聴いた後聴いてようやく良さがわかったような気がします。それからオールスターズのライブ行きましたよ。もう16年も前のことなんですね。

渋すぎるバンド

ザ・バンド なんとも人をくった名前です。(笑)
このサウンドは、とても20代の若者が出している音とは思えませんでした。(ファーストアルバム)

このライブ盤も大好きです。
『チェスト・フィーバー』かっこ良すぎます。

皆さま、ご返事が遅くなり申し訳ございませんでした!

▼melonpanさん
ザ・バンドに対する愛情溢れたコメントをありがとうございました。僕もmelonpanさん同様、ザ・バンドからは、たくさんの音楽を教えてもらいましたよ♪

>ゴスペル
ビートルズ「Eleanor Rigby」「Let It Be」、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」に並び、アレサ・フランクリンがカバーしたザ・バンド「The Weight」。彼らの音楽から、アレサも何かを感じたのだと思います。

>No Direction Home
NHK で放映されたので、しっかり録画しました♪ これは興味深い映像でしたね。

>RCA Allstars のライブ
おおっ!どんな感じでした?

>yu-shioさん
僕も最近、ショップでジャコの絵がジャケのCDを発見。いつもお付き合いさせていただいている方の絵を目の当たりにして、嬉しくなりました♪

▼gaku69abさん
僕と逆のパターンですね!それぞれで面白いです♪

>ライブっぽく感じなかった
他のライヴ・アルバムに比べて歓声の聞こえ方が、少なめなのも、そう感じる理由の1つかもしれませんね。

>オールスターズ
実に楽しいコンサートでした♪

▼てつさん
>20代の若者
確かに(笑

>『チェスト・フィーバー』
「The Genetic Method」からの流れで、一気に大盛り上がりですね♪

このライブアルバムは、

ホントに素晴らしいです。完璧なライブってのはこういうのなんでしょうね。「ステージフライト」と「カフーツ」は僕も最初はグッとこなかったのですが、現行のCDになってから印象が激変、大好きになりましたよ。

>oceanさま
>melonpanさま
ありがとうございます。
また遊びに来てくださいね~。

yu-shioさん

スタジオではラフな印象も受けるザ・バンドですが、ライヴでこうもきちんとした音を出すとは吃驚ですね。以前 yu-shioさんに教えていただいたYouTubeの映像(1970年Pittsburghでのライブ)は、けっこう荒々しかった気もするのですが...

>カフーツ
僕も今では大好き。『ステージ・フライト』はもう一息といった感じです。

また … というか、毎日拝見してますよ~♪

ホーンの入った

arrに最初の頃はなじめなかったのですが、いつしか血となり肉になりました(^^)
リマスターされた2枚組CDの2枚目は、かつてワトキンズグレンのライヴとして紹介されたこともありました。この時代になっても未だにこういう商売をするキャピトルというレーベルを僕はあまり信用してませんねえ。

フィニルさん

>キャピトル
ビートルズのBOX Vol.2は大騒ぎになっている見たいですね~ う~む...
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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