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Bobby Charles / same ('72)

Bobby Charles

ボビー・チャールズ 『ボビー・チャールズ』

ボビー・チャールズが生まれたルイジアナ州アベヴィル(Abbeville)は、ニュー・オーリンズから西に向かい車で約3時間。ニュー・オーリンズから、このアルバムが録音されたニュー・ヨークのウッドストックまでは、車で丸一日走っても辿り着かないほど離れているようですから、アメリカという国の広大さをつくづく思い知らされます。
from New Orleans to Abbeville
from New Orleans to Woodstock

それほど大きな国に住んでいる人達でも、小さな町の噂話(Small Town Talk)を気にかけているなんて … 何だか可笑しくもあり、逆に親しみを感じたりもします。


1955年に、シカゴのブルース・レーベル "チェス" と初めて契約した白人ミュージシャン … として知られるボビー・チャールズですが、ニュー・オーリンズ近辺のシンガー達に「See You Later Alligator」「Walking To New Orleans」など、いかにもなタイトルの曲を提供した他、ボビー自身は大したヒットも出せずにいたところを、ニール・ヤングのアルバムでも名前を見かけるスティール・ギター奏者:ベン・キースに声をかけられ、ウッドストックに移住したそうです。

すでにご存じのことと思われますが... 1969年に行われたウッドストック・フェスティバルの会場は、このアルバムが録音された ベアズヴィル・サウンド・スタジオ のあるウッドストックではなく、そこから南西の方向に向かった、サリバン郡べセルの丘にあるマックス・ヤスガーという人が所有していた農場でした (マウンテン『Climbing!』には「For Yasgur's Farm」という曲がありましたね)
from Woodstock to Bethel

当初はウッドストックで開催する予定だったコンサートは、ウッドストックの住民や当局から猛反対され、場所の変更を余儀なくされたとか。確かに このアルバムには、映画で見たウッドストック・フェスティバルの様相を受け入れがたい、和やかでほのぼのとした雰囲気が漂っています。

ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間
ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間


アメリカン・ルーツ・ミュージックに根ざしながらも、東海岸らしい洗練された感覚も持ち合わせ、人肌程度の心地良い暖かさを携えている『Bobby Charles』のサウンドは、ウッドストックという土地柄を僕に教えてくれました。

ぶらぶらしているだけの「Street People」が辿り着いた場所... 哀しい「Tennessee Blues」を忘れて、楽しい時間だけを思い出せる場所... 目の前を舞う蝶々に愛する人の名前を付けたくなるほど「I Must Be In A Good Place Now」と思える場所... 思わず口笛を吹きたくなるような Small Town... ウッドストックとは、あらためて Love & Peace を叫ばなくても、もともと peaceful な雰囲気に満ち溢れた場所だったのかな … と。

幸せな気分を音にしたような、エイモス・ギャレットのギターとガース・ハドソンのアコーディオンの音色も、僕の体をふわふわと空に飛び立たせて、気がつけば そこはウッドストック … という夢を見させてくれるのです。

■ member
Bobby Charles (p,vo)

Amos Garrett (g)
Geoff Muldaur (g)
Ben Keith (g)
Bob Neuwirth (g)
Richrad Manuel (key)
Mac Rebbenack (key)
Garth Hudson (key)
Rick Danko (b)
Levon Helm (ds)
Norman D. Smart (ds)
David Sanborn (sax)

■ songs
・ Small Town Talk (Bobby Charles / Rick Danko)

■ producer
Bobby Charles
Rick Danko
John Simon

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

このアルバム実はいつも中古レコード屋で

見かけるたびに買うかどうか迷って他のアルバムを買ってしまってたんですが今度みかけたら購入することにします。

gaku69abさん

ザ・バンドがお好きでしたら、ぜひぜひです♪

たまりまへんなあ

このアルバムは ほんとにいいです。
ボビチャ 特別歌うまい とかそんなことないんだけど
あの雰囲気 ほんとにたまりまへん。
最初聴いたとき ??だったけど どんどんはまっていってしまった。
また RCOAllStarsの話だけど 
Dr Johnの代わりに来たボビーさん。
ステージで 素のまんま ほんとに楽しそうに踊ってはったのが今でも脳裏に焼き付いています。
彼が出てきただけで なんかとっても暖かい感じで
楽しさ100倍 だった。 

melonpanさん

>雰囲気
そうなんです。特別な何かがあるわけでもないのですが、雰囲気なんですよね~ その雰囲気に触れたくて何回も聞いてしまったのです♪

>RCO All-Stars
話を伺うたびに、見に行けなかったことが悔やまれます。が、折を見てどんどん、その時のお話を聞かせてくださいね♪

このアルバム、大好きです。

こんばんは。
ウッドストック系の音楽の代名詞のような盤ですよね。"Paul Butterfields' Better Days"と並ぶ名盤だと思います。両方ともエイモス・ギャレットが弾いているというのがキモですね。ラストの"Tennessee Blues"は永遠の名曲、いや、全てが永遠の名曲ですよね。
一番最初に聴いたときには「なんて奇妙な音楽なんだろう」と思いました。エイモスもそうですが、ガース・ハドソンの功績がとても大きいと思いました。

これは僕も大好きな1枚。水面に映ったボビー・チャールズと犬が最高に素敵な瞬間。レイジーでダルな夏のムードをたたえた曲もあります。ベター・デイズの1枚目、ジョン・サイモンの1枚目同様ウッドストックの至宝でしょうね。

▼ ロリンズさん
お久しぶりです!
Paul Butterfields' Better Days … もちろん、いずれ取り上げたいと思っていますっ。

>ガース・ハドソンの功績
それと、リック・ダンコですよね~ 弾力のあるペース・プレイを聞いていると、リックの張り切っている様子が目に映るようです♪

▼フィニルさん
>夏のムード
以前、フィニルさんがLivingstone Taylor『LIV』を「夏の早い朝を思わせる」と表現していたことを思いだしました。 季節感を感じるアルバムって、印象に残りやすいですよね~。折を見て、フィニルさんの春秋冬もぜひ教えてください♪

こんばんわ

早速お邪魔させていただきました。ああ~このアルバム、ホント最高ですよね~。。
「ウッドストック」という土地の持つ雰囲気を、最も的確かつ、愛のある音楽で表現したアルバムだと思います。数あるウッドストック系名盤の頂点に立つアルバムと個人的には思います。ザ・バンドの諸作はウッドストック関係なくいいものだし、あと選ぶとするならマッドエイクスかマディ・ウォーターズのウッドストックアルバムですかね。

kura_moさん

ご丁寧にありがとうございます。
ウッドストックへ言ったことがないのに、こう言うのも変ですが、ウッドストックってこういう場所なんだろうな~と思えるアルバムです。

>マディ・ウォーターズのウッドストックアルバム
これっ 聴きたいと思っていたんですよ! これもすでに廃盤のようですが、見つけたら即getいたします♪

今後ともどうぞよろしくお願いします。

はじめまして…54歳更年期障害・胃下垂・激ヤセのR&Rクレイジー親父でございます。Kura-moさんについて来ちゃいました!
秋冬にターンテーブルに載ることの多いウッドストックものですが、B・チャールズはバックグランドがN・オーリンズだからでしょうか?きまって初夏の季節にジャケットを飾ります。
皆さん最初当惑されたご様子が綴られていてほほえましい。
ボクも77'頃友人に聴いてみて下さいと渡されたものの数年の時間が必要でした。BetterDays、HungryChuck、J・Kweskin'sAMERICA、長い長い旅の始まりでした。
実はM・Watersのウッドストックアルバムをアナログで持ってます!エッヘン(これって自慢?)
これからも寄せてもらいます、どうかヨロシク

本当に名盤

初めまして、B.チャールズのこのアルバムと出会った時、グッド・ミュージックと出会うことの素晴らしさを確信したように思います。それから25年多くの音楽に出会ってきました。これからもまた多くの音楽に出会っていきたいと思います。

デフレ親父さん、farlongestさん。
はじめまして。コメントをありがとうございました。

▼ デフレ親父さん
僕も更年期障害気味です(笑

>初夏
ボビー・チャールズがスイカを食べている写真が、そう思わせる一因かもしれませんね。

>M・Watersのウッドストックアルバムをアナログで…
はい。どしどし自慢してください♪
僕は西方面からアメリカに入ったので、興味の対象が東へ移ったのが遅く、この辺りをリアル・タイムで聴いてらっしゃった方のお話を伺えるのは、楽しみにしております。
今後ともごひいきに。よろしくお願いします!

▼ farlongestさん
>グッド・ミュージックと出会うことの素晴らしさ
僕もまだまだ出会っていきたいと思っています♪

後ほど farlongestさんのBlogへも参りますね。
どうぞよろしくお願いいたします!

はじめまして

いつも拝見させていただいております。

大好きなアルバムばかり出ていて、同調しています

わたしも始めてばかりですが、ブログをやってます
「音楽わらしべ長者」と申します。
相互にリンクやTBを出来たら良いなと思います。
よろしくです。ペコリ

わらしべ長者さん

はじめまして。コメントをありがとうございました。

わらしべ長者さんのBlogもさっそく拝見したところ、僕の好きなアルバムが紹介されており微笑んでしまいました♪

リンクの件、了解しました。こちらでもリンクさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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