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Bonnie Raitt / Give It Up ('72)

Give It Up

ボニー・レイット 『ギヴ・イット・アップ』

ウッドストックはベアズビル・スタジオでの録音ながら、ディキシー・ランド・ジャズ風の管楽器が賑々しい「Give It Up Or Let Me Go」(エイモス・ギャレットがトロンボーンを吹いているっ)、「あなたの想いどおり」や、シンコペーションの強いリズムがいかにもそれっぽい「I Know」が耳に付くせいか、気分はすっかりニュー・オーリンズ (「Give It Up Or Let Me Go」「I Know」で聞くことができる、ナショナル・スティール・ギターもご機嫌) この頃、ニュー・オーリンズが旬だったのかもしれませんね。

ここでボニーが弾くギターはアコースティックが中心。ソロがどうのというよりも、歌声に寄り添うようなオブリガードの方に魅力を感じます。

前作 に比べ、リズム面が強化されているのは、さすがに腕利きの面々。それに合わせて気持ちよさそうに歌っているボニーは当時22歳だったということですから、そんなうら若き女性に対して、威風堂々... 貫禄充分... という形容が相応しいのかどうか迷うところ。ですが、メロディーや歌の内容に合わせて巧みに表情を変える歌声には、心底惚れ惚れしてします。


また、ボニーが前作で取り上げていた曲は、アコースティック・ブルースが中心でしたが、今作からは、ボニーと同世代のソング・ライター達が作った楽曲を歌うようになります。

歌もギターも力強い、クリス・スミザー「Love Me Like A Man」(オリジナルは「Love You Like A Man」)。ポール・バターフィールドのハープが Higher and Higher な気分にさせる、ジャクソン・ブラウン「Under The Falling Sky」。
Chris Smither / I'm a Stranger Too Jackson Browne

静かに祈りを捧げるような、ジョエル・ゾス「Too Long At The Fair」。そして言わずもがなの、エリック・カズ/リビー・タイタス「Love Has No Pride」。
ジョエル・ゾス Libby Titus

どれか1曲選べと言われても、甲乙つけ難く...

そんな時は、名唄・名カバーの中に混じって、ピカリと輝くボニーの自作曲「あなただけが」を選びましょう。前作の「Thank You」でも見せてくれたメロディー・メイカーぶり。そして何よりも、ボニーの心情を思うと...

 わたし一人じゃとても生きていけないわ
 ダーリン 早く帰ってきてね
 あなた無しでは何も始まりはしないの

この頃、悲しい恋の別れがあった … 後に、ボニーは告白していました。

■ member
Bonnie Raitt (g,vo)

Jackie Lomax (b-vo)
Tim Moore (b-vo)
Kal David (g)
Amos Garrett (g,tb)
John Hall (g,b-vo)
Mark Jordan (key)
Eric Kaz (p,vib,horn arrangement)
Freebo (b,tub,g,b-vo)
Dave Holland (b)
Wells Kelly (ds,b-vo)
Chris Parker (ds)
Dennis Whitted (ds)
Paul Butterfield (hca)
Marty Grebb (sax)

* 改めて参加メンバーを眺めていたら、ファビュラス・ラインストーンズのカル・デヴィッド、マーティー・グレッブの名前が見えるじゃありませんかっ。

■ songs
・ Love Me Like A Man (Chris Smither)
・ Too Long At The Fair (Joel Zoss)
・ Under The Falling Sky (Jackson Browne)
・ You Got To Know How (Sippie Wallace)
・ Love Has No Pride (Eric Kaz / Libby Titus)

■ producer
Michael Cuscuna

■ 過去記事
Bonnie Raitt ('71)
【DVD】 Live at Montreux 1977

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

若い頃はかわいらしかったなあ~

私が最初に聴いたボニーさんのアルバムは
Takin’ my timeでした。Give it up もどちらも甲乙付けがたいほど
わたしには 思い入れのあるアルバムですが
選曲とか考えると Give it upの方が
やっぱし好きかな。なんと言ってもLove has no prideが入ってますからね。
でも22歳で この曲がこんな風に歌えるなんて
今から考えたらびっくり。私 今でも歌えないわ。
(あたりまえや!)

こんばんは、このアルバム大好きなんですよ。
「Love Has No Pride」と「このアルバムを北ベトナムの人々と、親愛なるフレッドマクダウェルとの思い出に捧ぐ」と書かれたクレジットが最高ですね。

▼ melonpanさん
普通に歌って普通に上手な人ってたくさんいますが、普通以上に訴えかけてくる人との差って何なのでしょうね~?
歩んできた道のりとか、人や物に対する接し方とか、そのあたりでだんだんと違ってくるのかもしれませんね。
もちろん僕も歌えませんっ。それ以前に音痴ですから(笑

▼ shintanさん
>This album is dedicated to …
この辺も、ボニーなりの接し方なんだと思います♪

ボニー・レイット大好きなスライダーです。
彼女も男前なギターリストですね。(笑)
このアルバムも大好きでよく聴きこみましたよ。
ウッドストックのいい雰囲気出てますよね~
大好きです。

Yassさん

Yassさんのところで紹介されてた、スーザン・テデスキーも良さそうですね♪

イエイ!”姐さん”という表現が地球上で一番似合うミュージシャンだ。

ち~旦さん

音楽だけではなく、人間としてのボニーも懐が深いような気がしてます♪

小さな地方都市に住む54歳白髪オヤジがB・レイットの中古アナログ盤に
出会え入手出来たのは中古マーケットのおかげ。Takin’MyTimeの方は見送った。それもこれも安サラリーが故…
ボクにはWOODSTOCK制作のGiveItUp1枚で良かったのかも知れない。
ご近所同志の互助会的なリラックス感はこの地による最大の宝物。
ギタリストボニーとSSWボニーのバランスも絶妙だったかな?
苦節30年、今やグラミー受賞した大物女ギタリストとしてゆるぎない立ち位置をキープした彼女の初々しいがんばりは二度と帰れない時間と場所なんだ、と初老のオヤジは胸一杯になってしまう。

デフレ親父さん

>ギタリストボニーとSSWボニーのバランスも絶妙
この次、またその次と徐々にロック色を強めていきますから、デフレ親父さんがおっしゃるとおりだと思います。ロックなボニーもまたカッコ良いですが♪

デフレ親父さん Oceanさん

僕の場合、初期の頃の作品は青臭くて
あまり好きではありません。
(その青臭さがいいという人もいますが)
何しろ東部出身のお金持ちのお嬢さんが
単なる興味本位でブルースをやっている
という感じがして・・・。
(実際彼女はお金持ちのお嬢さん)
やっぱりローウェル・ジョージにスライドギター
を教わってからの彼女のロックアルバムが好き。
それと日本での評価は低いですが、
ワーナー時代のStreetlightもいいですよ。
彼女の歌心が味わえます。

>デフレ親父さん
ロックアーティストもロックファンも
過去を振り返るようになってはダメです。
今のロックを聴きましょう!(^_-)-☆
ジョニー・キャッシュは死ぬまで
ロックンロールにこだわり続けましたよ!

アチア リュウさん

ボニーはカリフォルニア生まれでしたから西部になりますね?

>Streetlight
これまた名曲名カバーで大好きな1枚。いずれ取り上げたいと思います♪

僕のBlog自体が、年代順に聴き進めながら自分の思い出を語っているだけという内容なので申し訳ありません(汗。現代までは当分かかりそうなので、しばしお付き合いのほど、よろしくお願いいたします♪

登場

という邦題でしたね。若いときから老け顔ですが、チャーミングなジャケットが印象的な1枚。同時代のsswに混じって、バーバラ・ジョージの"I Know"なんて曲もあってうれしいです。ジャッキー・ロマックスが入ってるのは名作「3」を同じスタジオで録ってたからでしょうねえ。

フィニルさん

そうそうっ。けっして美人だとは思いませんが、チャーミングな人です♪

>ジャッキー・ロマックス
以前、どのアルバムかを聴いたときは印象が薄かったのですが... 「3」ですね?チェックしてみます。
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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