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NRBQ / Scraps ('72)

Scraps

NRBQ 『スクレイプス』

正式なバンド名は New Rhythm and Blues Quartet … 略して NRBQ。NRBQの熱心なファン(Qマニア)の間では、もっと略して Q などと呼ばれています。

ポール・マッカートニーや、キース・リチャーズあたりも Qマニアを自認しているようで、キースと親交のあったNRBQのベーシスト:ジョーイ・スパンピナートは、ビル・ワイマン脱退後のローリング・ストーンズに誘われたこともあったとか。しかしジョーイは、ビッグ・バンドからのお誘いに色気を示さず、Q の活動が忙しいから … と、あっさり断ったそうです。自分のバンドを愛するメンバーの行動も、ファンを熱中させる1つの要因なのかもしれませんね。

僕が NRBQ のことを知ったのは、ボニー・レイットが『Green Light』('82)で取り上げていた、彼らの「Me And The Boys」「Green Lights」がきっかけ。そのメロディーから感じる不思議な楽しさに興味を惹かれたのでした (「Me And The Boys」のオリジナルは『Tiddlywinks』('80)、「Green Lights」は『At Yankee Stadium』('78)に)
Bonnie Raiit / Green Light NRBQ / Tiddlywinks NRBQ at Yankee Stadium


その楽しさは、1曲目「Howard Johnson's Got His Ho-Jo Working」で、いきなり爆発。この不思議な感覚はどこからやって来るのでしょう。曲名を見ただけでぷっと吹き出しそうになる「Who Put The Garlic In The Glue?」もそうですが、特別難しいことをやっている風もなく、何だか訳がわからないうちに、身も心もウキウキしてくるのです。R&B や R&R を基調としているのでしょうけれど、何かが新しいから New Rhythm and Blues Quartet なのか … と、半ば強引に納得するしかありません。

また、アル・アンダーソンのユニークなギター・プレイも聞き物の「Get A Grip」「Scrapes」は、他のバンドではなかなか体験できない、妙な塩梅。これにいったんはまると、病みつきになります。

以上は、キーボードのテリー・アダムス作品。そうか、不思議な感覚の持ち主はテリーだったのね … と思う一方、ほのぼのとしたメロディーとヴォーカルに心温まる、ジョーイの「Magnet」「It's Not So Hard」は ラヴィン・スプーンフル、「Boys In The City」は ジョン・セバスチャン(同じようで微妙に違うニュアンス)にも通じる good time music。

おもちゃのピアノが効果的に使われている「Only You」の可愛らしさには、ついつい微笑んでしまいます。ポール・マッカートニーは、この曲を聞いて Q マニアになったのかな … なんて想像してみたり。

理屈抜きに、めちゃくちゃ楽しいバンドです。

いつもお世話になっている「似顔絵ロック」の yu-shioさんが、かなりの Q マニア。yu-shioさんの Q 記事は こちら

■ member
Frank Gadler (vo)
Al Anderson (g,vo)
Terry Adams (key,hca,vo)
Joey Spampinato (b,g,vo)
Tom Staley (ds)

■ guest
Link Wray (b-vo)
Steve Ferguson (g)
Donn Adams (tb)

■ producer
Eddie Kramer


これを書いてて Wish List に入れっぱなしだったことに気がついた、NRBQ のライブCD『Wax Museum Live』には、ジョン・セバスチャンがゲスト参加。廃盤になる前に、あわてて注文っ。


逆に、ジョン・セバスチャン『Welcome Back』('76)以来16年ぶりに発売されたこちらのアルバムには、NRBQのアル・アンダーソンとテリー・アダムスが参加。その他、ベースにハーヴェイ・ブルックス、アンソニー・ジャクソン。ドラムにレヴォン・ヘルム、スティーブ・ガッド、ジェリー・マロッタなど、錚々たるメンバーが。しかし、時が経とうと何が変わろうと、セバスチャンが奏でる Good Time Music だけは変わりありませんでした。レコード・コレクターズ6月号に載っていたセバスチャンのインタビュー記事には、このアルバムができあがった経緯なども、興味深く記されていていました。
John Sebastian / Tar Beach ('92)
Tar Beach

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

いつもご紹介いただきありがとうございます。じつはそんなにマニアでもなかったりするのですが(笑)。好きなアルバムは「Wild Weekend」とか「Message For The Mess Age」など、非常にわかりやすい作品ですし。

ジョーイの声とテリーのハチャメチャなところががとにかく大好きです。名曲多数にもかかわらず「Tiddlywinks」のラスト“Hobbies”なんて妙な曲をやるのもいいですね(ライブでもやってました)。

あっ「Wax Museum Live」いいですよっ。

yu-shioさん

あちゃ~。お薦めの2枚を聞いてみたいと思い、調べてみたら廃盤のようで(残念っ

>ジョーイの声とテリーのハチャメチャ
僕もそこに魅力を感じてます。

>Wax Museum Live
あさってくらいに届きそうです♪

親愛なるQ

俺もQ大好きです~。おととしのフジロックでのステージは忘れられません。今年も変則メンバーでフジに来るみたいだし、楽しみ!おそらく初期の曲もやるんでしょうね。

アルバムはそんなに持っていませんが、「ヤンキースタジアム」「キックミーハード」「ワイルドウィークエンド」あたりは大好きですね。

kura_moさん

変則メンバー…って、まさかジョン・セバスチャンは入ってませんよね(笑
NRBQのアルバムってけっこう多いので、どれを聞こうか迷っちゃいますね~
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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