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Everly Brothers / Stories We Could Tell ('72)

Stories We Could Tell

エヴァリー・ブラザーズ 『ストーリーズ・ウィー・クッド・テル』

サイモン&ガーファンクル、ジョージ・ハリスンもカバーした「Bye Bye Love」や、同じくS&Gとロギンズ&メッシーナの「起きろよスージー」がエヴァリー・ブラザーズのヒット曲 … と言っても、オリジナルはラジオで耳にした程度。ビートルズが影響を受けた … という記事を見かけたこともありますが、なかなか S&G、ビートルズの前を追いかけるまでには至らず。一部のジャズやブルース、ソウルを除けば、ビートルズの『Please Please Me』、S&G『水曜の朝、午前3時』、ボブ・ディラン『The Freewheelin'』がリリースされた1963-4年以降のアルバムを聴くに留まっています。
The Beatles / Please Please Me Simon & Garfunkel / Wednesday Morning, 3 AM The Freewheelin' Bob Dylan

そんなわけでしたから、参加メンバーの名前を頼りに自分にフィットする音楽を探っていくうち、エヴァリー・ブラザーズのアルバムを手にすることになるとは夢にも思わず。しかも、先述の2曲からイメージしていた POP な Rock'N'Roll とは全く異なるカントリー・ロック系の(それもキレで勝負するタイプではなく、大らかな雰囲気の)サウンドが展開されていたのには驚きました。

しかし、東から西から南から... 2人を慕っていたであろうメンバー達が揃いに揃ったものですね。この時、1937年生まれのドン・エヴァリーは35歳。1939年生まれのフィルは33歳。このアルバムのタイトル・ソングを提供したジョン・セバスチャンが1944年生まれで28歳ですから、その差5~7歳。僕がもう5~7年早く生まれていれば、中学生のときに『追憶のハイウェイ61』は間に合わなかったけど、『Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band』は体験できたかな。エヴァリー・ブラザーズやバディ・ホリーなんかも、もっと聴いていたのかな … と、訳のわからない計算・想像をしましたが、強いて逆算されないよう...


いづれにしても、2人のハーモニーには、若い奴らに良いところを見せようといった変な気負いも感じられず、実にリラックスした心温まる雰囲気が溢れています。また、これだけのメンバーが集まりながら、曲毎の質感が見事に統一されていることには感心します。

カバーでは、ジェシ・ウィンチェスター「The Brand New Tennessee Waltz」、オリジナルは未聴ですがクリス・クリストファーソンの「Breakdown」といったスロー・ナンバーでのハーモニーがピカイチ。じんわりと心に染みてきます。

また、ドン&フィル共作の「Green River」、ドン作「I'm Tired Of Singing My Song In Las Vegas」(意味深なタイトル)、フィル作「Up In Mabel's Room」といった自作曲のクオリティーも高く、ハーモニーとソロ・ヴォーカルの両方を楽しむこともできます。

そしてもう一つ。マーク・ベノ『雑魚』同様、参加ギタリスト達の名演を味わうという、別の楽しむみ方をすることができます。

ところが曲毎の詳細なクレジットが無く、「Green River」のイントロで聞こえてくるキラキラ燦めくようなギターがバディ・エモンズ、引きずるようなスライドによるソロがライ・クーダー … というところまではわかったのですが、その他は不明。おそらくこれは... (「Del Rio Dan」での、クラプトンが弾きそうなソロはウェイン・パーキンス?「I'm Tired Of Singing My Song In Las Vegas」がクラレンス・ホワイト?)と思われるギター・プレイもありますが全く自信なし。ご存じの方がいらっしゃいましたら(想像でも構いませんので)ぜひコメントをお寄せください (「Ridin' High」のイカしたギターが気になっています)


このアルバムに曲を提供してくれたお礼でしょうか。ジョン・セバスチャン『Tarzana Kid』('74)に収録されている「Stories We Could Tell」のセルフ・カバーに、フィル・エヴァリーがハーモニーを加えています。
John Sebastian / Tarzana Kid

■ member
Don Everly (g,vo)
Phil Everly (g,vo)

David Crosby (b-vo)
Graham Nash (b-vo)
Delaney Bramlett (g,b-vo)
Bonnie Bramlett (b-vo)
John Sebastian (g,hca,vo)
Geoff Muldaur (g)
Wayne Perkins (g)
Waddy Wachtel (g)
Clarence White (g)
Ry Cooder (slide-g)
Buddy Emmons (slide-g)
Jerry McGee (slide-g)
Barry Beckett (key)
Spooner Oldham (key)
Warren Zevon (key)
Chris Ethridge (b)
John Barbata (ds)
Jim Gordon (ds)
Russ Kunkel (ds)
George Bohannon (brass)

■ songs
・ All We Really Want To Do (Delaney & Bonnie Bramlett)
・ Breakdown (Kris Kristofferson)
・ Mandolin Wind (Rod Stewart)
・ The Brand New Tennessee Waltz (Jesse Winchester)
・ Stories We Could Tell (John Sebastian)

■ produce
Paul Rothchild

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Stories we could tell

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心温まるブラザース

エヴァリー・ブラザーズは、ギタリスト、チェット・アトキンスのスタジオライブのビデオにゲスト出演しているのを観たのが最初です。

その時、「Bye Bye Love」や、「起きろよスージー」が彼等の曲だと知りました。

彼等が田舎から上京して来たとき、知り合いになったのがアトキンスだったそうです。

このビデオには、他にマーク・ノップラーなどもゲスト出演しています。(もう廃盤かな)

心温まるハーモニーを聴かせてくれるブラザースですね。

すごいバック

エヴァリーブラザーズといえば「夢を見るだけ」(古っ!)だったので わたしもこの時期にこんなすごいバックで
こんなアルバムが出てたのはちょっとびっくりしました。
でも やっぱし印象に残ってるのは彼らのリラックスした素敵なハーモニーかな・・。
Stories we could tellは 
名曲だと思います。
わたしも ギターの音に注目しながらもう一度聴いてみよう。

私はエミルー・ハリス経由でエヴァリー・ブラザーズに辿り着きました。
まだベスト盤しか聴いていないのですが、また興味が深まりました。

てつさん・melonpanさん・Chunkyさん

▼ てつさん
ジョージ・ハリスンはチェット・アトキンスから影響を受けた…と、そこまでは知ってても、まともにアトキンス本人の演奏を聞いたことがないのは、エヴァリー・ブラザーズの件と同様(汗。一度聞かなくちゃなりませんね~

▼ melonpanさん
>Stories We Could Tell
テネシーの(プレスリー)記念館に展示してあったギターのことを良く覚えてるよ。ガラスに貼られた札を見れば20くらいのメロディーは頭に浮かんでくる。ギターに付いた傷が多くのことを物語っているよね…という、くだりが印象的でした。(アメリカに行ったとき見てきましたよ♪)僕がジョン・レノン・ミュージアムへ行ったときは20くらいじゃすみませんでしたけど(笑

▼Chunkyさん
それで思い出しましたが、エミルーとグラム・パーソンズのハーモニーは、まさしくエヴァリー・ブラザーズでしたし、ビートルズの「恋に落ちたら」あたりも、そうだったんですね~

地味ながら重要作

エヴァリーに関しては黙っていられないワタクシでも、この時期の彼らは地味に感じてしまいますが、ジョン・セバスチャンとの交流など、時代とリンクしているあたりが彼ららしいですね。
ホリーズとの競演や、この後のジェフ・リンとの絡みなどもありましたね。
それにしても豪華なゲスト陣。。
この辺は次のベファミリーボックスに収録されるでしょうから(今年中には出るはず)、クレジットはそのときにでもご報告します。

kura_moさん

そうなんです。「Bye Bye Love」「起きろよスージー」に比べると、かなり地味な印象でした。

>エヴァリーに関しては黙っていられないワタクシ
そこでご相談なのですが♪ ベスト盤ではなくCDで入手可能なオリジナル盤でお薦めがありましたら、ぜひ教えてください!
kura_moさんの、エヴァーリー・ブラザーズのレビューを楽しみにしています。
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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