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Delaney & Bonnie / D&B Together ('72)

D&B Together

デラニー&ボニーのラスト・アルバム 『D&B トゥゲザー』

学生時代にジョン・レノンを気取って丸眼鏡をかけたこともありましたが、どちらかというとジョン・セバスチャンに似ていると言われました(ウソ)。最近、また眼鏡が流行っているようですが、こんなに丸眼鏡の似合う人達は、そう見かけません。顔の骨格が、今と昔じゃずいぶん変わってきているのでしょうね。
John Lennon / Imagine ザ・ベスト・オブ・ジョン・セバスチャン Roger Nichols & the Small Circle of Friends Janis Joplin / In Concert

デラニー&ボニーは、エリック・クラプトンが加わった『On Tour』('70)で注目を浴びた後、クラプトンは独立してデレク&ザ・ドミノスを結成。また、レオン・ラッセルがジョー・コッカーのマッド・ドッグス&イングリッシュメン結成のため、デラニー&ボニーのフレンズ達を引き抜いてしまい、2人はツアーを続けることができなくなってしまった … という話は、皆さんご存じの通り。
To Bonnie From Delaney
1970年リリースの『To Bonnie From Delaney』1曲目のタイトル同様「不運とトラブル」は続くもので、このアルバムも、もともと Atco レーベルから発売される予定だったものが、すんでの所で発売中止に追い込まれてしまい、古い音源やミックスし直した曲が寄せ集められ CBS から発売された … といういきさつがあったようです。

山あり谷ありでしたね … と、肩の一つでもポンと叩いてあげたくなりますが、そんなこちらの意に介せぬ2人の逞しい歌声には清々しさえ覚えます。


このアルバムは、先述の通り寄せ集め的ではありますが、実に興味深い曲が並んでいます。

古い音源からの個人的ハイライトは、ボニーが歌う「Groupie」。スーパースターへと上り詰めたギタリストを愛するグルーピーの思いを歌ったこの曲。『Mad Dogs & Englishmen』ではリタ・クーリッジが歌い、カーペンターズもカバーしていることでも有名な「Superstar」と同曲。ボニーの切ない歌声を聴いていると、やはり「Groupie」というタイトルの方が相応しかったと思います。

ボニーとクラプトン共作の「Comin' Home」は、『On Tour』とは別テイクの1969年12月発売シングル・バージョン。これにはクラプトンはもちろんのこと、ドミノスのメンバー他、デイヴ・メイスン、リタ・クーリッジが参加 (クラプトンのCD4枚組BOX『Crossroads』にも収録)。ドミノス「Tell The Truth」のシングルB面だったという「Roll It Over」(これも『Crossroads』に収録)にも、デイヴ・メイスンが参加しており、両曲共に、メイスンがドミノスに参加する予定で行動していたことを証明する音源。

そのデイヴ・メイスンのオリジナルや、『On Tour』ライブ・テイクでのギター・サウンドを中心としたアレンジとは異なり、軽やかなエレピの音色が聞こえてくるスタジオ・バージョンの「Only You Know And I Know」。

デュエイン・オールマンのスピーディーなスライド・ギターに痺れる「Big Change Comin'」。ビリー・プレストンの鮮やかなキーボードが印象的な「Wade In The River Jordan」と、ゲスト陣の演奏ぶりも聴きどころの一つ (映画「バニシング・ポイント」では、「You Gatta Believe」という曲名で「Wade In The River Jordan」を演奏するデラニー&ボニー&リタが登場するようですが未見。情報をお持ちの方は、ぜひコメントをお寄せください)

新録曲では、デラニー&ボニーに加えティナ・ターナーのヴォーカルが強烈な「Sound Of The City」他、「Well, Well」「A Good Thing」「I Know Something Good About You」と、Cool で Funky なリズム感覚の曲が目立ちます。もしコンビを続行していたら、この路線を推し進めていたのではないかと...

ラスト・ナンバー「Country Life」ではデラニーが、僕は幸せになりたかっただけなんだ。ミッシェル、レベッカ(1995年、一時的にフリートウッド・マックへ参加)、スーザン、愛するボニーと僕。みんな一緒に田舎へ帰りたいよ … と、ボニーと2人の子供達の名前を挙げて歌っていましたが、ジェフ&マリア・マルダー同様、この年にコンビを解消することとなってしまいました。

大いなるものを残してくれた2人に感謝。

■ member
Delaney Bramlett (g,vo)
Bonnie Bramlett (vo)

Bobby Womack (g)
Duane Allman (g)
John Hartford
Billy Preston (key)
Jim Gordon(ds)
Sam Clayton (per)
Tina Turner (vo)
Merry Clayton (b-vo)
Venetta Fields (b-vo)
Eddie Kendricks (b-vo)

■ songs
・ Only You Know And I Know (Dave Mason)
・ Comin' Home (B.Bramlett / Eric Clapton)
・ Move'em Out (Steve Cropper / G.DeWitty)
・ Groupie (Superstar) (B.Bramlett / Leon Russell)
・ Country Life (D.Bramlett / Bobby Whitlock)

■ 過去記事
On Tour with Eric Clapton ('70)
Motel Shot ('71)

-----2006/6/5追記-----
エリック・クラプトン 1stソロ-デラックス・エディションの曲名を改めて眺めていたら(まだ買ってません)、デラニー・ブラムレットがミックスしたというDisc2に「Comin' Home」「Groupie」が収録されていることに気づきました。… ということは「Groupie」のオブリガードもクラプトンだったのですね。
Eric Clapton <Deluxe Edition>
ちなみにDisc1は、トム・ダウドによるミックスだそうです。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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DELANEY & BONNIE & FRIENDS / TO BONNIE FROM DELA...

スワンプロックを代表するアーティストといえば、レオン・ラッセルとともに必ず名のあがるのが、デラニー・ブラムレットとボニー・ブラムレットによる夫婦デュオ「デラニー&ボニー」でしょうね。クラプトンにも多大な影響を与え、彼らのバックバンドを引き抜いて結成された

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毎度細かい解説

久々の登場ですが、いつも思うのはOceanさんがかなり詳細まで書いてくれていることです。下手なライナー読むよりも興味深い。

このアルバム参加メンバーも凄いね。Soul系の大物Bobby、Billy、Tina、Merry、EddieそしてDuaneだもんなあ。今度聞いてみよ~う。

「バニシング・ポイント」

映画「バニシング・ポイント」
所謂、アメリカン・ニュー・シネマの傑作ですね。

映画の主人公が、途中立ち寄るヒッピー集団の音楽隊(?)の中に、デラニー&ボニー&リタが居たと思われます。(なんせ随分昔に観たもので)

>メイスンがドミノスに参加する予定

D.メイソンが参加したドミノス、実現してほしかったなぁ。

Hidekichiさん・てつさん

▼Hidekichiさん
「I Know Something Good About You」には、アレサ・フランクリンとおぼしきハーモニーがかすかに聞こえてくるのですが、クレジットには記載されておらず、真偽のほどはわかりません。もし聴く機会がありましたら、ぜひご確認ください!

▼てつさん
「バニシング・ポイント」情報をありがとうございましたっ! なるほどそういうシチュエーションで登場ですか~。レンタルにあるかな?今度、見てきます♪

>デイブ・メイスン
ギターは、デュエインほどの緊迫感が出たかどうかは疑問ですが、ヴォーカル面ではかなり貢献したのではないかな~などと想像しています。

わたしも この2人には 感謝!です。

このCDきいたの 去年だったかな。
クラプトンがアメリカ南部の音楽どっぷり入り込んでいく
あのころの音が 詰まってて 
自分もアメリカ南部の音楽にずぶずぶしていった
思い出が 鮮明によみがえってきて
このひとたち やっぱしすごかったんだなあ~~って
改めて 思ったのでしたよ。
ボニーブラムレットさん 最近 またソロアルバム出しましたよね。
これが またすごいんですよね。
さらに パワーアップしてる彼女の声が・・・。
もう ひれ伏してしまいますわ。
娘さんの ベッカさんも 参加してるし
母娘デュオの写真もすてきでした。

melonpanさん

>ずぶずぶ
ほんとうに南部の音楽を聞くと「ずぶずぶ」しちゃいますね(笑

ボニーの最新アルバム…もう聞かれました?! そうですか~ ベッカも参加してるんですね? 今は新譜自粛中ですが、いずれ聞いてみたいと思っています♪

遠回りしちゃったよ

54歳しがない管理職は月一持ち帰り仕事でPCと向かい
合ってのカンズメ状態。
LPOnTour”からLPデラニーからボニー”へ直行すれば良かった
のに名盤の誉れ高きLPオリジナル”を経由したもんだから
このデュオの本質を見誤った気がする。
Rockin’Soul好きなボクには敷居が高すぎたか!?
このTogetherも良さそうじゃないですか!
先日P・バラカン氏が離婚後のボニーソロLadiesChoice?
から2曲選曲。これも良かったと、あ~あ遠回りばかり
後追いの若い皆さんこそ正しい情報をお持ちで羨ましい
「うつ予備軍」な怪しい雲行きのオヤジであります。

デフレ親父さん

リアルタイムで聴いていたら、果たして好きになったかどうか…と思うアルバムって結構あります。若い頃に聴いたときは、何とも思わなかったのに、年を重ねてから聴いてみたら最高っ!なんてこともしばしばです。

>LadiesChoice
バラカンさんはどの曲をチョイスされました?僕だったら「You Send Me」「Let's Go Get Stoned」でしょうか。他も名カバー揃いです♪

こんばんは。コメントありがとうございました。TBさせていただきますね。

デラボニはやっぱり最高ですよね。何の知識もない人が聴いたら黒人によるソウルだと思うくらいディープで黒い歌声ですよね。
聴くたびに「スワンプロック最高!」と思わせてくれるアーティストです。

shintanさん

TBは遠慮無くどうぞ♪

>ディープで黒い歌声
そうなんですよね~ そこに痺れます。しかも男女ペアで、そのフィーリングですから、たまりません♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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