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Jeff Beck Group / same ('72)

Jeff Beck Group

第2期ジェフ・ベック・グループ(JBG)の2枚目 『ジェフ・ベック・グループ』 通称『オレンジ』。第1期JBGの2枚目『Beck-Ola』('69)はリンゴでしたから、ジェフはフルーツがお好き?
Beck-Ola

イントロの、どこどっ てっ ちぃ~ というコージー・パウエルのドラム・パターンを耳にしただけで血が騒いでくる「Ice Cream Cakes」… だなんて気分良く書いてますが、BBA のライブ盤が初ジェフだった僕は、そこから遡ってこのアルバムを初めて聞いたとき、BBAを含む他のハード・ロック・アルバムには見あたらない ちょっとした異物感を覚えました。

それは「Glad All Over」あたりにみられる、おおよそロックらしからぬ細分化されたリズム感覚だったり... 「Highways」のエンディングに顕著な、マックス・ミドルトンのキーボード・ソロが始まった途端に曲の雰囲気が一変する様子だったり... ボブ・ディランが綺麗な声で歌ったことで有名な『Nashville Skyline』('69)収録「今宵はきみと」のカバーにおけるアレンジぶりだったり...

今でこそ funky だとか jazzy だとか soulful だなんて言ってますが、当時はまだロック以外の音楽はまともに聞いていませんでしたから、その感覚は何と表現したら良いか戸惑うほどのものでした。

また、「帰らぬ愛」「Definitely Maybe」といったギター・インストは、『Blow By Blow』を聴いて初めてなるほどと思いましたが、当時 ロックの分野でインストを演るギタリストといったらサンタナやロイ・ブキャナンくらいしか知りませんでしたから物珍しく感じたものです。


では、その異物感の正体が見えてきたかと言えば、ジャズとロックの融合だとか、クロスオーヴァーだとかが盛んに言われ始めた、その『Blow By Blow』('75)へと聴き進めた後のことでした。

今思えば、ジェフが交通事故さえ起こさなければ、第1期JBGの後がベック・ボガート&アピス(BBA)となったはずで、だとするとRough And Ready ('71)、『オレンジ』の2期JBGは存在しなかったのだろうか... ましてや『Blow By Blow』『Wired』も無かったのか...

いやいや。1期JBGの2枚目『Beck-Ola』('69)では、1st『Truth』('68)で見せた heavy なブルース・ロックから早々と卒業し、funky な香りを漂わせるロック・サウンドを展開。ブルース以外のブラック・ミュージックへ近づこうとしていたから、いずれにしても似た傾向のサウンドに走ったのだろう...

だけど、それはあくまで似たものであって、このメンバー、このサウンドに行き着いたかどうか... などと想像していると、2期JBGは、災い転じて福となした奇跡的な集団のように思えてくるのです。

■ member
Bob Tench (vo)
Jeff Beck (g)
Max Middleton (key)
Clive Chaman (b)
Cozy Powell (ds)

■ songs
・ Tonight I'll Be Staying Here With You (Bob Dylan)
・ Going Down (Don Nix)
・ I Got To Have A Song (Stevie Wonder / D.Hunter / L.Hardaway / P.Riser)

Bob Dylan / Nashville Skyline Going Down: The Songs of Don Nix
■ producer
Stephen L. Cropper

■ 過去記事
Rough And Ready ('71)
UDO MUSIC FESTIVAL 2006 @ Fuji Speedway

■ 過去のライヴ情報
Jeff Beck
【1989年】【1999年】【2006年】

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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私が選ぶNo.1Jeff Beckのアルバム

ジェフ・ベック・グループジェフ・ベック・グループ 1972年作俗に言う3大ギタリストのうち一番人気はクラプトンでしょうか?彼はROCKのジャンル以外のファンがいるし。ROCK界ではページのファンが一番多いんじゃないでしょうか?なら、ベックは?ヤード・バーズの

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おや?

このアルバム初紹介だったけ?

第2期JBG、Blow By Blowで初めてBeckを聞き、すでにSoul系にハマりつつあったhidekichiにとって、このRock'n Soulなバンドは結構好きでした。Glad All Over、I Got To Have A Songあたりが好きですね。I Got To...はStevieのオリジナルバージョンより遥かにいいですね。Stevieのは80'sに入ってからEssentialかAnthologyでやっと聞けたけど、がっかりした覚えがあります。

Hummingbirdが結構好きだって前に書いたから初紹介じゃないって思ったのかもね?

hidekichiさん

hidekichiさんから初めてコメントをいただいたのが『Rough And Ready』の時でした♪
Soul方面にお詳しい方からも高い評価を得ているっていうのが 2期JBGの特色の一つではないでしょうか?

ご無沙汰です。

これは、超名盤ですよね。
J・ベックのお仕事の中でも、最高峰では。

参加ミュージシャンは、皆ほとんど無名でしたが実力はピカイチ。
また、楽曲・編曲のクオリティも素晴らしいですね。

ドラムのコージーも、生涯NO1プレイではないでしょうか。

プロデューサーのS・クロッパーの力も評価したいですね。

はじめまして

ブログ村よりマウスクリックで飛んできました(^^)よろしくです。

『オレンジ』のなかでの自分のお気に入りはB面ラストの『Definitely Maybe』です。次作『Blow By Blow』の『哀しみの恋人たち』へ通じるものを感じます。

『オレンジ』は全体的にバランスが取れていて、『Beck-Ola』や『Truth』などより聴きやすいと感じてます。

てつさん・hiroshiさん

▼ てつさん
>ドラムのコージー
豪腕のイメージがあるコージーですが、器用な一面も持ち合わせていることを証明しているのが 2期JBGでのプレイぶりですね♪ soulfulなアレンジの「Tonight I'll Be Staying Here With You」の裏で、ツーバスがドコドコ鳴っているのが楽しいですね♪

▼ hiroshiさん
はじめまして。コメントをありがとうございました。

2期JBGは、ジェフだけを聴くのだったら物足りないかもしれませんが、ジェフだけではなく、他のメンバーも含めてバンドとして素晴らしいと思います。
バランスの良い『オレンジ』、荒々しさの残る『Rough And Ready』…その時の気分によって聞き分けています♪

hiroshiさんのBlogを拝見したら、クラプトンのチケットをgetされたようで♪ のちほど伺います!今後ともよろしくお願いいたします。

クロッパープロデュースが光りますねー
色んなカバー曲のアレンジも好きですわ。
クロッパーに加えてドン・ニックスのカバーも、あっしにとっては、ポイント高いです。
これフレディーもやってますけど、かっちょええでっせー。

Yassさん

>フレディー
↓これですよね♪
http://ocean461.blog23.fc2.com/blog-entry-68.html
ええ もう 素晴らしくカッコ良いです!

BECKのアルバムで一番すきなのがこのアルバムです。
当時はがっかりしたファンも多くいて、常になにやらかすかわかんない魅力!!!そんなのがたまんないですね!

evergreenさん

リアル・タイムでは、やはり賛否両論だったのですか~? しかし、まさに「なにやらかすかわかんない魅力」ですね(笑。ギター・プレイにおいても♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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