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Stephen Bishop / Saudade ('07)

Saudade

近年では、2002年にケニー・ランキンとのジョイントで、2004年には単独で来日し、相も変わらぬ素敵な歌声を披露してくれたスティーヴン・ビショップ(BISH)ですが、スタジオ活動はどうかと言えば、アンドリュー・ゴールドがプロデュースをつとめた『Blue Guitars』輸入盤とは曲順・内容が異なる)を1994年にリリースした後、2000年に入ってからはネット販売で、アコースティック・ギターの弾き語り集『Yardwork』(これは国内盤もリリース)や、クリスマス・ソング・アルバム『Happy Bishmas』、デモ・テイクを集めた『The Demo Album 1』 『2』 『3』 と積極的にCDをリリースしていたものの、本格的な…というには、今一歩の状況でした。

しかしながら、このたび発表された『Saudade』は、ちょっと質が違います。曲目と視聴は【こちら】で。

「ここ数年、ブラジリアン・ミュージックを熱心に聴いていたんだ」という BISH が、ボサノヴァにチャレンジ。軽やかなリズムと、ガット・ギターやピアノの柔らかい音色に、暖かみのある BISH の歌声が実に良くマッチ。新曲も良い出来ですが、既発曲も単にボッサ・スタイルに焼き直されたということではなく、こう演奏される必然性があったように見事に生まれ変わっているのです。


BISH 作品が初めて陽の目を見たのは、ニック・デカロ『Italian Graffiti』('74)に収録されていた「ジャマイカの月の下で(Under The Jamaican Moon)」。その共作者であるリア・カンケルは、自身のソロ・アルバム『Leah Kunkel』('79)で同曲を取り上げていました。BISH は…と言うと、2002年の来日時、この曲をステージの1曲目にセットしていましたが、スタジオ録音は本邦初公開。『Italian Graffiti』から数えること33年ですか。こうして BISH のセルフ・ヴァージョンを聴くことができるなんて...格別な思いがします。
Nick DeCaro / Italian Graffiti Leah Kunkel

エリック・クラプトンが「雨の日の恋(Save It For A Rainy Day)」にギターでゲスト参加。同曲は BISH のデビュー・アルバム『Carless』('76)に収録されていたもので、クラプトンはそこでも、ほんの数小節ですがソロをとっていていました。「また弾いてくれよっ」と BISH が声をかけたのでしょう。それを二つ返事で快諾し、嬉々としてスタジオに入るクラプトンの姿が目に浮かぶようです。クラプトンは『Reptile』('01)のタイトルナンバー「Reptile」で、すでに軽くボッサしていましたからお手の物だったのかもしれません。流麗な(手癖満載の)ソロを、今回はたっぷりと披露しています。
↓中ジャケと裏ジャケには、こんな姿も。

Stephen Bishop / Careless Eric Clapton / Reptile

さらには、BISH 作品「On And On」の名カヴァーがあるケニー・ランキンが「Bish's Hideaway」でハーモニーを付け、1970年後半フュージョン・ブームの折、ガット・ギターの柔らかい音色で新風を吹き込んだアール・クルーが「Un Baile Del Corazon」に参加と、嬉しい顔ぶれも揃っています。
The Kenny Rankin Album Earl Klugh / Finger Paintings

----- 2007/5/1 追記 -----
長らく廃盤状態の、ケニー・ランキン『The Kenny Rankin Album』が CD Baby で販売されていました! → 【こちら】

■ member
Stephen Bishop (g,vo)

Oscar Cantro-Neves (g,key)
Brian Bromberg (b)
Don Grusin (p,key)
Alex Acuna (ds)
Kevin Ricard (per)
Gary Meek (sax)

■ guest
Eric Clapton (g)
Kenny Rankin (b-vo)
Earl Klugh (g)

■ producer
Oscar Cantro-Neves

■ 過去記事
Duo Music Exchange World Premium Artists Series 100's

■ 過去のライヴ情報
【1994年】【2002年】【2004年】

発売元の 180 Music では、現時点で日本への発送はしていないようで、僕は ebay 経由で入手しました。Yahoo オークションにも出品されているようなので、そちらを利用した方が配送料分割安になるかもしれません。ただし、中には"激レア"と煽って価格をつり上げようとしている輩もいるようなので要注意。

----- 2007/4/9 追記 -----
【disk union さん】が、やってくれました!
【米amazon】 でも取扱い開始したようです。

----- 2007/8/16 追記 -----
【HMV】 および 【@TOWER.JP】 でも取扱いを開始しました。ただし限定盤のようなので、お買い求めはお早めに。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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ocean様

おはようございます。お久しぶりです!
スティーヴン・ビショップのアルバムは何枚かLPを持ってましたけど、今は手元に1枚もないのが残念!
リア・カンケルのアルバムは百万回聴いても飽きない自信がある(←オーバー)大フェイバリット・アルバムです。
しかし、「ジャマイカの月の下で」がリア・カンケルとの共作とは気づきませんでした(笑)。

おやぢ様

リア・カンケルのアルバム…良いですよね~僕も大好きな一枚です。ちなみに、ラスト・ナンバー「Fool At Heart」も BISH が書いた曲なんですよ♪

こんにちは!お久しぶりです。

>流麗な(手癖満載の)ソロを、今回はたっぷりと

おおっ、また買わないといけないCDが増えた!
ちなみに先日、前にご紹介いただいたジェイミー・オルデイカーのソロを買ったばかり・・。
こちらはプロミセスとかキャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホームとかもはいっていてエリック不参加曲でもなかなか楽しめるアルバムでした。

ジェイ加藤様

>ジェイミー・オルデイカーのソロ
おおっ!手に入れられましたか~。僕は先日中古で見かけたのですが、一旦スルーしてしまいました。いずれ聴いてみたいCDです♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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