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70年代 ロック・アルバム・ベスト 25
![レコード・コレクターズ 2007年 06月号 [雑誌]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B000PTYT94.09.TZZZZZZZ.jpg)
すでに kura_mo さん と white さん がセレクトされているのを拝見し、よ〜し俺もっ … と、手持ちのリストを元にチェックし始めたら、あれもこれもと、あっという間に100枚近くに。それから50枚程度に絞り込んだまでは良かったのですが、そこから苦悩の時間帯が...。
これは、いつまで悩んでいてもしょうがない。ここはいっそのこと、リアルで聴かなかった1972年以前のアルバムは、どさっと落としてしまえっ … と、半ば強引に振り分けし、やっと決まったのが、次の25枚です。かなり反則技を使っていますが、そこは心中お察しいただき、ご勘弁いただければ幸いです。
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▼ George Harrison / Thirty Three & 1/3 ('76)

「My Sweet Lord」の盗作騒動を自ら皮肉った「This Song」が話題に。不調気味だった喉の調子もすっかり良くなり、素敵なスライド・ギターもたっぷり披露してくれた。
▼ Wings / London Town ('77)

ツアー活動も一段落し、船上スタジオでレコーディングに専念。その結果、随所でポール・マジックを発揮。ポールがイギリス人であることも再認識。
▼ Paul Simon / There Goes Rhymin' Simon ('73)

音楽を聴いて、初めて涙がこぼれたのは、このアルバム収録「American Tune」。歌詞の意味もわからずに、何故かしら泣けた。
▼ Art Garfunkel / Watermark ('78)

ジミー・ウェッブ作品のクオリティの高さは無論、それを自分色に染め上げてしまう歌唱力に感嘆。S & G & JT という嬉しい組み合わせも実現。
▼ Stephen Bishop / Carless ('76)
一聴して、あぁこれだ、これなんだ … と思った。優しく柔らかい歌声に聞き惚れ、素晴らしいソング・ライティングに感動し、華麗なアコギのテクニックに憧れた。
セットで聴きたいのが、これ。

▼ Eric Clapton / No Reason To Cry ('76)

今まで、眉間に皺を寄せ、しかめっ面をしていた男が、急にニコッと、目尻に皺を作りながら笑った瞬間を見たときのような... そんな、ほっとする雰囲気が漂っている。
▼ Dave Mason / Let It Flow ('77)

スワンプからファンクへ、そしてアメリカ西海岸風へ...と身代わりの早さが災いしたのか、今ひとつ知名度・人気の上がらないデイヴだが、何をしても、それを吸収し昇華させるセンスの良さは抜群。
おぉっ... スティーヴっ。

▼ Rory Gallagher / Tattoo ('73)

哀愁を帯びた歌声。ガッツ溢れるギター・プレイ、独特のフィンガリング。僕が大好きな"歌うギタリスト"模範例の一人。
▼ Les Dudek / Say No More ('77)

手弾きもスライドもテクニカルで、おまけに歌声も渋いときたら、言うこと無し。ロリー同様"歌うギタリスト"の好例。
▼ The Allman Brothers Band / Brothers And Sisters ('73)

デュエインが居なくなったのは寂しいけれど、だけど俺たち頑張ってるぜ … 風な、前向きな明るさが好き。ディッキーへの好感度が、一段と UP。
▼ The Band / Northern Lights - Southern Cross ('75)

角が取れて丸くなったって良いんじゃない。だって、ザ・バンドなんだもん。
▼ Bob Dylan / Desire ('75)

とっちらかったリズムで、平然と歌い続ける「Hurricane」に降参。スカーレット・リヴェラの妖艶なバイオリンの音色が、鬼気迫るディランの歌声を引き立てる。
▼ Richie Furay / I Still Have A Dream ('79)

明るく元気なハイトーンが持ち味だったリッチーが、表現力の豊かさを身につけ、懐の深さも感じさせる1枚となった。ランディ・マイズナー、ティモシー・シュミットと、ポコに在籍したベーシストが2人揃ってハモに加わるという、スーパーな組み合わせもあり。
こっちもスーパーだった。

▼ Jim Messina / Oasis ('79)

ニヒルでクールを装っているのに、実はロマンチストで多能多才。男惚れする。
▼ Crosby, Stills & Nash / CSN ('77)

深い温かみと、凛とした佇まいが共存し、ゆっくりと時間が過ぎていくような空気感が漂っている。
▼ Firefall / same ('76)

「It Doesn't Matter」があるからと言うわけでもないが、どことなくスティルスの薫りがする。爽やかさという点では、こちらの方が上だけれど...
▼ Orleans / same ('73)

ジャニス・ジョプリンに提供した「Half Moon」の自演を含む、この1stで、一糸乱れぬハーモニーと、弾力に富む高い演奏能力が、すでに完成している。
「Half Moon」の再演を含む、ジョン・ホールのソロ作『Power』('79)のタイトルソングが『No Nukes』('79)のテーマソングとなる。ここらの流れには、単純に感動を覚えた。

▼ The Doobie Brothers / What Were Once Vices Are Now Habits ('74)

有無を言わせず、ストレートに、豪快に突き進む疾走感とスケールの大きさ。黙ってドゥービーについて来い的な男臭さに、身をゆだねたくなる。
▼ Little Feat / Waiting For Columbus ('78)

体を揺さぶるファットなリズム。軽やかに宙を舞うスライド・ギターに、身悶える。
これに、ホーン・セクションが参加していたタワー・オブ・パワーの『Tower Of Power』('73)は、Hip とは何かを教えてくれる。ローウェル自身がゲスト参加した「Dixie Chicken」のカヴァーを含む、ジョン・セバスチャン『Tarzana Kid』('74)は good time music とは何かを教えてくれる。

▼ Average White Band / Cut The Cake ('75)

イギリスの平均的な白人にだって funky で mellow な groove を生み出すことが出来ることを、軽々と証明して見せた。
▼ Ned Doheny / same ('73)

アコギのカッティングを多用した、大きくうねる groove に、お坊ちゃまらしく、青っぽさが眩しい歌声というアンバランス加減が良い。。
▼ Dan Fogelberg / Phoenix ('79)

時にはダイナミックに、時にはしっとりと甘く。男っぽく無骨な表情からは想像できない、瑞々しい感性の持ち主。ギタリストとしても確かな腕前。
▼ James Taylor / JT ('77)

この精悍な顔つき。ほんとうにジェイムスのことをわかってくれているバック陣に囲まれ、できあがったアルバムのタイトルが、彼の愛称『JT』。それだけで十分良い。
▼ Valerie Carter / Just A Stone's Throw Away ('77)

アンニュイな表情と歌声がたまらない。当時の女性シンガーの中にあっては希有な存在。
ソロ・デビュー以前に、ジョン・リンド(ex-Fifth Avenue Band)らと組んだハウディ・ムーン『Howdy Moon』('74)も忘れられない1枚。

▼ Karla Bonoff / same ('77)

清楚さの中にも、ほのかに漂う色香。決して感情的になることはない歌声が逆に、心の奥まで深く染み込む。
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と... 選んでみれば、60年代ロック・アルバムと、ほとんど変わらない顔ぶれが揃ってしまいました。いっそのこと、60年代で選んだバンドのソロ作品も落としてしまおうか … とも思ったのですが、そこまですると、本当に好きで聴いてきたアルバムが漏れてしまいますから、さすがにそれは止めました。
瞬発的に衝撃を受けたアルバムという意味では、他に数多く存在しますが、リアルで出会って、今でも気持ち良く聴けるアルバムとなると、やはりこうなってしまうのかな … と。だから、その逆流で 60年代のセレクトも、ああなったんだろうな … なぞと考えています (80年代を選んでも、きっと同じ顔ぶれになっちゃうぞ...)
惜しくも今回の選に漏れた、お気に入りのアルバムは、今後もぼちぼちと当Blogで取り上げていくつもりなので、引き続きよろしくお願いいたします。
■ 過去記事
・60年代 ロック・アルバム・ベスト 25
・60年代 ロック・シングル・ベスト 30
コメント
70年代は なやましい・・・
70年代25枚 だなんて 残酷だ〜〜。
選出 お疲れ様〜〜ってかんじです。
とか言いながら いかにもoceanさんらしいのが並んでいますね。
私の場合は 70〜72年くらいにけっこう集中しそうなきがしています。
特に 71年は すごかった・・・。
たぶん 選びきれない と思う。
考えただけで 頭爆発しそう・・・。
おお。近いなあ、これに70−72年が加わって、サイモン&ガーファンケルほか14枚が消えるくらいの違いだ(笑)って半分違いますね!そう考えると、80年以降は自分的にはこうは行かないなあ、衰退してる。
melonpanさん・ち〜旦さん
そうなんですよね〜
70〜72年って、結構美味しいアルバムが揃っているんですよね。そこを切り捨てたおかげで、頭が爆発せずにすんだのかもしれません(笑
ち〜旦さんと、半分同じになるとは吃驚ですよ。
もっと濃いめのところを選びそうな気がしてたもので... どのあたりが同じなんだろう?ぜひうかがってみたいです♪
オトナです。
リアルタイム感溢れるセレクトですね。「いわゆる名盤」って所も少ないですし、oceanさんの思い入れがひしひしと伝わってきます。
聴いたことないアルバムも何枚か入っていて興味深いです。
ジョージはこちらですか!甲乙つけがたいですよねぇ。
S&Gが両方入ってる所なんかも、愛を感じるなぁ。
俺もSは「Still Crasy〜」を入れたかった所なんですが。この辺は80's辺で調整しようかな。。
苦心の跡がみえますね
やっぱりあの時期から25枚ってのは酷ですよね。
苦心の跡がみえる31枚だと思います(笑)
私も、先に25枚選んだのだけれど、後から入れたい盤が続々・・・・・・・
その後は洩れた盤を紹介し続けております(笑)
だからoceanさんのセレクトで、最も嬉しかったのはリッチーとデイブ・メイソンが選ばれていることです。
コレには正直びっくり!
それからアート、ヴァレリー、JT、バンド、ネッド、オーリアンズあたりが重なっていてとても興味深く拝見いたしました。
他にも大好きなジム、ジョン・ホールなんかも入っていて私のツボにはまりました。
こんなセレクトなら1年中でも聴いていられますね!
kura_moさん・whiteさん
▼ kura_moさん
それまで、ラジオや音楽に詳しいお兄さんを持っている友人に借りたレコードを録音したテープで楽しんでいたのが、小遣いあげてもらったり、バイトしながら自分で買ったレコードには、やはり愛着が沸いてしまいます。上のほとんどは、そんなアルバムなんですよ。
>ジョージ
kura_moさんがセレクトした盤も良いですよね〜♪
>S と G
'80年代も入れる予定(笑
結局、ビートルズであって、S&Gであって、クラプトンであって、その他が大きな輪になっている … というのが、僕の基本なのかな〜と思ったりしてます。
▼ whiteさん
いや、なんだか未練たらしくてお恥ずかしい限りなのですが、最後はヤケのヤンパチでざくざく書いてました(笑
>リッチーとデイブ・メイソン
ほんとですよ〜 僕の方こそ吃驚しました! そちらにもコメントいたします♪
ocean様
こんばんは。
いや〜、世間はもう70年代ベストに突入ですねぇ(笑)。
自分も選び始めたんですが、70年代を25枚に絞るのは至難の業ですよね。
まぁ、のんびりとレココレを見てからアップしようと思ってますけど、今のところoceanさん1枚たりともダブってないのがコワイ(笑)。
おやぢ様
おはようございます。
ダブらないというのも、また面白いと思います。アップされたら楽しみに拝見いたします♪
おはようございます。TBありがとうございました。
なかなかにマニアックで渋めのセレクトですね。10枚くらい未聴の作品がありました。
アート・ガーファンクルは前から聴いてみたいと思ってましたので早速チェックしますね。
shintanさん
こちらこそTBありがとうございました。
これはもう完全に趣味の世界なんで...
レココレ眺めているより、皆さんの25枚を拝見している方が楽しかったりします♪
TB有難うございます
おはようございます。
TB有難うございます。私のセレクトしたアーチストと確かに傾向が近いですね。
ジョージやポール、CS&N、ドゥービーあたりは「おやっ?」と思えるようなアルバムセレクトですね。ちょっと通好みというか(笑)。
私のなかでは、やっぱりこのテの音楽が70年代っていう感じですね。
はじめまして、70年代は人によってかなりの違いがありますね。「ケニー・ランキン」がシブいです。
240さん・june-1296さん
▼ 240さん
コメント&TBありがとうございます。
>ジョージやポール
何しろ、1972年以前からは選ばないっ … と宣言しちゃったもので(笑。でも、あのあたりが一番リアル感があって、とても好きなのです。
このテは、やはり良いですね〜♪
▼june-1296さん
初めまして。コメントをありがとうございました。
>ケニー・ランキン
けっこうファンは多いのに、ほとんどのCDが手に入りづらいという状況は寂しいです。
ちなみに CD Baby では↓このあたりは入手できますよ♪
http://cdbaby.com/found?allsearch=kenny+rankin
また、お時間がありましたら覗いてみてください。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
ocean様
こんにちは。
TBありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきたかったのですが、うまくいかないようです。残念!
結局1枚もダブりませんでしたけど、デイヴ・メイソン、カーラ・ボノフ、CS&Nあたりは自分も
大好きで愛聴している作品です。
ポール・サイモンのこのアルバムは意外と盲点で、
買い逃している人が結構いるんじゃないかな。
って自分もそのひとりなんですけどね(笑)。
ちょっと試聴してみたらすごく良さそうなので
びっくり!Want List に入れときました!
おやぢ様
コメントをありがとうございます。
TBの件、1回でうまく行かない時があるようなので、たいへんお手数ですが、何度かバシバシ送ってみてください。
念のため、おやぢ様のセレクトは↓こちらです。
http://nusiclife.at.webry.info/200705/article_6.html
>ポール・サイモン
まだアコースティックな頃のサイモンは、やはり良いですよ〜。
この後、手を怪我してしまい、ギターを上手く弾けなくなったため、『時の流れに』以降、サウンド・チェンジを余儀なくされた … という話を聞いたことがありますが、真偽半々といったところでしょうか?
いずれにしても『ひとりごと』… 機会があったらぜひ♪
70年代は
60年代と比べてベストアルバムを選定するのは難しいと思うのは気のせいでしょうか?実力のあるアーティストが相当混在していた年代と考えるからです。
セレクトされたアルバムの中にジョージの「33&1/3」があって思わずニヤリとしました。
このアルバム、好きなんですよ。
hiroshiさん
こんばんわ。
そうなんですっ 無理なんですっ。1970年代に入ってから、音楽の幅もぐ〜んと広がりましたしね。でも、そこをなんとか選んでしまうのは、もう個人の趣味と主観でしかありません。なので、皆さんの25枚を拝見していると楽しくなってしまうのです♪
>33&1/3
アルバムの内容も洒落てましたが、LPレコードの回転数と、このアルバムをリリースしたときのジョージの年齢を掛け合わせたアルバム・タイトルもシャレてました♪
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