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Jackson Browne / same ('72)

Saturate Before Using

ジャクソン・ブラウン 『ジャクソン・ブラウン・ファースト』

まず初めに、僕はジャクソン・ブラウンの熱心なファンではないことをお断りしておきます。良い曲を書くし、少し陰りのある歌声だって素敵だと思う。なのに何ででしょう? 要因の一つとして考えられるのは、あの時、あの瞬間にジャクソンの曲が流れていた … という光景を思い出すことが出来ないこと。それだけ聞き込み方が甘いのかもしれませんが...

ですが、いつもどこかで気になる。少しずつでも彼のことをわかっていきたい。そう考えながら思いつくまま、あのアルバム、このアルバムと聴いてみる。僕にとってのジャクソンは、そんな存在なのです。

アメリカ西海岸の音楽に夢中になり始めた頃... ライナーに載っているアーティスト達のプロフィールを読んでいると、意外にもカリフォルニア州の出身者が少ないことに気がつきました。僕の好きな西海岸系アーティストの中でカリフォルニア生まれと言えば、デヴィッド・クロスビー、ネッド・ドヒニー、ティモシー・シュミット、アンドリュー・ゴールド、カーラ・ボノフ、トム・ジョンストン、ローウェル・ジョージ … といった面々くらい。ウエスト・コースト・ロックと呼ばれる音楽を奏でた、その他多くのアーティスト達は、全米各地から、または隣国のカナダから(グラハム・ナッシュのようにイギリスから海を渡って来た人も...)西に集まり、音楽活動を始め一時代を築き上げていったことがわかりました。

ジャクソンはどうかと言えば、このアルバムのジャケット下部に LOS ANGELES, CALIFORNIA の文字が見えますが、西は西でも、西ドイツ生まれ。3歳の時に家族がロスへ移り住んだことをきっかけに、そこで育つことになった … ということなので、他の人達とは事情が異なるようです。

ジャクソンの場合は、家族環境がそうさせたのですから別として、何故多くのアーティスト達が西へ向かったのか... そしてついには隆盛を極め、徐々に衰退していったのか … については、昨年発売された「アサイラム・レコードとその時代」等、各種書籍ですでに詳しく解説されていることなので、ここでは割愛することにします。
ASYLUM RECORDS-アサイラム・レコードとその時代

いずれにしても、彼らの音楽は目映いばかりの燦めきを放ち、僕の心をしっかり捉えて離さなかったことは、間違いのない事実。

諸々の思いは追々書いていくことにして、今日のところは、この辺で...


【お気に入りの3曲】
★「Doctor My Eyes」
アルバム中、最も軽快でキャッチーなメロディーを持った曲。逆に、ジャクソンとしては珍しい曲調とも言える。コンガの音色が心地良く響き、リーランド・スクラーのベースが、ここでも良く歌っている。曲後半では、ラス・カンケルが、鳴りの深いドラムの音を聞かせる。ギター・ソロを取るのはジェシ・エド・デイヴィス。鉄壁のメンバーをバックに、ジャクソンは気持ち良さそうに歌っている。

★「銀色の湖から:From Silver Lake」
曲は静かなイントロから、大きなうねりを伴いながら徐々に盛り上がりを見せる。これは、他のジャクソンの曲にも感じられる特徴の一つ。曲後半で、主旋律と別のメロディーを歌っているのは、リア・カンケル。ジャクソンの歌声との対比が面白い。

★「Rock Me On The Water」
クレイグ・ダーギーの歌心溢れるピアノが印象的な、壮大かつダイナミックな曲。朗々としたジャクソンの歌声が素晴らしい。右チャンネルに聞えるハーモニーは、デヴィッド・クロスビーだろうか? エンディングへ向かうにつれて、ゴスペルっぽいリズムに変化していくあたりが、より深い感動を誘う。

そして、もう1曲...
☆「アダムに捧げる曲:Song For Adam」
ジャクソンのアコギ弾き語りによる曲。これを聞いていると辛い思いが込み上げてくる。ビオラの悲しい音色が、それをさらに深いものにする。僕でもたまには、そんな気分になることがある。だけど、それも悪くはないと思う。

人との別れと新しい旅立ちを歌った「My Opening Farewell」も、アルバムのラスト・ナンバーとして相応しい曲。これは後に、ボニー・レイットが取り上げた。
Bonnie Raitt / Sweet Forgiveness ('77)

■ member
Jackson Browne (vo,g,p)

David Crosby (b-vo)
Leah Kunkel (b-vo)
Jesse Ed Davis (g)
Clarence White (g)
Albert Lee (g)
Sneaky Pete (pedal steel)
Craig Doerge (p)
Jim Gordon (org)
Leland Sklar (b)
Russ Kunkel (ds)
Henry Diltz (photography)

■ songs
All songs written by Jackson Browne

■ producer
Richard Sanford Orshoff

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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[今日聴いたもの]ジャクソン・ブラウン

■Jackson Browne 久々にジャクソン・ブラウンのデビュー作を。布袋風(ほていふう、ではない)のジャケットにある文字、”SaturateBeforeUsing”は、「水に浸してからお使いください」という商品の説明とともに「使用以前に浸透済み」という既にソングライターとして、NGD

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こんにちは。
私はリンダ・ロンシュタットがカバーした「Rock Me On The Water」経由でジャクソン・ブラウンを気にするようになりました。いまだに”気になる存在”どまりでアルバムは全部聴いてはいません。私の場合、はまったら抜けられなくなる恐れからです。繊細さやある種の怒りを感じてしまうからだと思いますが。
「Doctor My Eyes」はカラオケに入っていますね。

Jackson Browneは・・・

私にとっては Jacksonさんは そのあの瞬間にあの曲が・・・・、の思い出が一番強いSSWです。
もう私の青春のテーマソングというか サウンドトラックというか・・・・。
でもその分 今聴くとあまりにもいろんなことが
頭の中で フラッシュバックして 聴くのがちょっとつらい・・・。
大人になったんだね・・・、お互い・・・・って 
ああ、またセンチメンタルになってきた・・・。

Chunkyさん・melonpanさん

▼ Chunkyさん
>リンダ・ロンシュタット
…を経由して、アーティストを知る … というパターンは、僕もそうでした。そしてまた、誰々経由で誰かを知る … というのがとても楽しかったです♪ Chunkyさんも、ジャクソンに思い切って飛び込んでみては?

>Doctor My Eyes
上手に歌えたら乗れそうですね! 最近カラオケには行ってないのでわかりませんが、色々と豊富に取り揃えてあるんですね~(感心

▼ melonpanさん
>青春のテーマソング
大人になったからこそ、分かり合えることもあるし、避けたくなってしまうこともあるし... と、人それぞれですが、melonpanさんは、今でも青春してるんじゃないかな~?なんて思ってます♪

私にとっても

Jacksonは特別の存在です。
中3から高3の3年間という特別な時期に常にJacksonが流れていたような気がします。
その中でもJacksonの純粋な部分が濃縮されたようなこのアルバムは、今となっては聴くのが少々辛い。『SONG FOR ADAM』は特に・・・・・
でも、思い切って聴いてみました。
トシを重ねたせいか、今は結構冷静に聴けました。
やっぱりいいですね。
今、聴くとファーストが1番いいみたい。
私の3曲は
『Jamaica Say You Will』
『From Silver Lake』
『Rock Me On The Water』
『Loking Into You』
あれ4曲になっちゃった。

whiteさん

こんばんは。

やはり whiteさんも...。皆さんのようなファンに囲まれて、ジャクソンも幸せ者ですね♪

>SONG FOR ADAM
僕のような大ファンでなくても、この曲は、かなり来ます。

>4曲
それで良いんです! そしてもう1曲...ですから(笑

ジャクソンのこのLP、手持ちのワーナー盤ではピーター・バラカン氏がライナー書いてて意外でした。僕はなんといっても"Child In These Hills"が好きです。ジミー・ファッデン(NGDB)の事を知ったのもこの曲でした。"Song For Adam"で歌われているアダム・セイラーはジャクソンの古い友人でした。この頃の仲間には、NGDBの"Buy For Me Rain"の作者で、ジャクソンも多数曲を提供しているスティーヴ・ヌーナン、80'sにジャクソンのprodでデビューする先輩グレッグ・コープランド、そしてグレッグのGFでジャクソン自身も恋してたパメラ・ポランド(今年CD化されました。元ジェントル・ソウルの人)がいました。

フィニルさん

>ピーター・バラカン氏
僕のもバラカンさんでした!バラカンさんは、西海岸系の音楽も結構お好きなようですね。

>NGDB
僕は、ロギンズ&メッシーナ … というか、ケニー・ロギンズ「プー横丁の家」経由で知りました。
色々な方面から知る方法がありますね!

>スティーヴ・ヌーナン
これまた、僕には薄い印象で手放してしまいました...
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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