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Dion / Sanctuary ('72) ・ Suite For Late Summer ('72)

Sanctuary / Suite For Late Summer

ディオン 『Sanctuary ('72) / Suite For Late Summer ('72)』 2 on 1 CD

ネットを通じてCD を買い始めたのは、いつ頃からだっただろう … 急には思い出せませんが、現在は Amazon の傘下に入った CDNOW を利用し始めたのがきっかけだったことは覚えています。

国内盤よりも安い輸入盤の価格にもひかれましたが、なんといっても CD のほとんど全曲を試聴できることに魅力を感じました。実際にショップに足を運べば、店内にある CD を片っ端から試聴してみたい … なんて真面目に思っていた僕にとって、ネット試聴は夢のようなシステムでした。

気になるアーティストやバンド名を入力し検索すると、パソコンの画面にずらりと映し出される CD の数々。こんなのも、あんなのも CD になっているのか … と、休みの前の晩から朝方まで、テレホーダイの時間帯を利用して試聴しまくり、気に入った CD を次々と Wishlist へと放り込む。当初はそんな日も少なくありませんでした。

そして、いよいよ購入すると「あなたへのおすすめ商品はこちらです」とか「お客様が選んだ商品を購入した他のお客様は、こちらの商品も同時にお買い求めになっています」といった、いかにもそそられる内容のメールが届く … これには参りました。見事に戦略にはまりました。見たことも聞いたこともないアーティスト達の新規開拓が、そこから始まっていったのです。

ディオンは、そんなことを繰り返しながら出会ったアーティストの中の一人です。

ニューヨークのブロンクス生まれ。仲間達と街角でドゥーワップを歌いながら喉を鍛え上げ、ベルモンツ(Belmonts)というヴォーカル・グループのリード・シンガーをつとめた … 程度の経歴しか知りませんが、ネットショップの試聴段階で、その弱ソウルフルかつ独特の節回しを持った歌声に心惹かれたまま、現在に至っています。

今回取り上げる CD は、ディオンがシンガー・ソングライター的な活動へと方向転換した時期の2枚のアルバム『Sanctuary』『Suite For Late Summer』を1枚の CD にパッケージしたもの … ということのほか詳細はわからず...。ディオンについて詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひフォローをお願いいたします。


【お気に入りの4曲】
どちからというと『Sanctuary』の方にお気に入りの曲が多く、以下の曲も『Sanctuary』からのセレクト。

★ Sunshine Lady
ミュートを利かせた弾むようなフィンガー・ピッキング。曲調も明るく、キャッチーなメロディに心も弾む。買った CD には歌詞カードが付いていないので、はっきり内容を把握することはできないが、太陽のように燦々と光り輝く女性への想いを綴ったものだろうと思う。この曲を、昔たいへんお世話になった FrancisDannyLove さんに捧ぐ。

★ Sanctuary
Sanctuary とは「神聖な場所」... 転じて「避難所」。ディオンの真摯な歌声からは、前者を連想するのだが、どうだろうか。控えめで品の良いオーケストレーションが雰囲気を盛り上げている。

★ Willigo
うねりのあるビートに、ストリート仕込みの歌声が柔軟に、自由自在に舞い踊る。ブルース・ナンバー「The Wonderer」とともに、ディオンのルーツを感じる曲。

★ Harmony Sound
アルバム中、最も SSW 的な雰囲気を感じる。この曲にハーモニーを付け、仲睦まじく肩を寄せ合っているジャケットに写る女性がディオンの奥様なのだろうか。Thanks to Donna for harmony and home cooking と、クレジットに記載されている。

アルバム・トップナンバー「Sunshine Lady」から、この曲までの4曲に、まず痺れる。

そして、もう1曲...
☆ Ruby Baby
8曲目「Abraham, Martin And John」から、ドナルド・フェイゲンも『The Nightfly』('82)で取り上げていた「Ruby Baby」までは、アコギ弾き語りによるライヴ演奏。ここでのラフでグルーヴィーな演奏は、フェイゲンの計算されたサウンドより数段上を行っていると思う。
Donald Fagen / The Nightfly

■ member
Dion Dimucci (vo,g)

Dave Bromberg (g,dobro)

■ songs
All songs written by Dion Dimucci, except...
・ Please Be My Friend (Ian Mattews)
・ The Wanderer (Ernest Maresca)
・ Abraham, Martin And John (Dick Holler)
・ Almond Joy (Eric Von Schmidt)
・ Ruby Baby (J.Leiber / M.Stoller)

■ producer
Phil Gernhard
-----

『Suite For Late Summer』では、より SSW 的で物静かな曲が多く並んでいる。故に、初めは地味な印象を受けるが、聞き込むにつれてじわじわと染み込んでくる味わい深さがある。

特にお気に入りの1曲は...
★ Seagull
ニック・デカロのアレンジによる美しいストリングスをバックに、ディオンが朗々と歌い上げる。ふわふわと気持ちよさそうに飛んでいるカモメの姿が目に浮かぶようだ。ディオンがカモメに例えたものは、何だったのだろうか。

■ member
Dion Dimucci (vo,g)

Gene Parsons (g,b-vo)
Sneaky Pete (pedal steel-g)
Nick DeCaro (p,acd,strings arrangements)
Russ Titelman (p,per)

■ songs
All songs written by Dion Dimucci / Bill Tuohy, except...

■ producer
Russ Titelman

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

ディオンはボックスとベルモンツ、後何枚か持っています。このアルバムは未聴ですが、ボックスで何曲か聴けます。「Sunshine Lady」は最近のサーフ系ミュージシャン(ジャック・ジョンソンとか)にも通じるグルーヴ感がゴキゲンな名曲ですね。
一般的にやっぱディオンはベルモンツ~ソロ初期(60年代)で語られることが多いせいか、この時期のバイオは俺もよく分からないんですが、75年(確か)には、あのフィル・スペクタープロデュースの「Born To Be With You」を発表しています。(2イン1でCD化済)
まあ、いいか悪いかは置いといて。苦笑
70年代のスペクターを語る上では外せないアルバムだと思いますので、興味がありましたら是非。
ブロンクスのロックンローラーは未だ現役だそうで。最近のも聴いてみたいですね。。

ディオンなら、60's初期でしょう!と言えるほどたたき上げのポップスファンではないのですが、60'sにピークを迎えた大ヴェテランが、70'sに入って、夢よもう一度、とばかりに音楽性を変えて、シーンに帰ってくるパターンは、結構あります。70's初頭のトレンドはsswであり、カントリー・ロックだったわけですが、意地悪な見方をすれば、当時のトレンドにあわせて迎合したなんて感じにもとらえられます。こういう動きに音楽的にピュアな動機ではない(早く言えば金儲けの為にやってる!)と噛み付いたのが当時の「ニュー・ミュージック・マガジン」でした(^^; さて話がそれましたが、ジョニー・リヴァース、リック・ネルソンといったかつてのポップスターのssw風作品は、どれもいいのですが、ディオンの場合、飛びぬけてます。僕がはじめてディオンを聞いたのは、Warner Brosから出てた数多いサンプラーの中から"Seagull"でして、その内省的な歌声に惹かれました。どちらかというと「Late Summer」の方が好きですが、まあどっちもあまり変わりありません。バーバンクのスタッフによるもう1つのバーバンクサウンドですね。

とんでへれへれ♪~

なんのこっちゃ って感じだけど やっぱし私もDionは Doo wop時代の印象がすごく強いです。
Run around Sueはじめ 楽しくて かっこ良い曲 いろいろあるもんね。
でも この2in1 も持ってます。
声が好きなのです。かなりお気に入りの声です。
でも やっぱしDoo Wop時代がすごく好きなので いまいちピンときませんでしたけど・・。
もう1回 聴いてみます。

kura_moさん・フィニルさん・melonpanさん

皆さん、こんばんは。今日は蒸し暑かった~。ソフトドリンク飲み過ぎで、おなかがガボガボです。

▼ kura_mo さん
kura_mo さんが行われた DJイベント「otokichi-kun」Vol.12(http://blog.livedoor.jp/kura_mo/archives/50976207.html)に、ディオンの曲がリストに入っていたので、おやっ!と思っていたところでした。

>「Sunshine Lady」
>最近のサーフ系ミュージシャン(ジャック・ジョンソンとか)にも通じるグルーヴ感
ははぁ~ なるほど、そう言われてみれば、そうだな~ と。ジャック・ジョンソン『Brushfire Fairytales』('00)を好んで聴いていた時期があったので、その関連付けに感心しました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/435233

>「Born To Be With You」
これは試聴段階でパスでした。が...

>ブロンクスのロックンローラーは未だ現役
を感じる『Bronx in Blue』('05)は、なかなか良さそうで WishList に入っております♪
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1383711

▼ フィニルさん
お待ちしておりました♪ これまた、ふむふむと思わせるコメントをありがとうございました。

>"Seagull"
おおっ! フィニルさんもこの曲に惹かれましたか~。本文にも書きましたが「Late Summer」の方は、これからもじっくり聴き込んでいきたいと思っています。

▼ melonpan さん
>とんでへれへれ♪~
ディオンの歌の文句ですか? それとも暑さのせいで...?(笑

>Doo wop時代の印象がすごく強い
そうですか。やはり、遡ってその時代も聴く必要がありそうですね♪

>>「Born To Be With You」
>これは試聴段階でパスでした。が...
あれそうですか?僕はカントリー・ロックやスライドgの入った泥くさいのと同じくらい、(擬似)スペクター・サウンドが好きなので、これも結構よく聞きます。AceからCD化されるまで、結構レアだったのでCD化されたときはうれしかった覚えです。

へええ

こんなメンツのSSWアルバムだったんですね
N・M・マガジン誌を隅から隅まで読んでた頃には
美味しいアルバムを見落としてるというご指摘通りです。

♪アブラハム、マ-テイン&ジョン”は誰ので聞いたんだったか?
大好きな1曲ですが、考えると持ってなくって…
こういうことがデフレ親父の場合、沢山あるんです。トホホ

年代的に見ればボクはオールデーズを通過してることになるんですが、ホワイトドウーワップは特に苦手ジャンル。
4SeasonsもBelmontsもスルーしてる… 変ですね。。。


やっぱ、“Abraham,Martin&John”でしょう。この曲を抜きにしてDionは語れません。

フィニルさん・デフレおじさん・masatoさん

▼ フィニルさん
「Born To Be With You」改めて試聴してみましたが、その段階ではやはり...。僕はスペクターには興味がないので、それが理由かも知れませんし、何となく"街"が感じられないのです。試聴だけで判断するのはまずいとは思いますが...

▼ デフレおじさん
N・M・マガジン誌をほとんど読んでいなかった僕は、当然のように見落としていました(苦笑

>アブラハム、マ-テイン&ジョン
調べてみたら、ハリー・ベラフォンテ、スモーキー・ロビンソンやマーヴィン・ゲイも歌っているようです。

>ホワイトドウーワップ
僕としては、まだそこまで遡れていないという感じです。でも、数曲知っているフォー・シーズンズの曲は明るくてチャーミングで、なかなか良いな~と思っています♪

▼ masato さん
お久しぶりです!

>Abraham,Martin&John
歌詞はわかりませんが、悲しみが伝わってくる曲ですね。ディオンの歌声に良くマッチしています♪

“Abraham,Martin&John”というのは、Lincohn Abraham,Martin Luther King,John F.Kennedyの3人のことを唄った曲。どの指導者も黒人の人権を守るということに尽力した人ですよね。

Whitney Houstonがステージで、この曲を唄った映像があって、それもまた興味深かったです。

http://www.digitaldreamdoor.com/pages/lyrics/abraham_martin_john.html

追伸

その、Whitney Houstonの映像。
http://www.youtube.com/watch?v=jmhXdf6w1RQ

masato さん

>Abraham,Martin&John
なるほどです。理解が深まりました!
そして、音と映像のリンクを有難うございました♪

懐かしい!

oceanさん!
素敵な曲を私に・・・ありがとう!
(何もお世話なんてしてないのに(^-^;)

このアルバムを初めて聴いたのは、
5年くらい前、70年代音楽に詳しいYahoo友達と一緒に行った、新宿3丁目の落ち着いたロック・バーでした。
友達とお喋りしながら何気なく聴いているうちに、心地良く耳を奪われ、「このアルバムいいね!」と意見が一致♪
店のマスターに色々と訪ねて、Dionを知ったのです(^^;
私はなんとなくJames Taylorに似た雰囲気を感じました。
その後、Yahoo掲示板の某トピックでDionの話で少し盛り上がりましたよ。Dionをご存知の方が多いのでビックリしましたっけ(^。^;)

ホント、懐かしい(笑)
CDNOWも、テレホーダイも、懐かしい!(笑)

FrancisDunneryLoveさん

本当に、その節はどうもでした。しかし、昔の名前で出ています♪ じゃ~ありませんので、次回は現 HN でお越しくださいませ(笑

>James Taylorに似た雰囲気
ありますね~確かに。NY の薫りがします(って、実際に行ったことはありませんが、何か?)

>CDNOW、テレホーダイ
今となっては昔のことですが、その昔があって今の僕があるのかな~ なぞと考えています。その一時に FrancisDunneryLoveさんを初めとする皆様がいらっしゃった。僕にとっては、とても大切なことなのです♪

復活されたら、どしどしコメントをお待ちしております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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