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Ben Sidren / I Lead A Life ('72)

I Lead A Life

ベン・シドラン 『人生の路(アイ・リード・ア・ライフ)』

「ジャズは難しい … と、いつの間にか思われてしまっているけれど、ジャズは本来ロマンティックな音楽なんだ。僕は昔のジャズが持っているロマンティシズムを現代に甦らせたいと思っているのさ」… ベン・シドラン談

僕のようなジャズ初心者にとって、ベンのそんな言葉は有り難く、また、頼もしく思えます。ベンはジャズの精神性を保ちつつ、ロックやポップス、ファンクといったフィールドへのアプローチを試みているわけで...。その辺りの要因から、ベンの奏でる音楽が、僕にとってとても馴染みやすく感じられるのではないか … などと思っています。

この『I Lead A Life』は Blue Thumb レーベル移籍後にリリースした、ベンにとって2作目となるアルバム。10曲中4曲がインスト・ナンバーで、歌入りの曲においてもインスト・パートに力点が置かれています。ベン自身がプレイヤーの一人としてセッションに参加し、冒頭の言葉どおり、時にロマンティックに... そして時としてファンキーに... またある時はアバンギャルドに... と、ピアノやキーボードの演奏自体を楽しんでいる … そんな様子が伝わって来る内容となっております。


【お気に入りの3曲】
★ Chances Are
ベンが語る "ロマンチシズム" が感じられるアルバム・トップナンバー。エレビの柔らかい音色に、控えめで品の良いストリングスとフルートの調べが混然となった mellow groove。そこから一転、ダークな jazz/blues インスト「Lust」へと落とし込むセンスがニクイ。

★ When A Woman Say She Ready
ベースには、ベンがゲスト参加した『Darkness, Darkness』('71)の主役:フィル・アップチャーチ。ドラムは、ジェイムス・ブラウンのバンドでプレイ経験有りというクライド・スタブルフィールド … というリズム・セクションのもと、ベンがスウインギーなエレピと軽やかなヴィブラフォンを聴かせる。ベンの 1st にも参加していたトランペッター:ブルー・ミッチェルが流麗なソロを取り始める曲中盤から、豊かで雄大なサウンドへと変化していく... その辺りが聴きどころ。タイトルソング「I Lead A Life」においても、フィル&クライドが叩き出す強烈なリズムに悶絶。 (フィルさん … お元気でお過ごしでしょうか?)
Phil Upchurch / Darkness, Darkness Blue Mitchell / Blue's Moods ('60)

★ Slippery Hip
1st の「Poor Girl」でも聴くことのできた、ベンの cool & funky なオルガン・プレイをたっぷりと堪能することができるインスト・ナンバー。痺れまくり。

そして、もう1曲...
☆ Back Down On State Street
純粋なジャズ・マナーに則ったインスト。ここでは、ベンのピアノ・プレイをどうぞ。

-----
『Free In America』('76)と、この次作『Puttin In Time On Planet Earth』('73)も未入手でした。あと2枚... 何としても... できるだけ安く... 無理か... 諦めません。
フリー・イン・アメリカ プッティング・イン・タイム・オン・プラネット・アース

■ member
Ben Sidran (vo,p,key,vib)

Bruce Botnick (b-vo)
Curly Cooke (g)
Phil Upchurch (b,g,per)
Clyde Stubblefield (ds)
George Brown (ds)
Blue Mitchell (tp)
Jim Gordon (sax)
John Almond (fl)

■ songs
All songs written by Ben Sidren, except...
・ Eliyahu
・ When A Woman Say She Ready (B.Sidran / Curly Cooke)
・ Slippy Hip (Phil Upchurch)

■ producer
Ben Sidran
Bruce Botnick

■ 過去記事
Feel Your Groove ('71)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Ben Sidran 「Free in America」(1976)

ベン・シドランのアリスタ移籍第一弾アルバム。名盤!ベン・シドランは本当に日本では知名度が低いですね。ソウル、フュージョン、もっと具体的にいえばスティーリーダンが好きな方であれば、絶対に気に入るアーチストであると思われますが、ベン・シドランが好きだ、という

I Lead A Life / Ben Sidran

私が Ben Sidran に興味を持った頃は、Blue Thumb の作品が当時の東芝音楽工業(東芝がコンテンツ事業から撤退してしまったのは残念ですね。)から1500円シリーズでリリースされていました。廉価盤であったにもかかわらず、ダブルジャケットの豪華なものでした。それを思え

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非公開コメント

ご無沙汰しておりました

oceanさん、お久しぶりです。

私は、クロスオーバーイレブンで Chances Are をきいて Ben Sidran のファンになりました。この作品とFree In Americaは良く聞いていましたねぇ。New York States Of Mind は Ben のバージョンの方が好きだったりして...

この作品に参加しているトランペッターの Blue Mitchell は、名ジャズトランペッターですがジャズだけでは食べていくことが出来なかったのか、この時期よくスタジオ入りしていたみたいです。The Orleans の California でも素晴らしいソロを聞かせてくれています。

funky_alligatorさん

お久しぶりです。いつも拝見しておりますが、僕の方こそご無沙汰してしまい申し訳ございません。(最近、コメント&TBできそうな記事を拝見しましたので、いずれ♪)

>Free In America
やはり... これは本当に皆さんの評価が高いですね~。必ず手に入れなければっ!

>Blue Mitchell
今朝は『Blue's Moods』などを聴きながら、これを書いています♪ ですが、ホレス・シルヴァーやベン・シドランなどのアルバムに客演した時のミッチェルのプレイの方が意外と印象的だったりします。

>The Orleans の California
どのアルバムでしょうか?僕の手持ちには見あたりませんでした。ぜひ教えてくださいませ!

訂正です

す、すみません ^^;)

Waking and Dreaming に収録されている California のことを歌った曲で Golden State というタイトルでした。
歌詞で曲を覚えるとタイトルを正確に覚えていない場合が良くありますね。

Blue Mitchell は Horace Silver から独立して録音した1965年の Down With It が大好きです。何と日野皓正さんの曲をカバーしています。

funky_alligatorさん

>Orleans
>Golden State
なるほど、この朗々としたペットのソロはブルー・ミッチェルだったんですね~! 当時、ミッチェルのことは知らなかったので、ノーマークでした。わざわざご丁寧に確認していただき、またタイミング良く教えていただき、有難うございました!

そして「Spring Fever」のソロは、マイケル・ブレッカーなんですよね♪

>Blue Mitchell
>Down With It
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1464303
早速チェックしてみましたが、このジャケ、中古ショップでよく見かけてました! 今度見つけたら get してみようと思います♪

おはようございます!
ベン・シドラン、いいですよね~。日本では不思議と知名度がないのが不思議です。CDはあまり置いてないし。
私はコレは未聴ですが、Chances Areはクレモンティーヌのヴァージョンで知っており、私のお気に入りとなってます。ちなみにクレモンティーヌ&ベンの、このデュエットアルバムもいいです。
Free in America、是非聴いてみて下さい。記事TBさせて頂きました。

240さん

TBとコメントをどうも有難うございました!

>Free in America
ますます聴きたくなってきました。皆さんが揃っておっしゃっている、ビリー・ジョエル「ニューヨークの想い」のカバーは、今まで僕が聴いた中では、マイク・フィニガンのもの(http://tinyurl.com/34cjlv)が最高と思っているのですが、ベンがどう歌っているのか … も楽しみの1つです。

どうぞ『Free in America』が見つかりますように♪

私もやっと...

この作品を取り上げました。
やっぱ良いですねぇ!

トラックバックさせていただきます。

funky_alligatorさん

こんばんわ。
TB&コメントを有難うございました。

良いですね~♪

早速 TB 返しに伺います!
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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