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Chicago / Ⅴ ('72)

Chicago Ⅴ

シカゴ 『シカゴ Ⅴ』

1968年のデビュー・アルバム『シカゴの軌跡』からして2枚組。以降も2枚組のアルバムを立て続けに2作リリースし、一段落付けたライブ盤『Chicago At Carnegie Hall』('71)は、なんと4枚組。シカゴをリアルで聴いていたファンの方達は、そのボリューム感に胸はいっぱい、財布の中身はスッカラカンになりながら、アルバムを買い求めていたのだろうと察します。
Chicago Transit Authority At Carnegie Hall (Chicago IV)

5作目にして初めてレコード枚数が1枚となったこのアルバムは、ブラッド・スウェット&ティアーズと並ぶブラス・ロックのもう一つの雄であるシカゴが、百花繚乱のロック界において生き残りをかけようとする意気込みがひしひしと伝わってくる、とても充実した内容になっています。

そして、ここからシングル・カットされた「Saturday In The Park」が、全米3位となる大ヒット。そのポップでキャッチーなメロディーを持った曲はシカゴの代表曲となり、(良し悪しは別として) この後のシカゴをポップなメロディアス路線へ向かわせるきっかけとなりました。

しかし、しかし... シカゴはそれだけのバンドではありません。あんなことも、こんなこともできる、高い演奏能力と器用さを持ち合わせたバンドなのであります。


【お気に入りの数曲】
★ バレーズに捧げる歌:A Hit By Varese
まるで、エマーソン・レイク&パーマーの曲にホーンを取り入れたような雰囲気がする。曲中盤で各ホーンがソロを取り合い、徐々にそれぞれがもつれ合っていく瞬間はプログレッシブ・ジャズの様相を帯びている。

★ 今は自由さ:All Is Well
メロディアスな曲調と美しいハーモニー・ワーク... 曲中盤の複雑に入り乱れたホーン・アンサンブル... その対比が実に魅力的。

★ お前が去って:Now That You've Gone
黒っぽいフィーリング溢れるヴォーカルと、デビュー以来引き継いできた、シカゴ伝統のダイナミックでスケール感のあるホーン・アンサンブルに圧倒されまくり。ドラムのダニー・セラフィニが好演。

★ Dialogue (Part 1 - 2)
軽やかなギター・カッティングと、ロバート&ピーターのダブル・ヴォーカルが心地良い Part 1 からメドレー形式で、テリー・キャスのワウをかけたギター・プレイと、絶妙なタイム感で繰り出されるホーンが聞き物のファンキーな Part 2 へと続く。その様が超エキサイティング。

★ 街が眠りについて:While The City Sleeps
細かいリズム・チェンジを繰り返しながら曲は進行。中盤ではグッとテンポを落とし、テリーのブルージーなギター・ソロが始まる … スリル満点。

★ 俺達のアメリカ:State Of The Union
ピーター・セテラがリード・ヴォーカルを取る、バックビートが利いたファンキーなナンバー。ピーターのハイトーン・ヴォイスが曲調と良くマッチしている。そして注目すべきは、ピーターのベース・プレイ。この曲以外も同様だが、ポール・マッカートニーと肩を並べるほど歌心溢れたベース・ランニングを聴かせてくれる。シンガーとして、ソングライターとしてだけではなく、ベーシスト:ピーターの才能を、声高らかに評価したい。

そして、もう1曲...
☆ 俺たちの見た未来:Alma Mater
テリー・キャス作、哀愁に満ち溢れたラストナンバー。歌うはロバート・ラム。この頃のシカゴは、間違いなくロバートが中心人物だった。
そして、ジャジー... ブルージー... ファンキー... 黒っぽい... シカゴとは、そんなバンドだった。

■ member
Robert Lamm (key,vo)
Terry Kath (g,vo)
Peter Cetera (b,vo)
Danny Seraphine (ds)
Lee Loughnane (tp,vo)
James Pankow (tb)
Walter Parazaider (woodwinds)

■ songs
songs written by R.Lamm, J.Pankow, T.Kath

■ producer
James William Guercio

■ 過去記事
Chicago ('70)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Chicago V / Chicago

Saturday in the parkI think it was the fourth of julySaturday in the parkI think it was the fourth of julyPeople dancing, people laughingA man selling ice creamSinging italian songsこの歌は土曜日ののどかな光景を描いた歌のように思えます。し...

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Ⅴは

最初に購入したアルバムなので、聴いた回数も1番でしょう。大好きです。
『サタデー・イン・ザ・パーク』『ダイアログ!』
懐かしい!
コレを聴くといつでも中2の坊主頭の時期に戻れます。

whiteさん

たびたびのご訪問有難うございます!

木目を下地にした Chicago の金文字が、燦然と光り輝いて見えました♪
僕もこれが聴いた回数No.1。年と共に2枚組はキツクなって来ました(苦笑

FMではなくAMです

私は初期シカゴ時代は小学生~中学生であったため、アルバムを購入し出したのはCDの時代になってからです。当時はラジオにかじりついて聞いていました。
当時は制作面では Robert Lamm と James William Guercio の影響力が大きかったと思いますが、Robert、Peter、Terry の個性的なボーカルのぶつかり合いが面白く、大好きです。

oceanさんのTBは上手くいってないみたいですね。
こちらからもTBさせていただきます。

追伸

その後のAOR路線も決して嫌いではありません。
『素直になれなくて』なんて大好きです。

funky_alligatorさん・whiteさん

▼ funky_alligator さん
僕も初めはAMを聴いて育ちました。カセットテープの再生も出来ない、単純にラジオを聴くためだけの装置でした。CD 時代の今となっては、あの雑音が混ざったモノラル音が懐かしくもあります。が、もう戻れませんね♪

TB 再チャレンジしてみます!

▼ whiteさん
>『素直になれなくて』
はい。僕も同じくです。
funky_alligatorさんのところ(http://blog.livedoor.jp/funky_alligator/archives/50929418.html}でも書いたように『16』は良く聴きましたよ♪(その後は全くですが...)

中学生時代

のお小遣いではChicagoの2枚組み
アルバムは手がでませんでした。

友人のお兄さんが持っていたので友人の
家で必死に聞いた記憶があります。

でも、ちょっと中学生には難解なところも
ありました。

「Saturday In The Park」今でも大好きです。

Purple_Hazeさん

僕も2nd『シカゴと23の誓い』をやっとの思いで買った物の、つまみ聴き。2枚組ということもあり、今では聴くのがちょっとかったるくなってしまいました。
CD 時代になって 1st 聴きましたが、これは格好良い! でも 3rd は難解で down という感じでした。
ですので、コンパクトにまとまり、初期シカゴと、この後のシカゴの良さを詰め合わせたような『5』が一番好きなのです♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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