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Van Morrison / Saint Dominic's Preview ('72)

Saint Dominic's Preview

ヴァン・モリソン 『セント・ドミニクの予言』

1970年後半には、ウッドストックで『ストリート・クワイア』を、前作から今作は、カリフォルニア州サンフランシスコでの録音と、アイルランド生まれのヴァンは、遠い故郷を思いながら愛妻ジャネット・プラネットと共に、アメリカの東西を渡り歩きます。
His Band And The Street Choir
異国の地で逞しく生きながら、様々な経験を踏んだヴァンの音楽は、さらに高見を極めていくこととなります。その結果の表れが、この『Saint Dominic's Preview』

どの曲をとっても、ヴァンの説得力に満ち溢れた歌声にただただ圧倒されてしまいます。

プロデューサー、およびバック陣営は、ロン・エリオット(ex-The Beau Brummels)なんて姿も見えますが、その他は前作とほぼ同様。ヴァンの強烈な歌声をさらに浮き出させる、シンプルなプロデュースと演奏に徹しているのが好ましく思います。


【お気に入りの3曲】
★ Jackie Wilson Said (I'm In Heven When You Smile)
アルバム中、最もノリの良いアップテンポなトップナンバー。ジャッキー・ウィルソンという R&B シンガー(詳しい方がいらっしゃいましたらフォローをお願いいたします)に捧げた曲。だらららっだっだだららら~♪ と、親しみやすいスキャットで曲は始まり、ホーン・セクションをバックに従えたヴァンがグイグイと歌い進んでいく。曲後半の I'm In Heven When You Smile というリフレインに、あぁ そうだよな … と共感を覚える。どんなアルバムでも、1曲目が肝心。1曲目をスムースに聴き始められると、その調子に乗って、後の曲を聴き進むことができる。

★ Gypsy
スロー・ワルツとアップテンポな4ビートを織り交ぜた、変幻自在な曲構成が見事な2曲目。ここでも、らららぃらぃらぃらぃら~♪ という印象的なスキャットが耳に残る。ジプシーとは、自分たちのことを歌っているのだろうか。

★ Listen To The Lion
A面ラスト・ナンバーは way up to Caledonia と、生まれ故郷への思いを歌った11分を越える超力作。どこかしらケルティックな薫りのする、ヴァン流ソウルとも言うことができる。アコースティックな響きに包まれながら、時として呟くように、時として叫ぶように、じっくりと歌い上げる様は圧巻。ヴァンのスピリチャルな部分を最も感じる曲だ。エンディング付近では、陶酔感さえ覚えてくる。

そして、もう1曲...
☆ セント・ドミニクの予言:Saint Dominic's Preview
LP では B面1曲目だが、CD になったら前曲「Listen To The Lion」との繋がりがやたらと良くなったように感じる、スタンダードな R&B スタイルの曲。これもまた、ヴァンの故郷が歌われている。後にドゥービー・ブラザーズのメンバーとなる、ジョン・マクフィーがスティール・ギターで好演。

その他、jazz/blues 調の「I Will Be There」を含む A面の出来が、とにかく素晴らしい。

■ member
Van Morrison (vo,g)

Janet Planet (b-vo)
Ronnie Montrose (g,b-vo)
John McFee (steel-g)
Ron Elliott (g)
Mark Naftalin (p)
Mark Jordan (p)
Rick Schlosser (ds)
Gary Mallaber (ds)

■ songs
All songs written by Van Morrison

■ producer
Van Morrison
Ted Templeman

■ 過去記事
Moondance ('70)
Tupelo Honey ('71)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

TB、コメントありがとうございました。

>どんなアルバムでも、1曲目が肝心。

同感ですね。
その意味で本作は「Jackie Wilson Said」の
♪だらららっだっだだららら~♪
が実にゴキゲンなスタートでいいですよね。

Van Morrisonのアルバムはどの作品も、
年を重ねるにつれて味わい深く感じられるようになりました。
噛めば噛むほど味が出る感じが好きですね。

アイリッシュ・ブルーアイド・ソウル

独自の世界を持つVan・Morisosn
周囲にも信奉者は多い。好きなアルバムがいくつか
あるものの、わたくしのような者ではとてもとても
カバーしきれない威風堂々のキャリア。
信仰と引退を何回も口にしたのはL・リチャードばり

さて、詳しくないのですがJ・ウイルソンについてですが
新聞記事のようにまとめれば「軽快なステップは後の
マイケル・ジャクソンに影響を与えた」ってことになるのでしょうか?
都会的でノーザンソウルな最初の黒人ポップスーパースターの1人と
言って間違いないと思います。
確かにハイテナーでクルリと廻るステップは滑稽ですらありますが色物でなく正真正銘のキャーキャー騒がれる存在のブラザーです。
この路線がスモーキーロビンソンに引き継がれモータウンの軽さも黒人
音楽の重要なファクターだと認識されていったのではないでしょうか? この辺が(どの辺だ?)判らない限りニッポンでのソウルには限度があるかもしれませんね
白バデイ・ホリー、黒ジャッキーウイルソン… ニッポン人は一番苦手
かも… もちろん私もですが
さすがのV・Morisson大先生ですねえ

ezさん・デフレおじさん

▼ ezさん
ようこそおいでくださいました!

>♪だらららっだっだだららら~♪
これであってます? スキャットを文字にするのって、結構難しいですね(笑

>年を重ねるにつれて…
ホントです。そう言う意味では、昔は難解に聞えた『Astral Weeks』も、今では理解できるようになったかな?

▼ デフレおじさん
毎回、打てば響くようなコメントを有難うございます!

>J・ウイルソンについて…
スモーキー・ロビンソンは結構好きだったりしますが、それ以前となると、ほとんど知識不足でしたが、とてもイメージが湧いてきました。

この辺り(どの辺りだ?)を語れるのは、今のところデフレおじさんしかいらっしゃいません。
今後も多々投げかけいたしますので、その節はよろしくお願いいたします♪

ジャッキー・ウィルソン・セッド!

この時期のヴァンのアルバムは1曲目から強烈で、いきなりハートをわしづかみされそうになります。「ドミノ」「ワイルド・ナイト」。。大好きです。
この1曲目を聴いて、ジャッキー・ウィルソンのCDを買ったという思い出もあります。
本家の良さはそん時にはあまり分かりませんでしたけどね。

kura_moさん

こんばんわ。

>1曲目から強烈
そうなんですよね。飛ばしまくっています♪

>ジャッキー・ウィルソンのCDを買った
さすが研究熱心ですね~。僕はまだそこまで辿り着いていません...。

ezさんのVan Morrison『Saint Dominic's Preview』

TBが上手く反映されないようなので
ezさんのVan Morrison『Saint Dominic's Preview』記事 URL を記しておきます↓
http://eastzono.seesaa.net/article/42023428.html
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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