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America / same ('71)

America

アメリカ 『名前のない馬』

12弦ギターの使い手というと、みなさんは誰を思い出すでしょうか。

ジョージ・ハリスン、ロジャー・マッギン。W ネックが滅茶苦茶格好良かった、ジミー・ペイジ、ドン・フェルダー … などなど。その時代時代で、みんなインパクトの強いサウンドを残してくれました。

彼らが弾いていた12弦はエレキでしたが、このバンド:アメリカが使用するのはアコースティックの12弦。

アメリカがロンドンで録音したデビュー・アルバム『America』では、曲によって 3人のメンバーがそれぞれ12弦アコギを弾きこなすという多才・多用ぶり。しかも 12弦アコギ1本+6弦アコギ2本... さらには 12弦アコギ2本+6弦アコギ1本 … なんてことを演られた日には、フォーキー・サウンド好きの僕は堪りません。

12曲中7曲がドラムレスで、エルトン・ジョンや、'90年代に入ってからのエリック・クラプトンのバンド・メンバーとしてお馴染みのパーカショニスト:レイ・クーパーが叩き出す心地良いリズムをバックに、超ビューティフルなハーモニーと、超アコースティックなサウンドをたっぷり堪能することができる1枚となっております。


【お気に入りの3曲】
★ Three Roses
6弦アコギ3本+エレキベース1本+レイ・クーパーのパーカッションという構成。ここで聴くことのできるギター・カッティングは、僕の茶ツボにとっぴんしゃん。抜けたらどんどこしょ … という代物。エンディングではデューイ・バネルが流麗なソロを披露。メロもハモも素敵な1曲。

★ 名前のない馬:A Horse With No Name
デビュー・シングルとして選ばれ、いきなり全米1位を獲得したアメリカの代表曲。幻想的なハーモニーとギターソロに心惹かれるナンバー。しかし良く聴いてみれば、『Homecoming』の時にも書いたが、ほとんど2つの音階とコードしか使われていない、何の変哲もない単純なメロディライン。なのに、アレンジ力の高さで曲を聴かせてしまう技量は並みではない。ここでもレイのパーカスが絶妙に効いている。次曲、スローとファーストのメリハリ、そして起承転結がきっちりと行われている「ここに:Here」への流れが良い。

★ 僕には君が必要:I Need You
アルバム中では唯一、イントロにピアノがフィーチャーされている、ジェリー・・ベックリー作&リード・ヴォーカルによるチャーミングな作品。ジェリーはこの後も、同系統の曲で僕を魅了してくれた。この曲はセカンド・シングルとして選ばれ、これまた全米9位の大ヒット。当時デビューした新人の中では、驚異のヒットメイカーだったのでは。

そして、もう1曲...
☆ 雨の日:Rainy Day
12弦2本+6弦1本はこの曲。軽快なのに重厚感があるという不思議なサウンド。これが12弦ギターの魅力か。デイヴィッド・リンドレイのスティールギターが、雨の日の重苦しい雰囲気を表すに効果絶大。ブリティッシュ・フォークの奥深い趣も感じる、アメリカの隠れた名曲。

その他、ブリティッシュ・テイストを感じる静寂感から、エンディングでは一転、12弦のストロークとパーカスが賑やかに響きだし、ラテン・テイストに変わってしまうという「Clarice」。12弦2本+6弦1本のアンサンブルが見事な「Donkey Jaw」など、新人とは思えないほど完成度の高い曲がずらり。

■ member
Dewey Bunnell (vo,g)
Gerry Beckley (vo,g,b,p)
Dan Peek (vo,g,b,p)

■ additional musicians
Dave Lindley (steel-g)
Ray Cooper (per)

■ songs
All songs written by D.Bunnell, Gerry Beckley, D.Peek

■ produce
Ian Samwell
Jeff Dexter
America

■ 過去記事
Homecoming ('72)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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雑種天国

台風か。。またしても、俺の中の雨男が目を覚ましたのでしょうか、今週末にかけて台風が日本上陸のおそれ。危険!果たして朝霧は地獄絵図と化すのか?と、心配してみたもののまあなるようにしかならないって感じなんで~~。森田さんもそれるって言ってるし。ここはまあ....

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去年の秋口にベスト盤を卒業してこのアルバムを入手したものの、未だここから進めず。。紙ジャケを店頭で見てはっとしました。ご覧になりました?
来月あたり一気買いしちゃおうかな。。

楽曲の質の高さの割には「ロックグループ」としての評価が低いように感じるのですが。当時は結構な人気グループだったのですよね?

この辺の微妙な温度差って伝わりにくいですね。こんなにいいグループなのに!

ocean様

こんばんは。
こちらにもコメント入れさせていただきます。
アメリカいいですよね。
一般的な評価ではCSN&Yのパクリとかバッタモンというような言い方をされることが多く(特に評論家には)、悲しくなりますね。まぁ、正直なところ「名前のない馬」あたりはかなり本家(笑)に似ているとは思うけど、親しみやすさという点ではアメリカの方が1枚も2枚も上だと思います。
2人組になる前のアルバムは全部好きです!

kura_moさん・おやぢ様

▼ kura_mo さん
TB 有難うございました。

>紙ジャケ
まだ店頭では見ていませんが、Cottonwoodhill さんが紹介されていましたね(http://cottonwoodhill.blog21.fc2.com/blog-entry-2784.html)大人買いってやつ … やっちゃいますか?(笑。もし一気買いできなくても、まずは 1st から『Heart』までは、ぜひ聴いてみて欲しいと思います♪

>ロックグループ
アコースティックなサウンドを基本としているので、ロックバンドとは言えないまでも、当時、僕の周辺には、けっこう彼らのファンがいましたよ。

紙ジャケ発売と同時に再評価されると良いな~と思っています!

▼ おやぢ様
デューイの歌い方がスティルスだったりヤングに似ている … なんて言われていましたが、本文にも書いたようにイギリスの薫りがするところに、アメリカのオリジナリティーを感じたものです。
CSN&Y と比べたらいけません。全く別物ですから!

デビューからのシングルはほとんど聴いています、ベスト盤しか持っていませんが。98年に、ジェフ・ベックリーはハワイの女性歌手テレサ・ブライトをプロデュースしています、彼女とエヴァリー・ブラザーズの「夢を見るだけ」をデュエットしています。

ほんまに 歌もギターの音も爽やかで
これから夕涼みのときに ぴったし鴨ですね。
新作も ラジオで聞きましたが なかなかよさそうです。

june-1296さん・melonpanさん

▼ june-1296 さん
>テレサ・ブライト
ハワイでは国民的シンガーのようですね。ちょっと気になるところです♪

▼ melonpan さん
夏の夕涼みにアメリカ … お洒落ですね♪ 皆様もぜひお試しあれ!
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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