スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Jesse Davis / same ('70)

Jesse Davis

ジェシ・デイヴィス 1st ソロ・アルバム 『ジェシ・デイヴィスの世界』

これは、ベン・シドラン『夢の世界:Feel Your Groove』 ('71) の記事を書いたとき、[ ホーム&ヒューマン・ナビ ] の white さんから、『夢の世界』にゲスト参加していたジェシとベンとの接点や、逆にベンが『Jesse Davis』に参加していることなど、色々と教えていただいたことをきっかけに、手にすることとなりました。

お好きな皆様は、今さらジェシか … と思われるでしょう。ですが、僕にとっての初ジェシは、この『Jesse Davis』ではなく、ずいぶん前に 3rd『Keep On Comin'』('73)を聴いたことがありました。しかしその時は、ジェシのギター・プレイ云々以前に、ジェシの "ほにゃらか" した歌声に馴染めず、結局手放すことになってしまったのです。

また、ジェシ・プロデュースによる名作3部作と呼ばれた、ジーン・クラーク『Gene Clark』('71)、ロジャー・ティリソン『Roger Tillison's Album』('71)、ジム・パルト『Out The Window』('72)も聴きました。しかしこれらも、ピンと来ず... 濃すぎ... 薄すぎ... と、僕の好みには合わず、全て放出。

時は流れて、マーク・ベノマリア・マルダー、エイモス・ギャレット、ライ・クーダーといった "ほにゃらか" 系シンガーおよびギタリストに馴染み始めた僕は、エリック・クラプトンが参加していることも気になっていたことだし、white さんの強力なお薦めもあったことだし、、今だったら大丈夫だろう … と、意を決し中古ショップへ行けば、これまた好運なことに "J" コーナー には『Jesse Davis』が 2枚並んでおり、安いプライスが付いている方を(この辺りがしょぼい)むんずと手に取り、レジに向かったのでありました。

聴いてみれば、これがバッチリ体に合う。なんでもっと早く聴かなかったのだろう … ではなく、今だからこそ聴いて良かった。ちょっとタイミングがずれて薦められていたなら、もしかすると嫌悪感が湧いてしまったかも知れません。

こうした "縁" と "運" によって、僕の音楽生活は続いていくのです。

white さんの good timing な お薦め。どうも有難うございました。僕の中で、上記の 4人にジェシを加えた "ほにゃらか 5人衆" が結成することと相成りました。


【お気に入りの数曲】
★ リノ・ストリートの出来事:Reno Street Incident
セカンド・ライン風のずっしりと重たいリズムに合わせて、のっしのっしと大股で歩いているジェシの姿が目に思い浮かぶようなアルバム・トップナンバー。ジェシの もごもごした歌声、引きずるようなソロが良い。左chから聞えてくる、ホンキー・トンク調のピアノは誰のものだろう?気になるところだ。

★ Washita Love Child
イントロのチョーキング・ビブラートから、いきなり来てますクラプトン。タイトなリズムに合わせたバッキング・プレイも素晴らしい。エンディングまで 1分30秒近くにも渡る長いソロでは、得意の3連を繰り返し織り交ぜながらスリリングに展開していく。そして曲は『エリック・クラプトン・ソロ』('70)収録「Slunky」と同様、突如として終了する。クラプトンに見せ場を与えたのは、クラプトンの勧めでソロ・アルバムを制作することとなった、ジェシのクラプトンに対するお礼なのだろうか。有り難う... ジェシ。

★ Every Night Is Saturday Night
前曲「Wasita Love Child」の勢いを、そのまま持ち込んだジャンプナンバー。ディキシー風のホーンも賑々しく楽しさ一杯。エンディングでは、それぞれのメンバーがくんずほぐれつの大熱演。大円段を迎える。ここでも左chで聞えるクラプトンのバッキング・プレイに耳を惹かれる。クラプトンの話ばかりでご免... ジェシ。

★ 太陽の女神:Golden Sun Goddess
She is so Californian … と歌っているが、ハワイアン・ムードも漂う、おおらかでゆったりとしたメロディとサウンドに、ジェシの "ほにゃらか" ヴォイスが実に心地良くマッチしている。

そして、もう1曲...
☆ Crazy Love
オリジナルは、ヴァン・モリソン。ヴァンに対する敬意の表れだろうか。ジェシにしては(失礼)極丁寧に真摯に歌い上げていることに好感を持つ。女性ヴォーカル隊がゴスペル・ライクな雰囲気を盛り上げている。ボブ・ディランを思い起こさせる瞬間もあり。
Van Morrison / Moondance ('70)

■ member
Jesse Davis (vo,g,key)

Merry Clayton (b-vo)
Vanetta Fields (b-vo)
Clydie King (b-vo)
Gram Parsons (b-vo)
Eric Clapton (g)
Joel Scott Hill (g)
Larry Knechtel (key)
Leo Russell (key)
Ben Sidran (key)
John Simon (key)
Billy Rich (b)
Chuck "Brother" Blackwell (ds)
Alan White (ds)
Jackie Lomax (per)

■ songs
All songs written by Jesse Davis, except...
・ Tulsa County (Pamela Polland)
・ Rock'N Roll Gypsies (Roger Tillison)
・ Crazy Love (Van Morrison)

■ produce
Jesse Edwin Davis

■ recording engineer
Glyn Johns

■ remix by
Delaney Bramlett

■ 過去記事
George Harrison and Friends 【DVD】 The Concert For Bangladesh

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Jesse Davis『Jesse Davis』

ユルユル・スワンプで心も身体もリラックス!☆Jesse Davis『Jesse Davis』♪ 発表年:1970年 ez的ジャンル:ネイティヴ・アメリカン系スワンプ・ロック 気分は... :いろいろあるけれど... 今回はユルユルのスワンプ・ロックで決めたい気分! かなり好きな1枚Jesse Davis

JESSE DAVIS / JESSE DAVIS

タジ・マハールのバンドからキャリアをスタートさせ、その後レオン・ラッセル経由でクラプトンなんかとも親交のあったギタリスト、ジェシ・エド・デイヴィスが70年にリリースしたファーストソロ。初めてこのアルバムを聴いたのは15年以上前だったと思います。ロッド・スチュ

コメントの投稿

非公開コメント

コメント、TBありがとうございました。

"ほにゃらか" ボーカル大好きです!

僕もこのアルバムを購入したばかりの頃は、それほど熱心に聴いたわけではなかったのですが、数年経って何気なく聴いたら急にハマってしまいました。CD棚の奥の方に寝かしておいたら熟成して風味が増したのかもしれません(笑)

確かにアーティストや作品との出会いには「縁」や「運」を感じますね。

中古ショップにJ・E・デイビスが!

羨ましい環境ですねえ…地方都市ではまず考えられない掘り出し物です。
ワタクシは70's中頃にギタリスト君からさりげなくプレゼントされた編集テープでJ・E・デイビスのおいしいプレイを初めて聞かせてもらった。
しかし全くワケ判らず、ホワイトライト/G・クラーク~ウルル/J・E・D2ndの順に段々ゆるやかに恋に落ちた。
ソロ3作をまとめてCDRしてくれた友人のおかげでこの1stを通して聞くことが叶ったのはほんの最近のこと…
いやあ、思いがけずフォークロアな仕上がりに感じ好感をもった。

2ndはやっぱり名作だと思う日もあれば、3rdもストレートR&Rじゃん、と思う日もあって主に車で聞くことが多いかな

oceanさんのmixiで1stのメンバークレジットを初めて眺めて良い時代のらしいメンツの名前にうっとり。
この1stを聞きたい日ってゆうのは初夏の昼下がりなんですが… これってボクはJ・サイモン繋がりだとにらんでます


ホントに”縁”と”運”によってもたらされてるシアワセですね。



ジェシ様ファースト

B面(笑)が大好きです!
それと「ウルル」全部。
EC以外の部分でスミマセン(笑)。

このユルさがたまりません

何度聞いても歌はうまくないと思いますが(笑)、ユルいノリがくせになりますよねぇ。
ところで〈Reno Street Incident〉のピアノは、レオン・ラッセルだと睨んでいるのですがどうでしょう?

ジェシのギターは

独特の引っ掛かりがあって、すぐわかりますよね。好き嫌い分かれるところですが、私は大好きです。
それにしても、ジーン・クラークとロジャー・ティルソンの放出は勿体無いですね。(ジム・パルトはいまだにダメですが・・・・・)
これを機会に再度いかがですか?
特にジーンは、私の長い音楽遍歴の中でも20枚に入る大好きなアルバムです。
このアルバムはジーン&ジェシのアルバムと言っても過言ではありません。
2人とも鬼籍に入られましたので、なおさら愛しいアルバムです。

当ブログご紹介いただき有難うございます。

ocean様

こんばんは。
ジェシエド、盛り上がってますねぇ!
ソロ3作はやっぱりマスト・アイテム
ですよね。
参加作品ではジョージの「ジョージ・
ハリスン帝国」でのギターが好きです。
特に「ギターは泣いている」のソロは
泣けます。

私にとってJesse Edは・・

私にとってのJesse Edは プロデュース3部作です。
ソロアルバムよりこっち先に聴いたので・・・。
今でも White Lightは 私の大好きなアルバムベストなんとか(?) に入る1枚です。
Jim Pulteも大好きだったなあ。
ほんまに この3枚は思い出深いアルバムです。

ezさん・デフレおじさん・yu-shioさん・Kaorakさん・whiteさん

▼ ez さん
TB返し有難うございました。

>寝かしておいたら熟成して風味が増した…
37年物ですからね~。かなりの年代物です。しかし spirit は失っていませんね♪

▼ デフレおじさん
この良さがわかるまで、ずいぶん遠回りした気もします。ですが、本文に書いたとおり、今で良かったんだと思っています。

>思いがけずフォークロアな仕上がり…
僕もこれに良い感触を持ったのかも知れませんっ。

>初夏の昼下がり…
まさに「Golden Sun Godess」の世界ですね~♪

デフレおじさんも、良いご友人をお持ちのようで、素晴らしいことだと思います!

▼ yu-shio さん
>EC以外の部分で…
いえいえ。これは好みの問題ですから(笑。正直におっしゃっていただいて、いっこうに構いませんよ♪

>「ウルル」
やはり、これも外せませんか? 今度見つけたら、いっときます!

▼ Kaorak さん
>ユルいノリ
初めは駄目だったのが、今は良い! 不思議なものです。

>〈Reno Street Incident〉のピアノ
軽い jazz タッチのフレーズが聞えることから、ベン・シドランかな?と。半分以上は、そうあって欲しいという願望でしかありませんが(笑

▼ white さん
このアルバムをお薦めいただき、本当に有難うございました! 僕にとって、とても嬉しい出会いとなりました♪

>ジーン・クラーク
実は白状すれば... D.クロスビーとC.ヒルマン以外のバーズ関連ミュージシャン … ジーンも含めて、ロジャー・マッギン、グラム・パーソンズ、クラレンス・ホワイト、ジーン・パーソンズ … といった面々には、あまり興味が無く、ソロ作は馴染めなかったり、スルーしていたりという有様なのです。

>ロジャー・ティルソン
「Rock'N Roll Gpsies」の曲としての良さは理解しているつもりなのですが、ロジャーの声質が、どうも馴染めなくて...

機会がありましたら、再チャレンジしてみます。そして、今後も引き続き、あれやこれやとお薦めをお願いいたします!

おやじ様・melonpanさん

いやはや。皆さん、ジェシ・エドが大好きな方ばかりなんですね~! あらためて、その人気の高さに吃驚しております。

▼ おやじ様
>ジョージ「ギターは泣いている」
良い曲を挙げていただきました! 僕も大好きな曲。そして大好きなプレイのうちの1つです♪

▼ melonpanさん
>プロデュース3部作
ですか... やはり放出は勿体なかったのだろうか...。
僕の場合、根っからのスワンプ好き … というわけではなかったので、そういう結果になってしまったのだろう … と自己分析しておりますです。

タイミングって

ありますね。僕も聞いた時はその良さが判らなくて
後になって好きになったりしたアルバムが何枚かありました。
ジェシ・デイビスは最初ULULUから入りました。どちらも好きなアルバムです。
クレイジー・ラブのカバーはリタ・クーリッジの1stアルバムのヴァージョンも好きだったりします。

ロックン・ロール・ジプシー

凄い数のコメント。流石アメリカンロック人気アーティストですね。
俺はoceanさんより更にしょぼく、セカンドとの2イン1CDでゲットしました。比較的最近ですね。大学時代友達の家で彼の「クレイジーラブ」をよく聴きました。
「Every Night Is Saturday Night」はイベントでもかけた大好きな盛り上がり曲です。

TBさせていただきました

おはようございます。
僕もoceanさん同様、最初に聴いた時はピンとこなくて、再入手後にハマったくちです。ギタープレイはもちろんですが、ダルなヴォーカルも結構好きですね。

僕もwhiteさんと同じく、ジーン・クラークとロジャー・ティリソンは超オススメですので機会があったらぜひ!

Purple_Hazeさん・kura_moさん・shintanさん

▼ Purple_Haze さん
>タイミング
そうなんですよ。僕も若い頃は全然だったものが、今は良くなったり、その逆もまた然りだったり。一口に"音楽"と言っても、それは生き物みたいですね。成長したり、腐ってしまったり...

>ULULU
やっと、ジェシの"ほにゃらか"を克服することができたので、次、行ってみます♪

>クレイジー・ラブのカバー
リタのヴァージョンも良いですよね~! 色香ぷんぷんです♪

▼ kura_mo さん
>凄い数のコメント
ですね~! ホントに今さらですが、ジェシを愛する方の多さにとても驚いています。

>「Every Night Is Saturday Night」
さぞかしイベントでも盛り上がったことでしょう。わかります、わかります♪

▼ shintan さん
>ダルなヴォーカル
当初、これが馴染めなかった要因です。ですが、やっとそれが良いと思えるようになってきました。僕も一人前の男になれたかな?と(笑

>ジーン・クラークとロジャー・ティリソン
そうですね。これは、気が向いたらということでご勘弁くださいませm(_ _)m

はじめまして

はじめまして。
Rita Coolidgeの『Nice Feelin'』を検索していたら流れ着きました。質、量ともにとても充実した内容ですね。まだ、斜め読みなんですが、ずーっと過去ログを見てしまいました。好きなアルバムがたくさん並んでいて、読み応えがありました。もちろんジェシ・エドも大好きですよ。これからもヨロシクお願いします。
たぶん初めましてなんでしょうけど、"Ocean"さん、というHNはどこかで見かけたこともあるような気もいたします。違うかも知れませんが・・・。

P5さん

初めまして。お褒めのお言葉をいただき恐縮しております。

実は僕も P5 さんの Blog を拝見して、どこかでお見かけしたかも … と思っていたら、フィニルさんが貴 Blog にコメントされているのを発見し、そうかっ フィニルさん繋がりか! はたと膝を打った次第です。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします♪

おはようございます

P5さんもいらっしゃってたようですね!
ジェシ・デイヴィスの「世界」は、「ガンボ」や「デラニー&ボニー・オン・ツアー」同様、LP時代も日本盤はしぶとくカタログに載り続けていた(つまりCDの時代になるまで、一度も廃盤になっていない)1枚でした。店頭にはなかなかないけど注文すれば入荷という事でした。それでも僕もCD化されて初めて聞いた1枚で「Ululu」を聞くまでは、棚の奥でしたね。
melonpanさん同様、ジェシといえば、ジーン・クラークの「White Light」の方がなじみがあったくらい。ここでの琴線つかみまくりのスライドは、ひょっとすると、ローウェル以上のエモーションだったりします。

フィニルさん

こんばんわ。

>CDの時代になるまで、一度も廃盤になっていない
というのも、物凄いことですね~。『Ululu』も、日本でのCD化が世界初だと聞いていますし、その3枚は、日本のファン達が海外のファン以上に、大切に聴き続けてきたからこそなのでしょう。

>ジーン・クラークの「White Light」
なんか印象が薄かったんですよ。もしかしたら、ジェシのギタープレイは良かったのかも知れませんが、アルバムの主役が好きになれないと、ついつい簡単に手放してしまう … この傾向は直した方が良さそうかな?
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

カウンター
Calendar
04≪│2017/05│≫06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
Tag Cloud
Categories

openclose

Recent Comments
Last.fm
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。