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Eric Clapton <Deluxe Editon> ('06)

Eric Clapton <Deluxe Edition>

エリック・クラプトン 『エリック・クラプトン・ソロ <デラックス・エディション>』

これまた、今さら … ですが、エリック・クラプトン 1st ソロ『Eric Clapton』('70)の<Deluxe Edition>。トム・ダウドによる既発表ミックス(以下[TD])盤1枚に、デラニー・ブラムレットによる未発表オリジナル・ミックス(以下[DB])盤1枚を追加した CD 2枚組。それぞれのディスクには計7曲のボートラが追加され、昨年2006年に発売されました。

両ミックスの違いを徹底検証っ … とまではいきませんが、僕が聞き比べて感づいたことを、下記に列挙してみました。(曲順は既発の〔TD〕に準じた)


(1) Slunky
・ 右ch EC バッキング・プレイ:〔DB〕音量若干ダウン。その分、ピアノのゴツゴツとした音色が目立って聞える。

(2) Bad Boy
・ ホーン:〔TD〕控え目 - 〔DB〕イントロから常に右chで鳴っている。
・ EC オブリガード:〔TD〕左chでかすかに聞える程度 - 〔DB〕鮮明に聞える。
・ EC ヴォーカル:〔DB〕では〔TD〕とは別テイクを使用している。
・ 〔TD〕右ch:ピアノ・左ch:キーボード - 〔DB〕右ch:キーボード・左ch:ピアノと、入れ替わっている。
・ エンディング EC ソロ:〔DB〕ワウを利かせたギター音量がダウンし、ノンエフェクトのギター・ソロがくっきりと聞える(ソロも長め)

(3) Lonesome And A Long Way From Home
・ イントロ ピアノ:〔DB〕流れるようなフレーズが鮮明に聞える。
・ ホーン:〔TD〕勇ましかったホーンの音量が〔DB〕ではダウン。
・ EC ヴォーカル:〔DB〕女性コーラス隊と同レベルまでにダウン。
・ 曲中盤 EC ソロ:〔DB〕ソロの前に、クラリネットのソロが入る。
・ エンディング EC ソロ:〔DB〕ワウを効かせたソロが〔TD〕より長め。

(4) After Midnight
・ ホーン:〔TD〕では無し - 〔DB〕イントロから威勢良く入る。
・ 右ch ピアノ:〔DB〕若干音量アップ。
・ 女性コーラス:〔DB〕若干音量ダウン。
・ 曲中盤 EC ソロ:〔DB〕強めのエコー処理が施されている。

(5) Easy Now
・ 〔TD〕〔DB〕差は見当たらず。

(6) Blues Power
・ イントロ EC ギター:〔TD〕真ん中にセットされていたが〔DB〕右chに振られている。
・ EC ヴォーカル:[DB]荒々しく聞える。

(7) Bottle Of Red Wine
・ EC & Delaney ヴォーカル:〔DB〕エコー処理が施され、生々しく聞える。

(8) Lovin' You Lovin' Me
・ ホーン:〔DB〕若干音量アップ。
・ 女性コーラス:[DB]若干音量アップ。

(9) I've Told You For The Last Time
・ 〔DB〕テイクは無し。

(10) Don't Know Why
・ EC ギター&ヴォーカル:〔DB〕丸みのあるサウンドになっている。
・ 左ch ギター・バッキング・プレイ:〔DB〕デラニーのものだろうか。良く聞える。
・ エンディング EC ソロ:〔DB〕は[TD]より長め

(11) Let It Rain
・ EC ヴォーカル:[DB]ソフトに聞える。
・ 曲中盤 S.Stills ソロ:[DB]若干音量アップ。
・ エンディング EC ソロ:[DB]ソロの出だしに、グリスアップ・フレーズが入る。
・ 左chピアノ:[DB]若干音量ダウン。

当初は、長年、耳と体に馴染んできた[TD]に比べ、[DB]には戸惑いも感じましたが、何度も繰り返し聴いてみると、煌びやかで、より南部色の高まった[DB]も悪くないな … と。曲順についても「Bad Boy」の次に「Easy Now」という流れも、なかなか good。恐るべしデラニー … といったところでしょうか。

好む・好まざるは、皆様それぞれだと思います。さて、皆様がお好きなミックスはどちらでしょうか。

また、他に気がついた点などがありましたら、フォローいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

▼ ボートラについて
☆ Disc1-14「She Rides」
「Let It Rain」と同じ演奏をベースにした、それとはまるで違う歌詞とメロディーを持った曲。例の美しいイントロを聴きながら、さて、どんな曲に仕上がっているのだろう … と、期待感を持ち身構えていると、いきなりずっこけてしまうほど気の抜けた歌メロが始まる。これもご愛敬といったところだろうか。そんなリスナーの心持ちを先読みしたのか、エンディングには「笑い袋」の笑い声が挿入されている。

☆ Disc2-12「I've Told You For The Last Time」
リード・ヴォーカルはデラニー・ブラムレット。曲後半でのクラプトンのソロは、弾力のあるリズムに良く乗った、"らしい"演奏ぶり。

■ 過去記事
Cream / Live Cream ('70)
Cream / Live Cream Volume Ⅱ ('72)
Delaney & Bonnie & Friends / On Tour with Eric Clapton ('70)
Eric Clapton ('70)
Derek And The Dominos / Layla And Other Assorted Love Song ('70)
Derek And The Dominos / In Concert ('73)
History Of Eric Clapton ('72)
Cream 【DVD】 Royal Albert Hall London May 2-3-5-6 2005
Cream 【DVD】 Classic Albums:Disraeli Gears
George Harrison and Friends 【DVD】 The Concert For Bangladesh
Eric "Slowhand" Clapton の由来
Bobby Whitlock & Eric Clapton 共演映像
Stephen Bishop & Eric Clapton & Phil Collins

■ 過去のライヴ情報
【1981年】【1985年】【1987年】【1988年】
【1990年】【1991年】【1993年】【1995年】
【1997年】【1999年】【2001年】【2003年】

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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She Rides ( シー・ライズ ) / Eric Clapton

今回はネタバレ要素あり。未聴の方はご注意ください!デラニー&ボニーが文句なく格好良く感じるのは、無意識的に名画『ボニー&クライド』を想起してしまっているから、という勝手な論理はさておき、いつの間にかオフィシャルな日本語表記がディレイニーに変わってしまっ..

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買おうかとどうしようか

迷っていたので大変参考になりました。やっぱり聞いてみたい! 再発されて値段が下がったので今が買い時、と自分を納得させつつ(笑)。

かくあるべき

デラックスエディションってライブとかデモとかでごまかされてしまうことが多いですが、こういうミックス違いってファン心理をうまくついていますよね。熱心なファンならば一度は聴いてみたいでしょうし。
まあ結果採用ミックスの偉大さを改めて確認したり、なんでボツミックスになったのか考えてみたり。楽しい。俺はマーヴィン・ゲイの「What's Going On」のデラックスでそう感じました。
あ、前置きが長くてスンマセン。笑
クラプトンのアルバムってそんなに持ってる方じゃないんですが、コレは大好きです。シンガーとしてのクラプトンを楽しむアルバムって感じがします。

すごい!

すっごく 細かく聴いておられて びっくりです。
私も もちろん買いましたが 
もう今でも私の好みにドンピシャなサウンドに 
思い切りノックアウトされて
ああ~~、満足!で それ以上細かいところまで行きませんわ。
ECさんを こういう音楽の世界に直接導いた
デラボニ(特に 歌も教えたデラニーさん)ほんとに
私 感謝感謝しておりますよ。
彼らがいなかったら 私は 今頃一体どんな音楽聴いてたんだろ?
って 思う。
今日は 時間があれば じっくり聞き比べてみようかな。

Kaorakさん・kura_moさん・melonpanさん

▼ Kaorak さん
聴いてみたいっ!と思ったときが買い時です。
ぜひぜひ♪

ところで Kaorak さん。何とお読みすればよろしいでしょうか?
カオラックさん? カオラクさん?...

▼ kura_mo さん
>かくあるべき
ですね。その「ライブとかデモ」に釣られて手にしたものの、ちょっとがっかり … というものも少なからずあります。
今の時点で、僕のラックに残っているのは、ジャニス・ジョプリン『Perl』(http://ocean461.blog23.fc2.com/blog-entry-125.html)と、クラプトン『461 ~』(http://tinyurl.com/ywqhqx)と、これくらいです。

>シンガーとしてのクラプトンを楽しむ…
はい。まさにその通りだと思います。僕は、歌い手としてのクラプトンにまず惚れて、その次にギタリストとして... ではなく、ルックスがその次だったかも(笑

▼ melonpan さん
ライナーによれば、クラプトンは当初、デラニー・ブラムレットにミックスを依頼していた。しかし、それがなかなか出来上がって来ないことに、クラプトンのマネージャーがしびれを切らし、クラプトン自身がミックスした。それがまたひどい内容だったらしく、最終的にトム・ダウドの手によってミックスし直された。クラプトンがデラニーのミックスを聴いたとき、既にトム・ダウド・ヴァージョンが発売されていた … という経緯があったようです。

今となっては、もし1970年に、デラニー・ミックスが世に出ていたら、このアルバムの評価はどうなったのか … なんて、とても想像できませんが、その後のクラプトンが歩んできた道を辿ってみると、そう大きくは変わっていなかったかも … なぞと考えています。

いずれにしても、デラニー&ボニーが、クラプトンに対してだけではなく、音楽界に果たした役割の大きさは、きちんと評価したいと思っています。

>じっくり聞き比べてみようかな
ぜひ。そして、ここはこうなってたわよ。あそこはこうね … と、僕の記事をフォローしていただければ、とても嬉しく思います♪

よくぞ

ここまで微妙な違いに気づかれましたね。
参考にしながら改めて聴きなおしてしまいました。

melonpanさんのコメントにもありましたが、
私もこのアルバムとの出会いからアメリカの
音楽の素晴らしさを知りました


Purple_Hazeさん

この記事を充実させたいと思っていますので、他にお気づきの点がありましたら、ぜひフォローをお願いいたします♪

>このアルバムとの出会い…
皆さんにとっても大切な1枚なのですね~。僕もファンの一人として、とても嬉しく思います!

コメントありがとうございました

おすすめにしたがってクリックしました。
ただし、再発されて安くなった方(笑)。

ちなみに〈Kaorak〉は日本語読みだと「カオラック」でしょうか。
タイ語の「甘栗」という意味で、じつは愛犬の名前です。

また寄らせてもらいます。うちにもぜひ!

Kaorakさん

>安くなった方
そうです。それ重要です(笑。好きな物をいかにして安く購入するか。その苦労も楽しみのうちの1つです。

聴かれたら、感想などをぜひ教えてください♪

ついに!

ついに出ましたね、ソロのデラエディ!
私も昨年ゲットして、さらっと流しただけなので、細かい違いについて大変参考になりました。

実はeasy nowの別ミックスにすごく期待していたのですが、こちらがおんなじなのには少しがっかりでした。

全体的に曲が長めでゆったりとした感じで、トム・ダウド版のせわしなさがなくなってるところがグッドですね。

シー・ライズは私も笑えたので、トラバ打っておきます。

ジェイ加藤さん

いらっしゃいませ♪

>easy now
この曲だけは、クラプトンのミックスを使ったようです。アコギの弾き語りですから、デラニーもトムも。いじりようがなかったのでしょうね。

>シー・ライズ
やはりっ。ありゃりゃ … という感じでした(笑。TB 有難うございました。
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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