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Don Nix / In God We Trust ('70)

In God We Trust

ドン・ニックス 『イン・ゴッド・ウィ・トラスト』

ジェシ・エド・デイヴィスエリック・クラプトン … と、ジョージ・ハリスン『The Concert For Bangladesh』 繋がりで、ドン・ニックス...。否。[ 3度のメシよりCD ] の shintan さんが 【こちら】 で『In God We Trust』を取り上げていらっしゃったのを拝見し、記事にするのをすっかり忘れていた … というのが真相。

これは、ドンのデビュー・アルバム。録音はマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ。例によって例の面子が、手堅い演奏でバックアップしています。

ゴリゴリと押されまくると、つい引いてしまう悪い癖を持った相撲取り … のような僕ですが、スマートで、そして甘い薫りが漂うドンの歌声が好き。ソングライターとして、アレンジャーとして高い能力を持ったドンが好き。そして「ワニが出没する場所」で暮らしているような風貌のドンが好き。このジャケットに写るドンのポーズを物真似したのは、きっと僕だけではないと思います。


【お気に入りの3曲】
★ In God We Trust
デイヴ・メイスン『Alone Together』('70)収録「Shouldn't Have Took More Than You Gave」と良く似た雰囲気の幻想的なイントロ、リフで構成されている(さて、どっちが先だ)アルバム・トップナンバーでありタイトルナンバー。レーナード・スキナード「Sweet Home Alabama」は、この曲のコード進行と、バリー・ベケットのピアノ・フレーズを流用したのか(真相は不明)。J.A.Spell のフィドルには、ボブ・ディラン『欲望』('75)を連想してしまう(これは勝手な思い込み)。そして何より、ドンの突き放すような歌い方に痺れる。手数は少ないが、どたっ ばしっ … と決めるべきところで決めてくるロジャー・ホーキンスのドラミングに凄みを感じる。これに続く、バリーの煌めくようなピアノ・プレイが耳を惹くミドルテンポの「Golden Mansions」への流れが素晴らしい。


★ He Never Lived A Day Without Jesus
共作者に嬉しいお名前 … ボビー・ホイットロック。「Golden Mansions」同様、泣きのメロディー... 哀愁の歌声が、深々と僕の胸を打つ。ロジャーのドラム音が、どったばったと僕の腰を打つ。

★ Amos Burke
ドンのヴォーカルと The Mt.Zion Singers なる女性コーラス隊との絡み具合。エディ・ヒントンの粘り着くようなスライド・ギター。ゴスペルタッチのピアノプレイ。ここでも、どたばたドラミング。ドンが築いたスワンプ・スタイル、ここにありっ … といった好演。続く「Long Way To Nowhere」が、これまた泣かせるスロー・バラード。この辺りの流れには唸るしかない。

そして、もう1曲...
☆ Will The Circle Be Unbroken
トラディショナル・ソングを、ドンがアレンジ。体を左右に揺さぶりながら、グイグイと押し迫ってくるような度迫力に圧倒される。続くラストナンバー「I've Tried (Trucker's Lament)」の決まり手は、泣き落とし。

■ member
Don Nix (vo)

The Mt.Zion Singers (b-vo)
Eddie Hinton (g)
Larry Rasberry (g)
Barry Beckett (key)
David Hood (b)
Roger Hawkins (ds)

■ songs
All songs written by Don Nix, except...
・ I'll Fly Away (trad.)
・ He Never Lived A Day Without Jesus (D.Nix / Bobby Whitlock)
・ Nero My God To Thee (trad.)
・ Long Way To Nowhere (D.Nix / Larry Rasberry)
・ Will The Circle Be Unbroken (trad.)

■ produce
Don Nix

■ special thanks to...
Leon Russell

■ 過去記事
Living By The Days ('71)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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DON NIX / IN GOD WE TRUST

東京は今日から梅雨に入りましたね。ジメジメとしたいやな時期が続くかと思うとちょっと気も滅入ります。さらに、わたくし風邪をひいてしまいまして、咳は出るし熱はあるしで体調絶不調です。というわけで、今日は簡単な記事しか書く気力がないんで、ごかんべんください。今

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Muscle Shoals録音

いやあ、Soul系では有名なスタジオでした。特にAtlantic系、Aretha Franklin、Wilson Pickettあたりが使用していました。
なぜかミュージシャン達はほとんど白人でしたね。

Don Nixの1stアルバム是非聞いてみたいですね。実は彼の名前を初めて聞いたのはなぜか第2期Jeff Beck Groupのオレンジアルバム収録の『Going Down』の作曲者としてでした。

手持ちは、裏ジャケに中川五郎さんの日本語の解説が載った日本盤LPです。これが出るまで(確か「ニュー・ミュージック・マガジン」で連載されていた福田一郎さんの「リオン・ラッセルと彼をとりまくサムライたち」みたいな連載記事とのタイアップだった再発だと記憶してます)、当時は5000円はした有名な廃盤アイテムでした。実に枯れた味わいで、ゴスペルにふさわしいです。リオンのような濃さもありません。やはりタイトル曲が素晴らしいですね。

SWAMP名盤

まさしく名盤であるとのこと。なのに所有していない。
ボクが持ってるのはLP Living by the Days”1枚で
あります。

実は今年、何年ぶりかに針下ろすこと数回。
SWAMP漬けの梅雨時に何か忘れていませんか?って
独りブレークしてたのです。
今年は春先から来日T・J・ホワイトやらCDRで全作揃った
J・E・デイビスを聞くことが続いたこともあり、何か
忘れ物してるように思い出しては手に取ったのです。

元マーキーズのメンバーだったとかいう経歴でデフレ親父
ちょいとD・Nixびいきなんだよね… やっぱ良かった
ジトジト湿り気たっぷりで、おなじみのメンツによる
サポートに安定感たっぷり。
こっちはE・ヒントンでなくJ・ジョンソンだけどD・D・ダンの
クレジットもあり久々眺めまわしたのでした。
スッキリした。

Oceanさん、このポーズ真似てたんですって? やる~!


大好き!!

もう めちゃめちゃ大好きで 聴きまくりましたよ~~。
マッスルショールズを意識して聴き始めたのは
このアルバムがきっかけでした。
勝手に体が動く あの感じ もうくせになってしまって
その後 マッスルショールズ録音ならなんでも欲しい病になってしまいます。
といっても 当時はまだまだ情報もお金も乏しい時代で
未だにその続きを引きずってます。 

ドンニックス良いですよね!

こんばんは。TBありがとうございました。
また文中リンクまでしていただき光栄です。

ドン・ニックス初期3枚はどれも素晴らしいですが、スワンプ名盤として名高いこのファーストも文句なしですね。①⑨はもちろん、1分半の小曲⑩が良いんですよね~

hidekichiさん・フィニルさん・デフレおじさん・melonpanさん・shintanさん

多数のコメントをいただき有難うございます!

▼ hidekichi さん
>なぜかミュージシャン達はほとんど白人
black feel を持った white man 。イカしてます♪

>彼の名前を初めて聞いたのは…
僕は、ベック・ボガート&アピスが演った「Black Cat Moan」「Sweet Sweet Surrender」が先で、その後、JBG「Going Down」という順で、ドンの名前を知りましたした。
つい先日、shintan さんが、こちら(http://cddaisuki.exblog.jp/7239864)で BBA がカヴァーした2曲のオリジナルが収録された、ドンの『Hobos, Heros And Street Corner Clowns』('73)の記事を書いていらっしゃいました。ご参考まで♪

▼ フィニルさん
>リオン・ラッセル
やはり "リオン" なのでしょうか?
映画《トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男》(http://ocean461.blog23.fc2.com/blog-entry-160.html)を見た後、"デュアン" を "デュエイン" と表記するようにしましたが、海外ミュージシャンの呼び名をカタカナで表すのは難しいですね。

>リオンのような濃さもありません
リオンが作る曲は好きなのですが、やはり僕は「引き技」使ってしまうんですよ。まだまだ修行が足りません。

▼ デフレおじさん
>SWAMP漬けの梅雨時に何か忘れていませんか?
良いキャッチコピーですね♪ デフレおじさんは、人を惹きつける表現がとても上手な方だと思います。

>このポーズ真似てたんですって?
はい、やりました。さすがに髭までは真似しませんでしたけれど(笑。
時は昔。場所は真夏のゴルフ場。以前、ちらっと登場した(http://ocean461.blog23.fc2.com/blog-entry-349.html)、僕の友人 K くんとのラウンド中。ゴルフ用の麦わら帽子をかぶっていた僕は、おもむろにベルトに手をかけ「どん・にっくすっ!」… と、K くんに向かってポーズを決めました。かなり彼のツボにはまったようで大笑い。僕も釣られて大笑い。他の2人は、ぽか~ん … としてましたが...。笑いが止まらない僕と K くんのショットは乱れに乱れて、そのホールは集中力を欠き、ドツボにハマって大叩きしたような記憶が...。麦わら帽子は もう消えた~♪

▼ melonpan さん
>マッスルショールズを意識して聴き始めたのは…
さすが melonpan さん! リアルですね♪
僕は、トラフィック『Shoot Out At The Fantasy Factory』('73)や、ポール・サイモン『ひとりごと』('73)がきっかけでした。この人達、何者? … と思っていたら、その後、あちらこちらで名前を見かけるようになり、凄い集団だな~と感心しました。
エリック・クラプトンも『Money And Cigarettes』('83)で、ロジャー・ホーキンス(ds)を招いていましたね。

▼ shintan さん
TB 返しを有難うございました。

>①⑨はもちろん、1分半の小曲⑩が良い
そうなんですね~。それぞれの楽曲が全て素晴らしい出来映えで、さらにその流れが良い。そうそう、ありませんね♪

表記について

>海外ミュージシャンの呼び名をカタカナで表すのは難しいですね。
この問題はビミョーでして、最終的に個人個人の趣向になってしまうのですが、本来英語をカタカナに直すのは難しいと言うことと、その地方の方言や訛りもありますしね。僕の場合譲れないのは、ブルーズ(blues)とゼッペリン(Zeppelin)かなあ。
ドン・ニックスは近日中にうちのほうでも取り上げますので、その際はTBさせていただきます。

フィニルさん

>本来英語をカタカナに直すのは難しいと…
ザ・セクションのメンバーなんて、いつもどうやって表記していたか確認してしまいます。

>ゼッペリン(Zeppelin)
レッド・ツェッペリン … だけど、略して … ゼップ。だから、ゼッペリンが正しいのかもしれませんね~。これも、フィニルさんがおっしゃるとおり、その人その人の思いなんでしょうね。

>TB
ぜひぜひっ。お待ちしております♪

マイミクのhideto3.0さんの日記で画像が紹介されておりました。↓で見れるでしょうか?
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=516775650&owner_id=458343

見れない場合はmixiやられてる方は、フィニルで検索してマイミクからhideto3.0さんを探してください。8/1に日記です

フィニルさん

確かに珍しい画像ですね~。このアルバムと同じカッコしまてますね♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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