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Stephen Stills / Stephen Stills 2 ('71)

Stephen Stills 2

戸惑いシリーズ 第3弾。スティヴン・スティルス 『スティヴン・スティルス 2』
1st ソロ『Stephen Stills』('70)と、バンド・サウンドを追求した『Manassas』('72)の印象が強烈すぎて、取り上げるのを戸惑った... というよりも、ためらってしまった、スティヴン・スティルスの 2nd ソロ『Stephen Stills 2』。その2枚の陰に隠れがちですが、そこはスティルスの演ることですから、もちろん佳曲揃いの内容になっています。

また、ヘンリー・ディルツ撮影によるアルバム・ジャケット … 車窓を通して雨降る外の景色を見つめるスティルスの横顔には惚れ惚れ。ついつい見とれてしまいます。

前作に引き続いて、エリック・クラプトンがゲスト参加。「さかなとさそり:Fishes And Scorpions」におけるクラプトンのプレイぶりは、前作の「Go Back Home」よりは控え目。

そのことよりも、僕の知る限り、クラプトンが 2枚以上のアルバムにゲスト参加したミュージシャンは … デラニー&ボニージョージ・ハリスンザ・バンドスティーヴン・ビショップ、フィル・コリンズ … といったあたり(逆に、彼らみんなが、クラプトンのアルバムにもゲスト参加、もしくは楽曲提供している)。錚々たる面々の中に、スティルスも名を連ねているということ自体が凄いことだな … と感心してしまいます。

その他、『Stephen Stills 2』と同年リリースの、ジョン・セバスチャン『The Four Of Us』に参加しているミュージシャン … ドクター・ジョン(key)、ポール・ハリス(key)、ダラス・テイラー(ds) … が、このアルバムにも参加しているのが興味深いところ。

クロスビー・スティルス&ナッシュ結成の折には、3人と交友を深めていたセバスチャンが、そこに加わるだろうと噂されていたようですから、そういった人脈からすれば、彼らの起用も自然な成り行きだったのかも知れません。

それにしても、CSN にセバスチャンが参加していたら、一体どんなサウンドを聴かせてくれたのでしょうか。斬新さを求めるよりも、ルーツに根ざした音楽を志向して、もしかすると、いきなり『Manassas』に近いアルバムを出していたような気がします。

それは、デイヴ・メイソン&キャス・エリオットに、ネッド・ドヒニーが参加していたら … という "もしも" と同じくらい、僕にとっては、とてもそそられる昔の噂話。あそこでこうして、ここでこうなって … などと想像していると、時間が過ぎるのもあっという間...

さて。アルバムの内容ですが、「Open Secret」「Ecology Song」や、バッファロー・スプリングフィールド「Bluenird」のリメイク「帰って来たブルーバード:Bluebird Revisited」など、ホーン・セクションを大胆に取り入れた曲が新機軸。スティルスが新しい試みにチャレンジしていることが良くわかります。

そんなスティルスから American Spirits なるものを、大いに感じるのでありました。


【お気に入りの3曲】
★ Change Partners
ワルツのリズムに乗せて、おおらかに朗々と歌うスティルスの歌声が素晴らしい。大海原を悠々と航海する、真っ白にペインティングされた船が目の前に浮かんでくるようだ。

★ 今日があるさ:Nothin' To Do But Today
タイトでファンキーなリズムを強調したナンバー。スティルスのフリー・フォームなバッキング・ギター・プレイが、ひときわ耳を惹く。

★ Sugar Babe
大きなうねりを伴ったメロディと、「Change Partner」同様、朗々とした歌声に、スティルス 100% だな … と思ってしまう。キーボード(ビリー・プレストンだろうか)の音色が、そこに崇高な響きを加えている。

そして、もう2曲...
☆ Know You Got To Run
ドブロ弾き語りによる激渋な1曲。スティルスが持つ音楽的素養の懐深さを痛感する。

☆ Relaxing Town
男臭く吠えまくるスティルスには卒倒寸前。

■ member
Stephen Stills (vo,g,b,key)

David Crosby (b-vo)
Henry Diltz (b-vo)
Eric Clapton (g)
Nils Lofgren (g,key,b-vo)
Paul Harris (key)
Billy Preston (key)
Mac Rebennack (key)
Calvin "Fuzzy" Samuels (b)
Dallas Taylor (ds)
Conrad Isidore (ds)
Wayne Jackson (tp)
Andrew Love (sax)

■ songs
All songs written by Stephen Stills, except...
・ Know You Got To Run (S.Stills / John Hopkins)

■ produce
Stephen Stills
Bill Halverson

■ photography
Henry Diltz

■ 過去記事
Stephen Stills / same ('70)
Manassas ('72)
CSN&Y / Deja Vu ('70)
CSN&Y / 4 Way Street ('71)

■ 過去のライヴ情報
【CSN 1995年】

/

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Stillsさん 大好き

大好きなんです。
このアルバム 1stにくらべたら 地味かもしれないけど
ジャケットもいいし 大好きだったけど あれ レコードどこへ行っちゃったかな・・?

最近彼の68年頃のデモテープ集が出ましたね。
青い目のジュディとか その他彼の作品の原曲集みたいなかんじ。
ギター一本でやってるのがほとんどだけど すごく生き生きしていて良いのだ。
声なんか ほんと かっこよくって ほれぼれしてしまうのだわ。
Change Partnersもやってるよ。
http://www.amazon.co.jp/Just-Roll-Tape-April-26th/dp/B000R7I3KA/ref=pd_bbs_sr_1/250-8108955-7101008?ie=UTF8&s=music&qid=1188551682&sr=8-1

melonpanさん

こんばんわ。

>68年頃のデモテープ集
出ましたね~。まだ購入していませんが、皆さんの評判も良いようですし、ぜひ聴いてみたいと思っています♪

情報を有り難うございました!

2枚目未聴ですが

『Just Roll Tape』は素晴らしいです。
最高傑作かも知れません。
いつものようにTB出来ませんので、下記からどうぞ。

http://home-and-human-navi.blog.ocn.ne.jp/genki100/2007/09/just_roll_tapes.html

whiteさん

>『Just Roll Tape』
whiteさん、melonpanさんのお二人に、かっこ良いっ... 素晴らしいっ... と言われたら、これはもう聴くしかありませんね♪

次回、購入の予定をいたします!

はじめまして

はじめまして。どうぞ、よろしく。
まめろんまさこさん経由でたどりつきました。
スティルス大好きです。この、アルバムもいいですよね~。
私はファーストと同じくらい愛聴しました。
イコロジーソングのダミ声全開ぶりとか(^^)
リラクシングタウンとかが好きです。
中ジャケもステキですよね。
「ジャスト・ロール・テープ」は、なかなかいいですよ。
スティルスの代表曲が、この頃すでに、ほぼ完成していたのは驚きでした。

愛聴盤です

評価の高い1stソロと比べても、楽曲の質は遜色ないと思います。どの曲もスティルスならではの味があって満足度が高いです。たたみ掛けるようなアコギ弾き語りの「Word Game」など大好きです。
気になる曲が「Know You Got To Run」です。CSN&Yの「Everybody I Love You」と歌詞に共通の部分がありますが、メロディがまったく異なっていました。話題に出ている68年のデモ集『Just Roll Tape』でも演っています。歌詞は『S.S.2』のバージョンと完全に同じですが、メロディは「Everybody~」に近いものでした。『S.S.2』では"John Hopkins"なる人物との共作となっているので、別の曲のメロディを拝借して歌詞を乗せ替えたのかも知れませんね。

嬉しい限りです!

いやぁ、Stillsファンの方って結構いらっしゃるのですねぇ!ホント嬉しい限りです。
それに、oceanさんの「戸惑い」もよく理解できます(笑)。
片や僚友Neil Youngが、「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」から「ハーヴェスト」という、ロック史に残る傑作を発表していた頃ですからね。Stillsファンとしては、傑作「マナサス」が発表されて溜飲を下げるまでは、ちょっと落ち着かない日々だったように記憶しています。
この後、ソロとしてはドゥニー・デイカスという、よきパートナーを得て、また「クローサー・トゥー・ユー」なんて名曲を発表してくれましたね。
懐かしいです!

LOVE STILLS

その昔、Stills2を聴いてしまったので、今日に至るまでStillsを愛し続けていると思います。もしかすると1stよりも好きかも。
曲は全部好きですが強いて挙げれば「Sugar Babe」と「Marianne」と…。
『Just Roll Tape』私もおススメです。

SHINODAさん・プーニールさん・kazgaddさん・Chunkyさん

▼ SHINODA さん
はじめまして。コメントを有り難うございました!

>中ジャケもステキ…
スティルスが指さす方向には何が見えるのでしょうね♪

>「ジャスト・ロール・テープ」
皆様からの評判が高いので、ぜひ聴いてみたいと思っています!

まめろんまさこさんのところ同様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪

▼ プーニールさん
お久しぶりです! お元気でお過ごしのことと存じます。

>「Know You Got To Run」 … CSN&Yの「Everybody I Love You」
なるほど。とても興味深いお話です。やはり『Just Roll Tape』を聴いて、プーニールさんから教えていただいたことを確認してみなければ … ですね♪

▼ kazgadd さん
>Stillsファンの方って…
普段、あまり話題に上らないだけであって、スティルス … という名前を聞いただけで愛想を崩す方がいらっっしゃるんです。それもたくさん♪

『Manassas』以降のソロ作も、徐々に取り上げていきたいな~と思っておりますので、その際は、またコメントをお待ちしております!

▼ Chunky さん
>Stills2を聴いてしまったので…
豪華のゲスト陣に囲まれた 1st に比べて、素のスティルスを感じられるのが、この『2
』かもしれませんね♪

>『Just Roll Tape』
みなさん、大プッシュですね! これはもう聴かねば!

このアルバムは

残念ながら未聴です。
1stもマナサスも聴いているのに何故だったんだろう。
「ジャスト・ロール・テープ」も気になってしょうがない。

Purple_Hazeさん

ここは 2枚まとめて聴いておきますか♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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