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Bob Dylan / New Morning ('70)



そして、ボブ・ディラン『新しい夜明け』

ジョージ・ハリスン『All Things Must Pass』('70)で取り上げられた「If Not For You」を含む、ボブ・ディラン 1970年代に入ってからの2作目です ('70年代 第1弾は『Self Portrait』)

キーボード・プレイヤーとしてアル・クーパーが参加していますが、ディラン自身がアルバム中 7曲でピアノを弾くという珍しさ。

そのせいもあってか、アルバムには、どこかしら落ち着き払った貫禄 … といった雰囲気が漂っています。'60年代を疾風のごとく駆け抜けてきたディランが、ここではグッと腰を落ち着けて制作にあたった様子が伝わってきます。

曲は、冒頭に挙げた「If Not For You」のようなポップ・フィールに溢れたものから、複雑なリズム構成とコード進行を持った「ジプシーに会いに行った:Went To See The Gypsy」、女性の妖しげなスキャット入りジャズ風ブルース・ナンバー「If Dogs Run Free」など異彩を放つものまで多種多様揃っていますが、僕の【お気に入りの3曲】は...


★ せみの鳴く日:Day Of The Locusts
昼間は蝉達が最後の力を振り絞って鳴いている。陽が沈めば秋虫達の涼しげな声が聞える。僕はそんな今時期、ちょっとした寂しさを覚える。威風堂々、力強いディランの歌声が印象的なこの曲で、ディランは何を "せみ" に例えたのだろうか。

★ Winterlude
ワルツのリズムに乗せて軽やかに歌うディラン。デイヴィッド・ブロムバーグが爪弾くハワイアン・タッチのギターと南国風の女声コーラスが、曲名に反した雰囲気を醸し出し、それが実に心地良い。

★ Sign On The Window
世の中では色々な "sign" と出会う。その "sign" をどう捉えるかは人それぞれだろう。例によって意味深な内容の歌詞を、ザ・バンドを思わせるようなサウンドに乗せて、噛み締めるように歌っている。

そして、もう1曲...
☆ The Man In Me
イントロでの La La La ~ というディランのスキャットからして楽しそうな、明るい曲調の1曲。僕の内に居る男 … 自分が考えていることや思っていることとは全く別のことをしでかしてしまい、人に迷惑をかけてしまうこともあるけれど、その男が居てくれるお陰で、僕が僕でいられる。時には、人を喜ばせてあげることもできる... ふと、そんなことを考えてみた。

■ member
Bob Dylan (vo,g,org,p)

Maretha Stewart (b-vo)
David Bromberg (g,dobro)
Ron Cornelius (g)
Buzzy Feiten (g)
Al Kooper (org,p,g,french horn)
Harvey Brooks (b)
Charlie Daniels (b)
Russ Kunkel (ds)

■ songs
All songs written by Bob Dylan

■ produce
Bob Johnson

■ 過去記事
George Harrison and Friends 【DVD】 The Concert For Bangladesh

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テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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70年代のディランといえば

『血の轍』ですが、ディランの血の出るような歌に向き合うには体調と精神状態が問われる。
このアルバムは一般的な評価は低いですが、個人的には『ブロンド・オン・ブロンド』以上に聴きこんだ大好きな盤です。
ちなみに私の3曲は
1『マン・イン・ミー』
2『サイン・オン・ザ・ウインドゥ』
3『ジプシーに会いに行った』
というところです。
『イフ・ナット・フォー・ミー』~『セミの鳴いた日』と続くところも捨てがたいですね。

whiteさん

>『血の轍』
おっしゃるとおり重い1枚ですが、重要な1枚ですね。いずれ、じっくりと取り上げたいと思います。

それに比べて、このアルバムは実に聴きやすく、耳馴染みが良い。かといって、軽いのかと言えば、全くそんなことはなく、ディランらしさも味わえる … という、良いアルバムだと思います。

white さんのセレクトと僕のものが微妙に合致しているということは、その辺りで決まりっ として良いでしょうか♪

ラララララー♪

古いエントリですが、TBさせていただきました。(^^)
このアルバムの軽視され具合って、いったい。。
でも知ってる者のみの楽しみってのも悪くないですよね。
ディランって、気合十分のアルバムと、なんかすんごいリラックスして作っちゃったアルバムとが極端ですよね。
俺はリラックスしたディランも大好きです。

kura_moさん

>軽視
そうだったんですか?この前の『Self Portrait』は、さすがにちょっと … という感触でしたが、『新しい夜明け』は kura_mo さんがおっしゃるとおり、こんなディランも良いよね~ という感じです。
この後、ディランは徐々にテンションを上げていきますからね♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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