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Paul Williams / Just An Old Fashioned Song ('71)

Just An Old Fashioned Love Song

ポール・ウィリアムス 『オールド・ファッションド・ラヴ・ソング』

海外では、キャロル・キングやダン・ペンをはじめとする、歌い手達のために曲を作っていた…いわゆる職業作曲家達が、それらの曲を自分で歌いアルバムを発表するということが多く見受けられます。

良い曲を作ることのできる人であれば、たとえ売れなくても自分で作った歌を自分で表現してみたい。自分の気持ちを伝えたい。みんなに聴いてもらいたい。そうした行為は当たり前のことのように思います。

日本ではどうでしょう。演歌の作曲家がピアノやギターを弾きながら、歌手に稽古を付けているシーンをテレビで見たことがありますが、これがなかなか上手いんです。上手いというか味があるというか。歌手の大袈裟な表現とは違い、じんわりと心を込めて歌うような。そうした方達がレコードを出したという話を聞かないのは、彼らが引っ込み思案なのか、レコード会社の制約が多いのか。少しもったいないような気もします。

話が横道にそれてしまいました。もとい。

ポール・ウィリアムスも当初はロジャー・ニコルスとコンビを組み、カーペンターズなどに楽曲を提供したことで名が知れるようになった作曲家でした。しかし、自身でも 1970年に『Someday Man』でデビュー。この『Just An Old Fashioned Song』が A&M 移籍第1弾となります。


スリー・ドッグ・ナイトの「An Old Fashioned Love Song」、カーペンターズ「愛のプレリュード(We've Only Just Begun)」といった大ヒット曲の他、セルフ・カヴァーがアルバムのほとんどを占める中、唯一オリジナルではない曲がグラハム・ナッシュの「Simple Man」

グラハムはほのぼのと優しさに満ち溢れた歌い方をしていましたが、ポールのそれは切々とした印象。ポールがこれを取り上げた経緯はわかりませんが「俺は Simple 男 Simple な曲を歌う たいして恋をしたこともないし たいして傷ついたこともない」という内容に、作曲家として生きてきたポールの心情が見えるような気がします。

その他 1曲目の「伝説の女」をはじめとして、どの曲も必要最低限かつ的確なアレンジが施され、アルバム全体は物静かな雰囲気に包まれていますが、聴き終えると心にひっかかりを覚え繰り返し聴きたくなる味わい深い作品です。

■ member
David Spinozza (g)
Craig Doerge (key)
Michael Utley (key)
Leland Sklar (b)
Charles Larkey (b)
Russ Kunkel (ds)
Rick Marotta (ds)
Tom Scott (sax)

■ songs
・ I Never Had It So Good (P.Williams / Roger Nichols)
・ We've Only Just Begun (P.Williams / Roger Nichols)
・ Let Me Be The One (P.Williams / Roger Nichols)
・ Simple Man (Graham Nash)

■ produce
Michael Jackson

ラス・カンケルがジェイムス・テイラーの『Sweet Baby James』でも聴くことのできた鳴りの深いドラミングを披露。

トム・スコットは1曲目。デヴィッド・スピノザは2曲目の曲後半で品の良いソロをとっています。

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Paul Williams / Someday Man

最近いわゆるソフトロック系のものを聴いていて思うのは、やっぱり僕はロジャー・ニコルス&ポール・ウィリアムスが作った曲が好きなんだなあ、ということ。遅ればせながら今年になってこのアルバムと彼らのデモアルバムを聴いて、改めてその思いを強くしました。この2枚に.

PAUL WILLIAMS 「SOMEDAY MAN」

1965年、ポール・ウィリアムスは映画初出演と同時期に、新番組として企画されたテレビシリーズ「ザ・モンキーズ・ショー」の主役オーディションを受けます。しかし“背が低すぎる”ということで不合格。(他の落選者も、ステーィヴン・スティルス、ヴァン・ダイク・パークス

私のアイドル、ポール・ウィリアムス

今日は、世界一せつない歌声の持ち主をご紹介します。ポール・ウィリアムス。1940年9月19日、ネブラスカ州オマハ生まれ。本名:ポール・ハミルトン・ウィリアムス2世。彼はそもそもは25歳の時に、映画「ラヴド・ワン」で10歳の天才少年(!?)を演じ、ショウビズ界にデヴュ

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えええ!こんな人たちがバックやってたんですか!?知らんかった…不覚…
Three Dog Nightのカバーは大好きだったんですが… 
スミマセン。これ買います。

はじめまして、こんにちは。
僕もポール・ウィリアムズが好きです。当初はあまり歌声は好きではなかったんですけど、いつの間にか馴染んでいました。

僕も以前取り上げたので、TBさせていただきました。

ども♪

▼ フィルさん
でしょ?でしょ?
フィルさんならトム・スコットとスピノザが気になるところでしょうが、JT と同時期に既にセクションですから♪

▼ k-hiko さん
初めまして。TB&コメントありがとうございました。

癖のある歌声かもしれませんが、はまるとはまりますよね♪

そうそう。BlogPeopleにも登録してくださったようなので、こちらも登録させていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

こんばんはm(__)moceanさま☆

大好きなポール・ウィリアムスのことをやっと書きました!
アルバム違いなんですけど、トラックバックさせて下さいませ☆☆☆

ルルさん ♪

どうぞ、どうぞ。遠慮せずにっ!
後ほど拝見しに行きますよ♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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