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Donny Hathaway / Live ('71)

Live

ダニー・ハサウェイ 『ライヴ』

アトランティックのプロデューサー:ジェリー・ウェクスラーの談話によると、ダニーのデビュー・アルバム『新しきソウルの光と道』が発売されたとき、キャロル・キングがこれをジェイムス・テイラーなど彼女の友人達にプレゼントし、良く聴くようにと勧めたそうです。

キャロル・キングはマーヴィン・ゲイの「What's Going On」に触発されて「Brohter, Brother」を作ったり... そうすると今度はその曲をアイズレー・ブラザーズが『Brother, Brother, Brother』('72)でカヴァーしたり...
Marvin Gaye / What's Going On ('71) Carole King / Music ('71) The Isley Brothers / Brother, Brother, Brother ('72)

ダニーのこのライヴ盤でもキャロル・キングの「きみの友だち」、ジョン・レノン「Jealous Guy」が取り上げられているように、アレサ・フランクリンを初めとする Soul/R&B 側のアーティストが Rock/Pops の名曲をレパートリーに加えたり...

以前 取り上げた『Dris Troy』('70)やフレディ・キングの『Getting Ready...』('71)しかり。忘れていた『The London Howlin' Wolf Sessions』('70)しかり。

1969年にはスライ&ファミリー・ストーンの「Don't Call Me Nigger, Whitey」なんて強烈な曲もありましたが、1970年以降 順を追いながらいろいろと聴き進めていくと、この年代頃から Black - White 互いにアプローチしあうことにより双方の垣根を取り払い、音楽的特性を調和していこうとしている様子をうかがい知ることができます。

White は Black に深い敬意を払い、Black はそれを寛容に受けいれつつもプライドを見せる … この音楽の世界では、聞いている人種の問題とは逆の立場になっているように感じられることも含めて、とても興味深い現象。

このあたりは音楽と関連づけしながら世界の歴史も勉強して、もっと深く知っていきたい事柄です。

前置きが長くなりました...


ダニーが弾くふんわりとしたエレピの音色や、極端に反響が少なく狭い小部屋で叩いているようなドラム(スネア)の音・リズム、滑らかなギター・カッティングが聞こえてくるイントロだけで、こいつらただ者ではないな … と思ってしまう「What's Goin' On」。インスト・パートが増長され頭がグラグラになりそうなくらい刺激的になった「The Ghetto」「Voices Inside」。ここでも悲鳴が聞こえる「きみの友だち」。

「What's Goin' On」もそうですが、オリジナルとは大きく表情が異なる「Jealous Guy」 … ダニーが唄うと外向的に聞こえるのが不思議。これがダニーの持つパワーであり、大きな魅力の一つだと思います。

一昨年 2004年に発売された『These Songs for You, Live! 』もぜひ聴いてみたい。

■ songs
・ What's Goin' On (Marvin Gaye)
・ You've Got A Friend (Carole King)
・ Jealos Guy (John Lennon)


■ member
Donny Hathaway (vo,key)
Phil Upchurch (g) on side one (tk1-4)
Cornell Dupree (g) on side two (tk5-8)
Willie Weeks (b)
Fred White (ds)
Earl Derouen (per,ds)

■ produce
Jerry Wexler
Arif Mardin

ウィリー・ウィークスのベースも素晴らしいけれど、後にアース・ウインド&ファイアーに加入することになるフレッド・ホワイトのタイトなドラミングに注目。

■ 過去記事
Everything Is Everything ('70)

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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これはこれは

私がもっとも好きなライブ・アルバムかも。思想的に深くは聴いてませんが、、。これを聴きすぎたためか、「These Songs for You, Live! 」は「Live」収録曲と新しい曲の馴染み具合が違いすぎて、なんだかしっくり来ません(笑)。

とうとう

yu-shioさんと全く同感であります。
このアルバムを聴くと最近泣けてきます…
歳なのかなあ...
二人の娘、レイラとケニヤは、お父さんと歌のフレージングがあまりにそっくりで、これまた泣けてきますよ。

▼yu-shio さん
そういうパターンは良くありますよね。リマスターは有り難いけど無意味なボートラとかも。『In Performance』を別に買った方が良いかな?

▼フィルさん
いまだに「The Getto」なんて鳥肌が立ちます。レイラは弟からジョー・サンプルとのアルバムを教えてもらったのですが、逆にこれを弟に教えてやり、そのそっくり加減に話しの花が咲きました♪

私もダニーのライブ盤二枚には泣けてくるほど好きです。やはり2004年の完全版は、なぜか無感動でした。あるCDショップ店長の方が、洋楽ビギナーには、まずキャロル・キングのあのアルバムと、ダニーのライブを聴かせて、反応なければ洋楽聴く資格なしって断言してました(笑)。

michan さん♪

>2004年の完全版は…
やはりオリジナルの方に思い入れがあるようですね。『In Performance』は未聴なので、こっちを先に聴いてみることにします。

>店長
強引な方ですね~
だけどそう言い切れるだけの信念を持ってらっしゃる方って素敵だと思います♪

Frank MacComb

昨年4月にDonny HathawayのトリビュートLIVEをやりました。それはFrankのLIVEを聞いて触発されたのです。それ程FrankはDonnyに似ています。昨年LaylaのJapan Tourにも参加、You've Got A Friendsをデュエットしたらしいです。Frankのアルバムは3枚出ていますが、最新作はネット上でしか手に入らないみたいですが、1st、2ndは容易に手に入るのでDonnyファンは是非聞いてみるべきですよ。

Hidekichi さん♪

>Frank MacComb
『Truth』を試聴してみましたが雰囲気出てますね~♪
Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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