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Bill Withers / Still Bill ('72)

Still Bill

片田舎で育った僕には、いまだ「クリスタルの恋人達」って、いったいどんな人達だったのかがさっぱりわかりませんが、「Just The Two Of Us」のグローヴァー・ワシントン・Jr.が吹く流麗で華やかなサックスの音色と比べて、どこかしら醒めた表情を見せるビル・ウィザースの歌声 … このうつろな感覚にクリスタルなるものを感じました。

その後、手にした ビルの『スティル・ビル』 … これには原始的な響きさえ感じ、クリスタルとのあまりのギャップに驚いてしまったのです。

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The Isleys / Brother, Brother, Brother ('72)

Brother, Brother, Brother

アイズレー・ブラザーズ 『ブラザー・ブラザー・ブラザー』

アイズレーズの存在を知ったのは、アヴェレイジ・ホワイト・バンド(AWB)「Work To Do」がきっかけ。ビートルズ「Twist & Shout」のオリジナルもアイズレーズだったことも、その頃 再認識した記憶があります。

始めに手にしたアルバムは、この前作『Givin' It Back』('71)。ジェイムス・テイラー「Fire And Rain」、ボブ・ディラン「Lay Lady Lay」、スティヴン・スティルス「Love The One You're With」「Nothing To Do But Today」と、当時を代表する SSW の楽曲カバーがずらりと並べられていたので取っつきやすかったのですが、それを聴いてみると、その頃 僕が苦手としていた"ぬめっ"とした感触が残り、ちょっと敬遠。

ただし、ニール・ヤング「Ohio」とジミヘン「Machine Gun」というメッセージ色の強い曲を繋ぎ合わせて1曲にしてしまったアレンジ能力には唸らせるものがありましたし、ダニー・ハサウェイ『ライヴ』のところでも書いたように、このあたりでは音楽のジャンルだけではなく人種間のクロスオーバー現象も垣間見ることができ面白いな … と思ったのです。

1枚聴いて体に合わないと たいていそれっきりになってしまうのですが、上のようなこともあり 次はどうだろ … と、このアルバムを眺めたところ「Work To Do」のオリジナルとともに、キャロル・キング作品が3曲も収録されていたので聴いてみることに... これがズバリでした。

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Aretha Franklin / Amazing Grace - The Complete Recording ('99)

Amazing Grace

アレサ・フランクリンを初めて聴いたのは『Lady Soul』('68)。ジェフ・ベックが大絶賛したという「Good To Me As I Am To You」でのエリック・クラプトンが弾くギター・プレイを聴きたかったから … というのがきっかけでした。

Lady Soul
Lady Soul


ジェフからスティーヴィー・ワンダーの素晴らしさを知ったように、クラプトンからアレサを... と、ロックを手がかりにしてソウル系のアルバムを聴き始めていったのです。

クラプトンの1968年というと『クリームの素晴らしき世界』、そして ビートルズ「While My Guitar Gently Weeps」への参加がありました。

ビートルズの方は みなさんもご存じの通り。なるほどの繋がりでしたが、アレサの曲への参加は 当初さっぱり理由がわかりませんでした。しかしそれも、今思えばなるほどのトム・ダウド繋がりだったのですね。

さて、肝心のクラプトンは... ジェフが絶賛した … という謳い文句を鵜呑みにして聞くと、ほんとかいな … という演奏。確かに、控えめながら bluesy でセンスの良いオブリガードを入れているので、クラプトンのファンだったら聴いて損はありませんが...

でも、がっかりすることはありません。アレサがいます。それよりも何よりも、アレサなんです。

メロディーを崩して歌いながらも、けっして音程が乱れない安定した歌唱力... バックの演奏を自ら引っ張る抜群のリズム感... 圧倒されました。

ロッド・スチュワートとジェフによる「Peple Get Ready」(この曲をきっかけにカーティス・メイフィールドを知ったり...)、キャロル・キング「A Natural Woman」、ヤング・ラスカルズ「Groovin'」といった馴染み深い曲が歌われていたこともあり、みるみるアレサの虜に。

数枚 聴き進めた後、出会った 『アメイジング・グレイス』 (オリジナルは1972年。写真は1999年に発売された完全版と表される2枚組CD) … 度肝を抜かれました。

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Stevie Wonder / Talking Book ('72)

Talking Book

スティーヴィー・ワンダー 『トーキング・ブック』

スティーヴィーの曲を初めて聴いたのは「You Are The Sunshine Of My Life」だったと記憶しています。正直 今ひとつ馴染めませんでした。

しばらくして BBA アルバム('73) に入っている「迷信」がスティーヴィーの曲だと知り このアルバムを入手。それでもやはり「迷信」以外の曲にはピンときませんでした。

改めてアルバムを聴き直すきっかけとなったのが、アート・ガーファンクルが『愛への旅立ち』('75)でカバーしていた「I Believe」。何処かで聞いたことがある曲だな … と思い作者名を確認したところ、そこにはスティーヴィーの名前が...

ジェフ・ベックとアート・ガーファンクルという、絶対に相まみえないであろう2人がカバーしている曲の作者 … というだけで、僕の中でスティーヴィーという存在が大きくクローズ・アップ。

あわててこのアルバムを聴いたときに やっと「迷信」「I Believe」以外にも、「You And I」「Blame It On The Sun」の美しさに深く感動し、「You've Got It Bad Girl」あたりの斬新なサウンド・クリエイトに感心したという、ちょっと遠回りしながらも思い出に残る1枚です。

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Billy Preston / Encouraging Words ('70)

Encouraging Words

「似顔絵ロック ~ Portrait in Rock」の yu-shio さんが ここで 紹介されていた、ビリー・プレストン 『エンカリッジング・ワーズ』

A&M に移籍してからのヒット曲「Nothing From Nothing」「Will It Go Round In Circles」や、数多くのセッションでのキーボード・プレイは断片的に聴いていましたが、アルバム単位で聴くのは今回が初めて。機会を与えてくれた yu-shio さんに感謝です。

「楽器の音色はそれを弾く人の性格を表す」とは良く言ったもので、「Little Girl」あたりの柔らかいタッチで華のあるプレイを聴いていると、あぁ... ビリーは全くその通りの人なんだろうな … と思ってしまいます。

いつも柔和な表情をたたえながら、ひとたびキーボードを弾き出せば熱のこもった演奏ぶり。何処へ行っても人気者で存在感たっぷり。そんな人物像が浮かんできます。

このアルバム中「Little Girl」とともに僕が選んだベスト・トラックは、1965年頃から3年近くも活動を共にしていたというレイ・チャールズを思わせる「The Same Thing Play」 ビリーの熱唱と熱いキーボード・プレイを堪能することができます。

ロック人脈からその名を知ったビリーですが、思えばもとはゴスペル、R&B のフィールドで活躍していた人ですもの。そうした楽曲で持ち味が発揮されるのは当たり前のことですね。

そうは言うものの、気になるロック人脈は...

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Donny Hathaway / Live ('71)

Live

ダニー・ハサウェイ 『ライヴ』

アトランティックのプロデューサー:ジェリー・ウェクスラーの談話によると、ダニーのデビュー・アルバム『新しきソウルの光と道』が発売されたとき、キャロル・キングがこれをジェイムス・テイラーなど彼女の友人達にプレゼントし、良く聴くようにと勧めたそうです。

キャロル・キングはマーヴィン・ゲイの「What's Going On」に触発されて「Brohter, Brother」を作ったり... そうすると今度はその曲をアイズレー・ブラザーズが『Brother, Brother, Brother』('72)でカヴァーしたり...
Marvin Gaye / What's Going On ('71) Carole King / Music ('71) The Isley Brothers / Brother, Brother, Brother ('72)

ダニーのこのライヴ盤でもキャロル・キングの「きみの友だち」、ジョン・レノン「Jealous Guy」が取り上げられているように、アレサ・フランクリンを初めとする Soul/R&B 側のアーティストが Rock/Pops の名曲をレパートリーに加えたり...

以前 取り上げた『Dris Troy』('70)やフレディ・キングの『Getting Ready...』('71)しかり。忘れていた『The London Howlin' Wolf Sessions』('70)しかり。

1969年にはスライ&ファミリー・ストーンの「Don't Call Me Nigger, Whitey」なんて強烈な曲もありましたが、1970年以降 順を追いながらいろいろと聴き進めていくと、この年代頃から Black - White 互いにアプローチしあうことにより双方の垣根を取り払い、音楽的特性を調和していこうとしている様子をうかがい知ることができます。

White は Black に深い敬意を払い、Black はそれを寛容に受けいれつつもプライドを見せる … この音楽の世界では、聞いている人種の問題とは逆の立場になっているように感じられることも含めて、とても興味深い現象。

このあたりは音楽と関連づけしながら世界の歴史も勉強して、もっと深く知っていきたい事柄です。

前置きが長くなりました...

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Doris Troy / Doris Troy ('70)

Doris Troy

1970年のエリック・クラプトン参加アルバムで、コレを忘れちゃいけませんでした。

ドリス・トロイ 『ドリス・トロイ』

クラプトンの他、参加ミュージシャンは、ジョージ・ハリスン、ビリー・プレストン、クラウス・ヴォアマン、リンゴ・スターと、この前見たバングラデッシュのコンサートそのまま。そこにスティーヴン・スティルスも加わっています。

こうなった経緯をライナーから要約すると...

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Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

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