スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Bonnie Raitt / Give It Up ('72)

Give It Up

ボニー・レイット 『ギヴ・イット・アップ』

ウッドストックはベアズビル・スタジオでの録音ながら、ディキシー・ランド・ジャズ風の管楽器が賑々しい「Give It Up Or Let Me Go」(エイモス・ギャレットがトロンボーンを吹いているっ)、「あなたの想いどおり」や、シンコペーションの強いリズムがいかにもそれっぽい「I Know」が耳に付くせいか、気分はすっかりニュー・オーリンズ (「Give It Up Or Let Me Go」「I Know」で聞くことができる、ナショナル・スティール・ギターもご機嫌) この頃、ニュー・オーリンズが旬だったのかもしれませんね。

ここでボニーが弾くギターはアコースティックが中心。ソロがどうのというよりも、歌声に寄り添うようなオブリガードの方に魅力を感じます。

前作 に比べ、リズム面が強化されているのは、さすがに腕利きの面々。それに合わせて気持ちよさそうに歌っているボニーは当時22歳だったということですから、そんなうら若き女性に対して、威風堂々... 貫禄充分... という形容が相応しいのかどうか迷うところ。ですが、メロディーや歌の内容に合わせて巧みに表情を変える歌声には、心底惚れ惚れしてします。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Duane Allman / An Anthology ('72)

An Anthology

skydog こと、デュアン・オールマンの 『アンソロジー』

もとは、ウィルソン・ピケットがビートルズのカバー「Hey Jude」でデュアンと共演したとき「あいつはいつも上機嫌で楽天的。気さくな上に、全ての美を持っている」と、デュアンのことを skyman と呼んだのが、いつの間にか skydog に変わったようです。

このアルバムは、デュアンがオールマン・ブラザーズ・バンド以前に、弟のグレッグと結成したバンド:アワーグラスを始め、デュアンがマッスル・ショールズのセッション・ギタリストとして活躍していた頃にゲスト参加した曲、そしてオールマンズの代表曲など、それぞれのアルバムを買い揃えなくとも、これを聴けばデュアンの足取りがほぼわかるという、たいへんありがたい編集盤。クラプトン・ファンにとっても『461 Ocean Boulevard』('74)収録「Please Be With Me」のオリジナル・ヴァージョン:カウボーイの演奏・歌を聴くことができるというありがた味のあるアルバムです。
Eric Clapton / 461 Ocean Boulevard

ここでのデュアン参加曲(特にDisk1)を聴いていると、ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリンといったごっついソウル・シンガーを相手にして一歩も引けを取らないだけか、完全に主役を食ってしまうほどギターが強烈すぎて、デュアンがセッション・ギタリストという枠からは かなりはみ出した存在だったことが良くわかります。このことから逆に、デュアンのギターがメンバー全員の音に溶け込んでいるオールマンズが、いかに素晴らしい "バンド" だったかということを知ることもできます。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Joe Walsh / Barnstorm ('72)

Barnstorm

もう一人のバッファローは また別の機会に。

「Cottonwoodhill 別別館」の Cottonwoodhill さんのところ や、「似顔絵ロック ~ Portrait in Rock」の yu-shio さんのところ で拝見した、ジェイムス・ギャング再結成の話題に便乗して... ジョー・ウォルッシュ … ジェイムス・ギャング脱退後の 1st ソロ・アルバム 『バーンストーム』

ジョーとバッファロー・スプリングフィールド … 意外な組合せのようですが、ジェイムス・ギャング時代の『Yer' Album』('69)では、バッファロー『Again』('67)収録のスティルス作「Bluebird」をカヴァーしており、視野を広げてみれば『Rides Again』('70)収録「There I Go Again」には、バッファローから派生したポコのスティール・ギター奏者:ラスティ・ヤングがゲスト参加しています (そのポコ『Crazy Eyes』('73)には「Here We Go Again」という、良く似たタイトルの曲があるのも面白い)

ジョーは特にスティルスと親交が深かったようで、マナサスの 2nd 『Down The Road』('73)には、ジョーがゲスト参加していますし、マナサス解散後のスティルスが ジョーの新しいバンド:バーンストームのメンバー:ケニー・パサレリ(b)、ジョー・ヴァイタル(ds)を褒めたところ、ジョーはスティルスが2人を必要としたとき 快く貸し出したそうです (そのお礼か... スティルスは『Live』('75)で「Rocky Mountain Way」を演奏) ジョーにとってスティルスは憧れの人だったのでしょう。

以前 ここでも 書きましたが、ジェイムス・ギャング時代の「Walk Away」「Funk #49」といった代表曲に慣れ親しんでからアルバムを聴いてみると、あっけにとられるほどアコースティックな手触りの曲が多く 少し物足りなくもありましたが、これはジョーがスティルスのようなフォークをベースにしたダイナミックなサウンドを目指そうとした表れだったのかもしれません。

このアルバムでも基本的なアプローチは同様。ジェイムス・ギャングでは 今ひとつ中途半端に聞こえたそのサウンドも、ここでは美しく調和が取れ、統一感あるものに仕上がっています。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Rory Gallagher / same - Deuce ('71)

Rory Gallagher _ Deuce

ギタリストの中でも "歌うギタリスト" が大好きです。

3人挙げよ … と問われれば...
・ ロリー・ギャラガー
・ レス・デューデック
・ ロベン・フォード

アコースティックな分野では...
・ ジェイムス・テイラー
・ ポール・サイモン
・ ブルース・コバーン

ギター、ヴォーカルのどちらかだけが突出して上手い … ということではなく、歌って... 弾いて... 双方の一体感に魅力を感じるのです。

ロリーを『Live! In Europe』('72)で初めて聴いたときは、外しまくっているのに それをものともせず猛烈な疾走感で弾きまくる演奏ぶりと、熱情的な歌声に ただただ圧倒されました。

ところが、この 1st ソロ『ロリー・ギャラガー』や 2nd『デュース』と遡るにつれて、ライヴだからミス・トーンが多かったと思っていたそのギター・プレイは、外しているのではなく、もともと外れていた … つまり、他のギタリストが使っていない音階を多用したフレージングだったのです。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Santana Ⅲ ('71)

Santana 3

サンタナ 『Ⅲ』

通算三作目だから『Ⅲ』ですが、アルバム・ジャケットにはサンタナの"サ"の字もタイトルも記載がありません。やはりレッド・ツェッペリンの"レ"の字もなかった『Ⅳ』みたいですね。

名作との呼び声が高い前作次作に挟まれているだけに、当時17才のニール・ショーンが参加している … という話題が先行しがちで、サンタナ作品の中では取り上げられる機会が少ないような気がします。

こういう状況のアルバムは、ネガティヴな意味合いで過渡期扱いされがちですが、これは違います。インパクトの強さは次作以上。冒頭のような事柄からも、サンタナが自信を持って送り出したアルバムなんだと思います。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Bonnie Raitt / same ('71)

Bonnie Raitt

ボニー・レイット 『ファースト』

デビュー・アルバムの 1曲目がバッファロー・スプリングフィールドの「Bluebird」という選曲だなんて。こいつめぇ … と、おでこの一つも指で押してあげたくなります。

ボニーにはギタリストとして云々よりも、まずは選曲の妙。ボニーからは、リンダ・ロンシュタットやアート・ガーファンクル同様、数多くの素晴らしいソング・ライター達を教えてもらいました。

そして何よりもそれをボニー流にアレンジし、まるで自分の持ち歌であるかのように歌いこなす技量。そこにギタリストというアーティストとしての格好良さが加わるのですのですから... やはり弾き語るというスタイル … 歌うギタリストは魅力的な存在です。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Dave Mason & Cass Elliot ('71)

Dave Mason & Cass Elliot

ソロ・デビュー・アルバム『Alone Together』('70)でスワンプ・ブームの走りを行ったデイヴ・メイスンが今度はアメリカ西海岸へひとっ飛び。ママス&パパスのママ・キャスことキャス・エリオットとのデュエット・アルバム『デイヴ・メイスン&キャス・エリオット』です。

デイブという人は、トラフィック在籍時から『Mr.Fantasy』('67)でサイケしてたかと思えば、次作『Traffic』('68)ではザ・バンドを思わせるような土臭い音を聴かせ、その後はバンドを脱退・再加入を繰り返すということから、気まぐれで掴み所の無い人というイメージがつきまとっていますが、ソロになってからもこの急転換。

そんなことが原因か、人気・知名度ともに今ひとつのような気もするのですが、時代の流れをキャッチする感受性の豊かさと、それを自分流に消化するセンスの良さはピカイチだったと思います。このアルバムでも、後に来るウエスト・コースト・ロックのブームを予見しているようなサウンドを展開しています。

続きを読む

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

Profile

ocean

Author:ocean
◆ 2009年10月
Sony DSC-HX1 写真を撮り始める
◆ 2010年4月
PENTAX K20D でデジタル一眼デビュー
◆ 2014年6月
PENTAX K-5IIs へ機種変更
◆ 2014年10月
OLYMPUS OM-D E-M10 追加入手

その他、中学生の頃に井上陽水、The Beatles、Eric Clapton で音楽の素晴らしさに目覚めて以来、ず~っと聴き続けています♪

カウンター
Calendar
12≪│2017/03│≫10
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
Tag Cloud
Categories

openclose

Recent Comments
Last.fm
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。