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Marc Benno / same ('70)

Marc Benno

マーク・ベノのデビュー・アルバム 『マーク・ベノ』

このアルバムも記事にし忘れ。[ ホーム&ヒューマン・ナビ ] の white さんが【こちら】で紹介していらっしゃったのを拝見し、はたと気がつきました。

忘れかけていた物を思い出させてくれる...。皆様のおかげと感謝しております。

さて。この『Marc Benno』は、リタ・クーリッジがデビュー・アルバム『Rita Coolodige』('71)で取り上げていた「Second Story Window」、2nd『Nice Feelin'』('71)の1曲目を飾った「Family Full Of Soul」、タイトル・ソングとなった「Nice Feelin'」と、3曲のセルフ・テイクを含んだ、マーク・ベノのデビュー・アルバムです。
Rita Coolodge Nice Feelin'

各曲ともに、リタのアルバムの中においてハイライト・ソングとなっていましたが、アコギ弾き語りに、ブッカー・T・ジョーンズの明るいキーボード・サウンドと、ライ・クーダーのスライド・プレイが色を添える「Second Story Window」。リタ&プリシア・クーリッジがハーモニーに加わっただけでスワンプ臭・ゴスペル臭ぷんぷんの「Family Full Of Soul」「Nice Feelin'」と、マーク本人の "ほにゃらか" バージョンも、かなりいけてます。

だけど、それだけで終わらないのが、このアルバムの素晴らしいところ。white さんがおっしゃるとおり、2nd『雑魚』の影に隠れがちですが、聴きどころ満載のアルバムなのです。
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Don Nix / In God We Trust ('70)

In God We Trust

ドン・ニックス 『イン・ゴッド・ウィ・トラスト』

ジェシ・エド・デイヴィスエリック・クラプトン … と、ジョージ・ハリスン『The Concert For Bangladesh』 繋がりで、ドン・ニックス...。否。[ 3度のメシよりCD ] の shintan さんが 【こちら】 で『In God We Trust』を取り上げていらっしゃったのを拝見し、記事にするのをすっかり忘れていた … というのが真相。

これは、ドンのデビュー・アルバム。録音はマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ。例によって例の面子が、手堅い演奏でバックアップしています。

ゴリゴリと押されまくると、つい引いてしまう悪い癖を持った相撲取り … のような僕ですが、スマートで、そして甘い薫りが漂うドンの歌声が好き。ソングライターとして、アレンジャーとして高い能力を持ったドンが好き。そして「ワニが出没する場所」で暮らしているような風貌のドンが好き。このジャケットに写るドンのポーズを物真似したのは、きっと僕だけではないと思います。
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Eric Clapton <Deluxe Editon> ('06)

Eric Clapton <Deluxe Edition>

エリック・クラプトン 『エリック・クラプトン・ソロ <デラックス・エディション>』

これまた、今さら … ですが、エリック・クラプトン 1st ソロ『Eric Clapton』('70)の<Deluxe Edition>。トム・ダウドによる既発表ミックス(以下[TD])盤1枚に、デラニー・ブラムレットによる未発表オリジナル・ミックス(以下[DB])盤1枚を追加した CD 2枚組。それぞれのディスクには計7曲のボートラが追加され、昨年2006年に発売されました。

両ミックスの違いを徹底検証っ … とまではいきませんが、僕が聞き比べて感づいたことを、下記に列挙してみました。(曲順は既発の〔TD〕に準じた)
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Jesse Davis / same ('70)

Jesse Davis

ジェシ・デイヴィス 1st ソロ・アルバム 『ジェシ・デイヴィスの世界』

これは、ベン・シドラン『夢の世界:Feel Your Groove』 ('71) の記事を書いたとき、[ ホーム&ヒューマン・ナビ ] の white さんから、『夢の世界』にゲスト参加していたジェシとベンとの接点や、逆にベンが『Jesse Davis』に参加していることなど、色々と教えていただいたことをきっかけに、手にすることとなりました。

お好きな皆様は、今さらジェシか … と思われるでしょう。ですが、僕にとっての初ジェシは、この『Jesse Davis』ではなく、ずいぶん前に 3rd『Keep On Comin'』('73)を聴いたことがありました。しかしその時は、ジェシのギター・プレイ云々以前に、ジェシの "ほにゃらか" した歌声に馴染めず、結局手放すことになってしまったのです。

また、ジェシ・プロデュースによる名作3部作と呼ばれた、ジーン・クラーク『Gene Clark』('71)、ロジャー・ティリソン『Roger Tillison's Album』('71)、ジム・パルト『Out The Window』('72)も聴きました。しかしこれらも、ピンと来ず... 濃すぎ... 薄すぎ... と、僕の好みには合わず、全て放出。

時は流れて、マーク・ベノマリア・マルダー、エイモス・ギャレット、ライ・クーダーといった "ほにゃらか" 系シンガーおよびギタリストに馴染み始めた僕は、エリック・クラプトンが参加していることも気になっていたことだし、white さんの強力なお薦めもあったことだし、、今だったら大丈夫だろう … と、意を決し中古ショップへ行けば、これまた好運なことに "J" コーナー には『Jesse Davis』が 2枚並んでおり、安いプライスが付いている方を(この辺りがしょぼい)むんずと手に取り、レジに向かったのでありました。

聴いてみれば、これがバッチリ体に合う。なんでもっと早く聴かなかったのだろう … ではなく、今だからこそ聴いて良かった。ちょっとタイミングがずれて薦められていたなら、もしかすると嫌悪感が湧いてしまったかも知れません。

こうした "縁" と "運" によって、僕の音楽生活は続いていくのです。

white さんの good timing な お薦め。どうも有難うございました。僕の中で、上記の 4人にジェシを加えた "ほにゃらか 5人衆" が結成することと相成りました。
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Linda Lewis / Second Nature ('95)

Second Nature

リンダ・ルイス 『セカンド・ネイチャー』

これは、リンダ・ルイス『Lark』を取り上げる直前に、偶然好運にも中古ショップで入手することができた1枚。1983年に『A Tear And A Smile』リリース後、12年の間隔を経てリンダが発表した作品です。

その間、リンダは何も音楽活動をしていなかったわけではなく、他のアーティストのアルバムやツアーにゲスト参加しながら復活のタイミングを計っていたようで、ジャミロクワイが1993年にシングル・カットした「Too Young Too Die」(僕は未聴)あたりが、それを示す良い例だ … と、ライナーに記載があります。ジャミロクワイのファンの方がいらっしゃいましたら、その曲におけるリンダの歌声が、どんな役割を果たしていたのか … など、フォローしていただければ幸いです。

さて、この『Second Nature』のクレジットに目を移してみますと、リチャード・ベイリー(ds)、マックス・ミドルトン(key)、ロバート・アーワイ(g)と、第2期ジェフ・ベック・グループハミングバードと縁のあったアーティストの名前を見つけることができます。

リンダの 3rdアルバム『Fathoms Deep』('73)には、先のリチャード、マックス、ロバートの他、ボビー・テンチ(g)、クライヴ・チャーマン(b)が参加。これがきっかけとなり、ハミングバードを結成。リンダの 4th『愛の妖精』('75)には、『Fathoms Deep』の面子に加えて、ハミングバードの正式ギタリスト:バーニー・ホーランドも参加。そして、ハミングバードの 1st『Hummingbird』('75:未入手)では、リンダが1曲でリード・ヴォーカルを取る … という流れ。当時から、リンダとハミングバード周辺のミュージシャン達は、固い音楽の絆で結ばれていたようです。
Fathoms Deep Not A Little Girl Anymore

そんな旧友達と、ブラジルのセッション・ミュージシャン達に囲まれて制作された『Second Nature』は、『Lark』と『Fathoms Deep』を掛け合わせ、そこに 1990年代風 mellow groove サウンドとブラジリアン・テイストを付け加えたような内容になっています。

もちろん、リンダのレインボウ・ヴォイスは不変。

それらが渾然一体となって、僕の耳に体に、心地良く響いてくるのです。
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Hummingbird / We Can't Go On Meeting Like This ('76)

We Can't Go On Meeting Like This

ハミングバード 『密会』

今回取り上げるハミングバードは、ジェフ・ベック・グループ『Rough And Ready』('71) の記事を書いたとき、[ 似顔絵ロック ] の yu-shio さんや、[ 吉田英樹の音楽コラム ] の Hidekichi さんから、第2期 JBG 解散後のボビー・テンチ(vo)、マックス・ミドルドン(key)、クライヴ・チャーマン(b)が中心になって結成したバンドであることを教えていただき、とても気になっていたバンドでした。

そんな時、good 過ぎる timing で、そのハミングバードが残した3枚のアルバムが紙ジャケ CD 化される … ということを、【ここで】 hidekichi さんが告知していらっしゃったのを拝見し、即購入。

"良縁" と "好運" を感じた 1枚となったのでありました。

全10曲中、歌入りが6曲、インスト・ナンバーが4曲という構成。時にファンキー、時にメロー。メンバーそれぞれの見せ場も各所に配置され聴きどころは多いのですが、僕としては、ボビーのソウルフルな歌声が聞ける曲やファンキー・チューンの方に、ついつい耳が行ってしまいます。
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Kate Wolf / Close To You ('81)

Close To You

ケイト・ウルフ 『クロース・トゥ・ユー』

【90年代の25枚】の選考中、ナンシー・グリフィス『遠い声:Other Voices, Other Rooms』('93)を候補にしていましたが、ナンシーのことを調べてみると、彼女は1970年代の後半にデビューしていたベテラン・フォークシンガーであることがわかり、それを選ぶ条件として「1990年以降にアルバム・デビューしたソロ・アーティストやバンドだけに絞る」と宣言をした僕は、やむなく『遠い声』を選から外したのでありました。
Nanci Griffith / Other Voices, Other Rooms
ナンシーが影響を受け、敬愛し続けているという SSW 達の曲を歌った『遠い声』は、カントリー・ミュージックを独自のスタイルで昇華していったエミルー・ハリスのものとは異なり、生真面目なまでにフォークの伝統を貫いた真摯な作品でした。

ナンシーが取り上げた楽曲は … アーロ・ガスリーをゲストに迎えた、タウンズ・ヴァン・ザント作「Tecumseh Valley」。作者本人のボブ・ディランがハーモニカを吹いている「スペイン革のブーツ:Boots Of Spanish Leather」。これも本人がヴォーカルを取っている、ジョン・プラインの「Speed Of The Sound Of Lonliness」。楽しさ一杯のウッディ・ガスリー作「Do Re Mi」。ジャニス・イアンの「This Old Town」などなど … 僕が知った名前が並んでいたのも、ナンシーの『遠い声』を、僕の近い存在にしてくれた1つの要因でした。

そのアルバムでトップナンバーを飾っていたのが、今回ご紹介する、ケイト・ウルフの曲「Across The Great Divide」。エミルー・ハリスをゲスト・ヴォーカルに迎えた、その曲におけるナンシーの歌声は、山の頂上から中腹にかけて咲く可憐な山野草や、あちらこちらから湧き出す清涼感に溢れた清水の流れ。そしてマイナスイオンをたっぷり含んだ空気 … といったものを連想させるものでした。
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